関西の私鉄は関東に比べて面白いと思う。
たぶん、東京の私鉄は開業当初から都市間をつないでいたり、産業用だったりする路線が多く、今やほとんどが通勤路線になってしまっているのに対し、関西の私鉄は近郊の行楽地・名所旧跡をつなぐ路線が今でもたくさん残っている。
これは、明治になって鉄道というものが発達する以前からの行楽地・名所旧跡の蓄積の差によるのではないか。
『鉄道が変えた社寺参詣―初詣は鉄道とともに生まれ育った』に描かれている、明治時代の関西の鉄道間の競争の激しさをみても、当時の勢いがわかる。
今まで関西は出張のとんぼ返りや、旅行にしてもピンポイントで1~2泊程度がせいぜいだったが、ちょっと鉄道を使って足を延ばしてみよう、と思う関西鉄道初心者にとっては、電車と終着駅の魅力を伝える格好のガイドブックになっている。
★3.5
たぶん、東京の私鉄は開業当初から都市間をつないでいたり、産業用だったりする路線が多く、今やほとんどが通勤路線になってしまっているのに対し、関西の私鉄は近郊の行楽地・名所旧跡をつなぐ路線が今でもたくさん残っている。
これは、明治になって鉄道というものが発達する以前からの行楽地・名所旧跡の蓄積の差によるのではないか。
『鉄道が変えた社寺参詣―初詣は鉄道とともに生まれ育った』に描かれている、明治時代の関西の鉄道間の競争の激しさをみても、当時の勢いがわかる。
今まで関西は出張のとんぼ返りや、旅行にしてもピンポイントで1~2泊程度がせいぜいだったが、ちょっと鉄道を使って足を延ばしてみよう、と思う関西鉄道初心者にとっては、電車と終着駅の魅力を伝える格好のガイドブックになっている。
★3.5