一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

再会

2009-04-16 | よしなしごと
昨日、痴漢冤罪事件の最高裁での逆転無罪判決についてふれたのですが(参照)、そこでの多数意見と反対意見の
対立(というか切り口の違い)について私は判決文の引用をしたのですが、toshiさんが具体的に解説してくれているので、興味のある方はご参照ください。

toshiさん曰く「実はこの噛み合っていないところがおそらく本裁判のキモにあたる」「多数意見と少数意見を比較してみますと、結論は正反対ではありますが、その思想については紙一重の違い」というあたり、共感できます。
「紙一重」については、多数意見と反対意見がそれぞれ紙の反対側からアプローチしたのだけど、結論に紙一枚分のギャップが残ったということではないかと思います。


それやこれやで、朝の混雑した通勤電車に乗るときにも、誤解されないように女性に近づかないような位置取りをしようと周りを見渡しながら電車に乗ったのですが、そこで偶然、一昨年模擬裁判のモニターとして裁判員役をやったとき(「裁判員制度」のカテゴリーをご参照ください。)の裁判長の姿を見かけました(地裁の裁判長だと電車通勤なんですね。)。
昨日の判決を出した最高裁の裁判官は車付きなので通勤なので実感としては痴漢やその冤罪というのはわからないのかもしれませんが、地裁や高裁の裁判官だと、日々直面する問題でもあるんですね(高裁の裁判長になると車がつくと聞いたことがあります。)。
さすがにそのへんのリスクをご承知のせいか、乗り換え駅では1本乗り過ごして座って行こうとされていました。

そこで軽くごあいさつ。
先方も私の顔を覚えていてくれたようです。

裁判員制度、大変だと思いますが、がんばってください。



間違っても次に会うときは被告人席で、というようにはならないようにしたいものです(痴漢とは限らず、ね。)。

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