行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

メーカーが信頼を失う時とは

2010-04-09 20:08:17 | 社会・経済

 とあるメーカーのシェーバーを使い続けて27年になります。毎日使う物ですから、もう私の生活必需品であり、欠かせない存在となっている物です。しかしながら・・・。

 このシェーバーメーカー、仮にB社としておきましょう。とにかく27年間、一度も故障した事がなかったのです。だから5年6年と、もうモデルが完全に古くなるまで使い切れたのでした。

 それこそ、メッキが剥がれるほど、それぞれの機種を使い込んでから買い換えていたので、このB社のシェーバーには絶対の信頼を置いていたのでしたが・・・。

 ところが、1年半~2年足らずほど前に買った製品がいとも簡単に壊れてしまったのです。別に取扱が悪かったり、床に落とした訳でもないのです。今まで通り、普通に使っていて故障してしまったのです。

 買ったYカメラに、数ヶ月期限が切れた保証書と共に持っていって、

 「2年足らずで、こんなに簡単に壊れるものなのですか? このメーカーは、今まで一度もこんな事は無かったのですが・・・。」

 ところが、Yカメラの修理担当店員曰く、「所詮、機械ものですから・・・。保証期間外ですと原則有料になりますが・・・」

 「お客様としては、おいくらまでのご予算ならば修理しても構わないでしょうか?」と全く事務的なのである。故障原因や使い方など聞くつもりさえも無いらしい。

 「こんな2年足らずで故障して、多額のお金は払えないでしょう。お宅のポイントが多分4~5千円分貯まっているはずですから、その範囲なら構いませんが・・・」と私。

 そして、数日後Yカメラからの電話

 「Yカメラの修理担当のXXですが、ご依頼のシェーバーの修理費用は8,9XX円となりますが・・・」

 「えっ! 約9千円ですか!・・・」ほとんど絶句なのである。

 「刃も傷んでいますので、替え刃代も含まれますが・・・」とYカメラ修理担当者。

 製品の故障原因を説明する事も無く、当然に修理代を請求するB社と、売ったら売りぱっなしで、少しでも客から代金を取ることしか考えないYカメラに対して、急速に心が冷えて行くのが自分でも分かりました。

 トヨタのような自動車ですと、欠陥商品にはリコール制度があるのですが、電化製品では発火などの危険が伴う欠陥以外での製品の回収などはほとんど聞いた事がありません。

 では、製品の欠陥が全く無いのかと云うと、おそらく絶対にあるはずです。それも相当数の欠陥商品が・・・。

 それを各メーカーは、おそらくアフターケアーや修理という形で隠蔽した例が相当数あったと想像できます。

 しかし、ほとんどのメーカーは、修理での対応やニューモデルの投入により、おそらく欠陥のほとんどが知らぬ間に隠蔽されて来たのだと私は思います。いや、今でも隠蔽され続けているに違いない?と想像せざるを得ません。

 27年間、品質は絶対だと思っていたシェーバーメーカーB社に裏切られた私は、次回には国産のP社のシェーバーに買い換えます。

 また購入先も、売った機械ものでも長期保証を無料で付けている販売店から買います。

 まさに、覆水盆に返らずといった、メーカー、販売店への気持ちでした。

にほんブログ村 士業ブログ 行政書士へ

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタント・コーチへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする