”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

利己的な遺伝子

2010年11月07日 | 
「われわれは、遺伝子という名の利己的な存在を生き残らせるべく、プログラミングされたロボットなのだ」「生きものは、遺伝子を運ぶビークル(乗りもの)に過ぎない」というリチャード・ドーキンスの衝撃的な仮説を知って、10年程前に何冊か読んだりした時期が有った。ここにカマキリの交尾とメスがオスを食いつくす。という昆虫世界での習性が、自らの遺伝子を残すべく、体と命をささげるオスの一例としてあげられていたが。

まさにその現場を目撃した。庭の芝生に何か落ちてるのでゴミか、と思ったが、良く見るとカマキリのカップルであった。発見時に既にパートナーの頭は無かった。数時間して見ると首から、胴体が食い尽くされ、羽根と手足の一部を残すだけと成っていた。

・撮ってたら、ジロリと睨まれたような気が・・・


・喰い終えて・・・


・喰い遺しには、蟻が数匹おこぼれ頂戴に


・ここにも・・・繰り広げられる惨劇?


このメスも、卵を育み産卵し、喰われたオスのDNAの企みに報いるのであろう。のどかな秋の日の庭の片隅での、厳しくももの悲しい一時であった。
コメント
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