時差ボケ防止のため飛行機の中で寝ないように映画ばかり見ていたので、久しぶりに「観貯め」。
『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』
原題は"MORTDECAI"
小説シリーズの映画化なので向こうの人にはわかるだろうけど日本では...と親切につけたんだろうが邦題長過ぎ。
映画自体は普通。 設定の面白さと盗品のすり替えなど昔からの小技をふんだんに使った娯楽映画。
ジョニーディップ好きに。
『ビッグ・アイズ』
夫の「ゴーストペインター」となった女性画家の実話をもとにした映画。
夫役がいかにもな感じを好演。
舞台になった1950~60年台の女性が今よりずっと脇役だったアメリカの時代背景の影響と夫婦間の関係によるところの両方の要因があると思うが、実際に女性は一定程度社会進出している中でなんでこういうことが起きたのかというところがいまひとつ実感を伴って入ってこなかったのが残念。
『アメリカン・スナイパー』
良くも悪くもアメリカ視点の映画(タイトルにそう断っているので仕方ないがw)
一定期間の任務を終えると国に帰ってリフレッシュできる米軍の葛藤は描いているが、常に自分の住む町が戦場である人々の視点はない。
だから米兵の犠牲に対する米国内の反応は敏感だし、それが逆に自爆テロや捕虜の惨殺をの動機になってしまうという悪循環は当分続くのだろう。