行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

年間2万件のビザ申請の受付なんて当たり前でしょう!

2017-09-08 19:21:13 | 行政書士のお仕事
 One Visaなる行政書士法違反の疑いのある

 民間サービスを株式会社Residenceなる

 会社が行っている。

 この会社のCEOの岡村アルベルト氏、

 品川の入国管理局で受付窓口現場責任者として

 年間2万件のビザに携わった経験があると

 豪語しているから笑わせる。

 そもそも、東京入管の申請窓口業務は、

 3年以上も前から民間に委託されており、

 そこで働いている日本人又は外国人は、

 基本的には時給千円程度のアルバイト

 なのである。

 毎日、700件近い申請が嫌でもやって来る

 のであるから、スタッフ1人あたり

 70~100件は受付しないと到底片付かない。

 仮に、1日80件受付したとすると、

 1ヶ月22日間で1,760件となる、

 これを1年間(12ヶ月)務めると、
 
 あらあら不思議、2万1千件になるのである。

 つまり、東京入管の申請受付のバイト

 として1~2年間?働いた経験があります!と

 正直に言うべきなのである!

 年間2万件どころか、それ以上の受付を

 数年に渡って処理しているベテランの方々

 も実際沢山いるのである。

 ちなみに、窓口で受付を行っている方々は、

 審査ではなく、申請書中に記載漏れは無いのか、

 添付すべき書類が添付されているのか、

 といった基本事項のチェックだけで、

 中身を見る時間など全く無く

 単なる流れ作業で処理している筈なのである。

 これを「どういう書類の作り方をすると

 申請が通りやすいか、といった

 深いノウハウまで持っているのが強み」

 と豪語しているようだから笑わせる。

 仮に、国家資格者でもなく、守秘義務も

 課せられていない岡村アルベルト氏が、

 理由書や添付資料の中身まで本当に

 見ていたとすると、これは受付の職務の

 名を借りた単なる覗き見行為でしかない!

 行政書士でも無い、こういった無資格外国人による

 ビジネスに是非皆様ご注意いただきたい!

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