kobantoさんのブログで
原爆も 種無し葡萄も 人の知恵
という俳句(石塚友ニ作)が紹介されています。
風流とは縁遠い私は、俳句の趣とは離れて、連想ゲームをしてしまいました(kobantoさん、ごめんなさい)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実は原爆の方でなく種無し葡萄を発明したのは日本人です。
話は戦前に遡る1926年、日本人研究者により、イネが生長しすぎる「馬鹿苗病」の原因物質として「ジベレリン」という成長ホルモンが発見されました。
その後ブドウの粒が密生しすぎて実がつぶれないようにジベレリンを使って房軸を伸ばそうとしたところ偶然種なしの実ができることがわかり、品種改良を重ねて1959年に今の種無しブドウができました。
(詳しくはこちら(その1) (その2) (その3)をご参照ください)
この種無しブドウ(昔からある粒の小さいやつ)の元になった品種は「デラウエア」といいます。
なので、種無しブドウ(ジベレリン処理されたデラウエア種)のことを「ジベデラ」とも言います。
山梨の農業試験場には、種無しブドウの発明を記念し豊作を祈願して「ジベデラ観音」がまつってあるそうです(相当昔に見たNHKの番組の記憶ですが)
さて、最近日本で話題の「デラウエア」といえば、デラウエア州の会社法とその判例です。
デラウエア州は、整備された会社法と裁判制度、判例の蓄積から米国の多くの法人の設立地としてなっています。
そして、最近の日本でも、ライブドアの一件以来話題の、企業の敵対的買収に対する防衛策(の適法性)についても多くの判例の蓄積があり、日本での議論やアイデアも多くはそれを参考にしています。
日本でも商法から会社に関する規定がとりだされて「会社法」として新たに制定され、会社法制度の整備がなされました。
来年の法律施行に向けて、法務省令の整備や企業側でも対応への準備がされています。
ブログでも弁護士や企業法務関係の方などが記事を書かれていてたいへん参考になります。
最初はいろいろ試行錯誤もあると思いますが、デラウエア州法のような先進事例を参考にしながら、日本の会社法制度も、より洗練され、かつ公平なものになっていくといいと思います。
でも会社法制度は「種無し」じゃ困りますけどね
おあとがよろしいようで・・・
原爆も 種無し葡萄も 人の知恵
という俳句(石塚友ニ作)が紹介されています。
風流とは縁遠い私は、俳句の趣とは離れて、連想ゲームをしてしまいました(kobantoさん、ごめんなさい)
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実は原爆の方でなく種無し葡萄を発明したのは日本人です。
話は戦前に遡る1926年、日本人研究者により、イネが生長しすぎる「馬鹿苗病」の原因物質として「ジベレリン」という成長ホルモンが発見されました。
その後ブドウの粒が密生しすぎて実がつぶれないようにジベレリンを使って房軸を伸ばそうとしたところ偶然種なしの実ができることがわかり、品種改良を重ねて1959年に今の種無しブドウができました。
(詳しくはこちら(その1) (その2) (その3)をご参照ください)
この種無しブドウ(昔からある粒の小さいやつ)の元になった品種は「デラウエア」といいます。
なので、種無しブドウ(ジベレリン処理されたデラウエア種)のことを「ジベデラ」とも言います。
山梨の農業試験場には、種無しブドウの発明を記念し豊作を祈願して「ジベデラ観音」がまつってあるそうです(相当昔に見たNHKの番組の記憶ですが)
さて、最近日本で話題の「デラウエア」といえば、デラウエア州の会社法とその判例です。
デラウエア州は、整備された会社法と裁判制度、判例の蓄積から米国の多くの法人の設立地としてなっています。
そして、最近の日本でも、ライブドアの一件以来話題の、企業の敵対的買収に対する防衛策(の適法性)についても多くの判例の蓄積があり、日本での議論やアイデアも多くはそれを参考にしています。
日本でも商法から会社に関する規定がとりだされて「会社法」として新たに制定され、会社法制度の整備がなされました。
来年の法律施行に向けて、法務省令の整備や企業側でも対応への準備がされています。
ブログでも弁護士や企業法務関係の方などが記事を書かれていてたいへん参考になります。
最初はいろいろ試行錯誤もあると思いますが、デラウエア州法のような先進事例を参考にしながら、日本の会社法制度も、より洗練され、かつ公平なものになっていくといいと思います。
でも会社法制度は「種無し」じゃ困りますけどね
おあとがよろしいようで・・・