とある喫茶店、たまたま近くの席にいた年配の紳士達が話していた内容で、こんな話が聞こえてきたのでした。
「君ねぇ。なぜ、左側通行か知っているかね。」
「さあ、でも確か英国かなんかの影響って聞いた記憶があるのですが・・・」
「自動車に関してはそう云われているが、既に江戸時代からあったらしいんだよ。」
「えっ! そうなんですか? あの、泥道しかなかった時代からですか?」
「どうも、そうらしいんだ。逆に、道が狭かったからこそ、こうゆう暗黙のルールが出来たらしい。」
「それって、どうゆうことですか?早く教えて下さいよ。」
「つまりねぇ。左側通行としたのは、昔から武士は左腰に刀をさしていたので、自然に左側を通行する習慣がついていたのを考慮したらしいんだ。右側を通ると刀のさやが触れ合うし、左側からの攻撃に対して遅れをとるからだと話だ。とある警察関係者に聞いた話なんだがね。」
確かにこの話、とても筋が通っているのです。そこで、早速ネットで検索すると、確かに福井県警HPのQ&Aに同じような事が書いてあるのです。しかし、「英国の騎士」がと書いてあるHPもありました。まあ、どちらも本当のことかもしれませんが不明です。なお、福井県警Q&Aによると、明治33年に、車両は左側、人間は右側との定めが出来たそうです。
ところで、政治で使われる「左翼」という言葉は、どこかの国の議会の議場で右翼席側に政権与党の議員が陣取っていたのに対して、左翼席側は政権野党だったからだと聞いたことがあります。
また、「左きき」の事をいう「サウスポー(South paw)」という言葉は、メジャーリーグのどこかの球場で、左投げの投手から投げられたボールが南側の方向から打者に投げられた事が由来だと聞いたことがあります。
いずれにしても、左側通行を採用している国は以下の地図にあるように少ないようです。やはり、「左」というのは亜流とかマイナーを表しているようですね。ちなみに、僕は左ききなのでして、やはり亜流な人間(>_<)なようですね。