図書館で偶然目にとまって、借りて持ってきたのだが、読んでみるといきなり懐かしい「湯の平温泉」なんかが出てきて面白い。つげ義春の漫画は大昔に読んだきり、暗く侘しげであまり好きではなかったが、その人となりを知り、納得した。ぼろ宿と鉱泉が好きで放浪癖有り。四国に昔有ったといわれている「落し宿」や「カッタイ道」についても興味深かった。先日も山又山のR380を走ったが、こんな所に・・と思われる山中に人家が存在し、どんな人が棲んでいるのか興味を持ったが、世の中色々有るもんだ。つげ氏の近況に興味が湧いたので少し調べたが、よく判らない。奥さんは10年前に亡くなったようだが、何処でどんな生活をしてるのか、何となく気がかりだ。