一昨日、4月8日金曜日の夕刻、私が代表を務めている多言語行政書士協会主催の第6回目の研修会として、我が国に於ける難民認定手続をテーマとした研修会を行いました。
日本行政書士会連合会や東京都行政書士会を含めても、難民認定手続に関する研修会(会員・準会員:無料、非会員:2千円)の実施は、私の知る限りおそらく初の試みだったと思います。
(研修会、休憩時間中の一コマ)
東日本大震災から1ヶ月も経っていない時期でしたので、直前まで開催するかどうか決めかねていましたが、出来る限り通常どおりのライフスタイルに戻るべきだと考えから、決行することに致しました。
折角の大変有益なテーマの研修会を、講師のご厚意で行って頂くのに、この時期どれだけの方々にお集まり頂けるかが、多少心配ではありましたが、このような困難な時期でも30人以上の方々にお集まり頂きました。
講義は、講師のお優しい語り口で行われ、児玉弁護士ご自身が関わった電話帳を重ねた程の膨大な裁判用証拠資料の凄さに驚かされました。
また、「人生で一番辛かった事を、人の前で簡単に話すことができるでしょうか?」という講師からの人間味溢れた問いかけには、在留特別許可を求める手続とは違い、難民認定手続がいかに大変でデリケートな手続であり、且つ非常に困難な手続であることを改めて認識させられました。
研修会後、恒例の近くの居酒屋で行った懇親会では、16名ほどの方々にご参加頂き、閉店時間ぎりぎりまで、自己紹介を交えて和やかに語り合うことができました。そして、児玉弁護士に習って、私も福島産の地酒を飲み、多少なりとも被災地の方々の雇用増の一助となるべく産業復興への願いを頭の片隅に置きながら懇親会での会話や料理・お酒を楽しませて頂きました。
最後になりますが、かつて難民支援の国際協力NGOに勤務されていたことがあり、当協会の研修活動にいつもご尽力頂いている当協会メンバーの景山さん、申込、受付、会計等々の研修業務でご協力頂いているやはりメンバーの小宮さん、そして、講師の手配と交渉を担当して頂いた事務局長の青柳さん、いつも目に見えないところで、協会の活動を支えてくれているメンバーの方々へも心よりの感謝の言葉を贈りたいと思います。本当にいつもありがとうござます!