幅広く勉強していてよくまとまっているが軸がないのが残念。
副題にあるようにグローバル・リスク=世界が直面しているリスクとその日本に与える影響について触れている。
ただ、幅広いのはいいのだが「X大学のA教授が・・・」「Y研究所のB所長が・・・」「経済学者のZ氏によれば」という専門家の説の紹介・羅列が多く、なぜ著者がそれをピックアップしたのかという著者の視点が見えない。
最後に少しだけ今後の日本の取るべき方策についての提言があるが、「リスクに対処しろ」という以上のものにはなっていない。
それぞれの論点は既に多くのところで言われているものであり、せっかく並べるならそれらを俯瞰した視点での対応(の難しさ)についての分析などがほしかったところ。
amazonのレビューなどを見ると著者は若手の論客らしいので、もう少しテーマを絞った本を読んだほうがよかったのかもしれない。
![](http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f5921%2f9784047315921.jpg%3f_ex%3d128x128&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fbook%2fcabinet%2f5921%2f9784047315921.jpg%3f_ex%3d80x80)
副題にあるようにグローバル・リスク=世界が直面しているリスクとその日本に与える影響について触れている。
ただ、幅広いのはいいのだが「X大学のA教授が・・・」「Y研究所のB所長が・・・」「経済学者のZ氏によれば」という専門家の説の紹介・羅列が多く、なぜ著者がそれをピックアップしたのかという著者の視点が見えない。
最後に少しだけ今後の日本の取るべき方策についての提言があるが、「リスクに対処しろ」という以上のものにはなっていない。
それぞれの論点は既に多くのところで言われているものであり、せっかく並べるならそれらを俯瞰した視点での対応(の難しさ)についての分析などがほしかったところ。
amazonのレビューなどを見ると著者は若手の論客らしいので、もう少しテーマを絞った本を読んだほうがよかったのかもしれない。
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