一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ジム・スマイリーの跳び蛙 マーク・トウェイン傑作選』

2015-07-23 | 乱読日記
翻訳家の柴田元幸氏が新たに選んで訳出したマーク・トゥエインの傑作集。
アメリカ出張のお供に。

お得意のホラ話が多いのだが、こういう文章が新聞や雑誌に載っていたということ自体、アメリカも今よりずいぶんおおらかだったと実感する。

インターネットで情報が流布するようになると、正確な情報とともに不正確な情報がたくさん流布されるので、こういうホラ話は両面から居場所を追われつつあるのだろう。

一方で、上質な風刺の力は今でも通用するし、現代でこそより求められているように思う。



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