年をとると、誰でも記憶力は衰えるようです。確かに個人差はありましょうが、40歳を過ぎて若い時に比べて記憶力が増した、などという話はあまり聞いたことはありません。ところが、会社や役所の重要なポストを占める重役や管理職、はたまた、大統領や総理大臣、長官や大臣といった役職に就く者のほとんどが40歳過ぎの方々、いやいや50歳過ぎの方々が今でも圧倒的に多いのです。
ところが、こういった方々でも、やはり20歳代、30歳代当時の方が、記憶力は遙かに高かったと言うのです。では、どうして、こうした記憶力が後退したり、大幅に低下した者達が世の中の中枢を占め続けることができているのでしょうか?
豊富な実務経験や人生経験があるからこそ、正しい判断ができるのだ、とは言われてはいるのですが・・・。まあ、半分当たっているような、半分は外れているような微妙な答えだと、誰もが思っていると思います。しかし、それはどうしてなのでしょうか?
若い人でも、豊富な実務経験や豊富な人生経験のある方々もいるのに、多くの若い方が若さ故の判断の甘さだとか、経験の少なさ故の判断ミスとか言われて、早期退陣するケースが実際可成り多く、無難にこなしているケースが意外にも少ないのです。それは、一体なぜなのでしょうか?
これを、パソコンと結び合わせて考えてみると、意外にも簡単に答えが分かります。つまり、記憶容量と情報処理能力とに分けて考えてみると分かり易いのです。つまり、記憶力とは、記憶容量の大小と記憶装置の良し悪しのことですから、PCのハードディスクの容量が大きいか小さいか、書き込みスピードが速いか、或いは遅いかだけの問題です。つまり、若いうちは記憶できる脳の空いているスペースと、記憶記録装置動作速度が早いので、どんどん記憶できるのです。
一方、その記憶を実際に使うには、ハードディスクという莫大な記憶データが格納された書庫から、一旦メモリーと呼ばれる机の上にデーターを広げ、それを中央演算装置であるCPUが読み取って情報処理やら情報判断をする必要があります。つまり、PCでいうところのCPUの処理速度とメモリーの容量が、人間の頭の中でも、やはり最も重要な役割を果たしているのです。
ところが、このCPUやメモリーは、若い頃には何かと誤作動が多いのです。しかも、30歳、40歳と年を重ねる毎に、CPUの処理精度や速度は向上し、また、メモリーの容量も増えて、記憶装置そのものは一杯になって、パフォーマンスは急落していても、情報処理速度や精度では、逆に若い者の脳よりも、処理精度や処理速度を上げているのです。これが、どうも人間様の脳の構造のようなのです。
しかし、さすがに50歳以降になると、情報処理速度や精度が低下する人も現れるようです。が、しかし、それでも一向に情報処理精度や処理速度が低下せずに、更に処理精度や処理速度を向上させている者が、実際には可成りの数がいるのです。こういった方々が、第一線のビジネスマンであったり、経営者であったり、或いは、専門家や政治家となって活躍されている方々なのです。
つまり、40歳、50歳、60歳の方々は、新たな知識の吸収力は、若者に比べて大幅に低下はしてはいるものの、既に得た知識、経験等の情報処理能力や処理速度については、逆に若者達の脳より優れていることが多いのです。・・・と、いかにも本当のような事を書きましたが、実は、真偽の程は全く分かりません。つまり、50歳代オヤジの、単なる負け惜しみ的なSF空想物語でした。
でも、こんな事を書いていて思ったのですが、ちょっと本当みたいな内容になっていましたね(^_^)v。ガハハハ!
子供のころは見るもの聞くものが新しく
何に対しても興味があって、覚えるという
意欲は大人以上にあります。
大人になるにしたがって、自分にとって
必要・不必要な情報を選別して記憶するため
興味の無いものは覚えようとしないのです。
此処最近、知識を問うようなクイズ番組が
増えてきましたね。
頭の体操や知らなかった知識を得るには
ちょうどいいかもしれませんが
やはり、普段必要としてない知識に関しては
すぐに忘れてしまいますね。
人生常に勉強はできます。
93歳の元助産婦だった方は80歳代のとき
亡くなった自分の子供の代わりに小学校に
行き、卒業した今は英語を勉強しているとか。
まだまだ若い人には負けてませんよ。
時間はかかるかもしれませんが、意欲が
あればやれるんですね。
ところで、93歳の元助産婦さん、凄いですね!人生死ぬまで勉強なんですね。見習いたい生き方です。
実際昔よりたくさんのことが覚えられるようになったと思います。
ただ、理解しないと覚えられなくなりました・・・
今の方が記憶力が良いのですか!そりゃ、凄いです。先生は、講師としても現役でいらっしゃるから、きっと先生の頭の記憶装置やメモリー、それにCPUがいつも最新のバージョンなんでしょうね。羨ましい限りです。
私の記憶装置は、もう誤作動やフリーズばかりでして・・・。日常のことでは、さっき聞いた名称などは直ぐに忘れてしまいます。でも、さすがに仕事関係の新しい法令、省令、通達などは忘れることはありませんが・・・。
もっとも、これらを忘れたり、思い出せないようになれば、引退するしかないですよね。まだ、そこまでではないのですけれど・・・。