ノウハウ本というよりは、養生、生活習慣が大事だという、理屈では分かっていることを心にきざみ込んでくる金言がちりばめられていて、背筋が改まる。(いつまでもつかはわからないけど・・・)
「これを食べれば/飲めば」とか「この器具を使えば」という健康法を一蹴しているのも爽快。
曰く
生活習慣に面白みを追い求めてはいけない。
本書における「健康」は、「死んでしまうまでの間、この世をけっこう楽しんで生きられるココロとカラダの『いい塩梅』の状態を目指すこと。なんとなく選択しつづけた不健康によって、楽しんで生きられるココロとカラダを手放さなければならなくなるのは、たいへん不本意なことではないでしょうか。
物事を継続するときに大切な考え方がありまして、一度中断したからといって、そこで全部やめてしまう必要はないのです。三日坊主を一日あけて続けたら、ずっと続けているのと同じことです。・・・いったん中断しても再度すんなり始められる人のほうが、ただただ実直に続ける人より、実生活では強いと感じます。
★3.5