昨日、サラリーマン時代の元同僚だった女性のご自宅に、家内と共にお邪魔致しました。私が住むところから、さほど遠くない所に、ご主人と共に瀟洒なマンションにお住まいなのですが、ここ何年も中々お会いする機会がなかったのです。が、一昨夜、突然電話があり、「ところで、明日にでも奥様とご一緒にどうですか?」とお誘いを受けたのでした。
ちなみにこの方、今は某国大使秘書官を長らくお勤めですが、15年ほど前には同じ会社で働いた同僚だったのでした。最後に偶然に会ったのが、確か7~8年前くらいだった筈ですから、ここ数年、特に頭のてっぺんが極度に淋しくなった私としては、「中村さ~ん、老けましたね!」なんて言われるのを覚悟していたところだったのですが・・・。
しかし、彼女はそうは思っていても、決して言わずに、逆に「私の今があるのは、中村さんにスペイン語の経歴書を添削して貰ったお陰ですから!」と、目一杯気を遣って頂いてしまいました。
ところで、この元同僚ですが、竹を割ったような性格で、結構下ネタもさらっと平気で話せるような方だったのですが、履歴書を拝見して、皇后様のような学歴に大変に驚いた記憶があります。
「こりゃ、ちゃんとした文章を書かないと、まずいよなぁ」と思って、何やらかのスペイン語を真剣に作文した事を懐かしく思い出しました。
お仕事柄、彼女も領事面会で、時として入管の収容施設に来ることがあるのだそうです。そして、入管職員やら面会来ている外国人達からよく同じガイジンと間違われたり、格安帰国チケット業者にしょっちゅう声をかけられてばかりだと嘆いてみたり、嘘のような本当のような話に、久しぶりに大いに笑って楽しく過ごさせて頂きました。