松があけて久しいですが、ブログ的には、あけましておめでとうございます。
ほとんど本と映画のレビューだけになっていますが、備忘のために細々と続けております。
今年初めてのお題はAmazonビデオ。
もともとは、Amazonプライムの「30日間無料お試し」を何回目かのただ乗りをしようとしたところ、ついに期限前に退会を忘れて自動的にプライム会員になってしまった、という、Amazonの思うつぼにはまったところが始まり。
どうせ年会費を取られるなら元を取ろうとサービスをいろいろ見ていて見つけたのがAmazonビデオ。
映画はさすがに新作はそれほどないけど、海外ドラマは品揃え豊富。
これをタブレットにダウンロードして、海外出張の飛行機で観る、というのをやったらかなり快適でした。
長時間移動のときだけでなく、都市間移動の短時間フライトには45分程度のテレビドラマの長さがちょうど。
さらに、今回購入したBOSEのノイズキャンセリングイヤホンは強力なうえにヘッドフォンより取り回しが楽で、これとタブレットの組み合わせは無敵。
席に着いた時から没頭できるので、暇つぶしには絶好です。
一言レビューでいくつかご紹介します。
「ナイト・マネジャー」。
これはジョン・ル・カレの同名の原作を元にしたBBCのテレビドラマのミニシリーズ。
登場人物の背景や組織が登場すれば必ず不正が起きる、というあたりがジョン・ル・カレやイギリス流で面白い。
舞台がエジプトを中心に、スイス、イタリア、モロッコなどヨーロッパをまたにかけているのも、ちょうど欧州便で観たので面白かった。
「ファーゴ」
1996年公開の同名の映画(これは傑作だと思う)を下敷きにしたテレビシリーズ。
雪深いミネソタ州、妻の尻に敷かれた冴えない保険のセールスマンが主人公でだんだんドツボにはまっていく、それを妊娠中の女性警察官が追うというあたりが共通。
今回やたら殺しまくる男の役で出てくるビリー・ボブ・ソーントンが安定の怪演。
(クリスマスに久しぶりに「バッドサンタ」を観たんだけど、アメリカでは昨年のクリスマス映画で「バッドサンタ2」が公開されたらしい)
弁護士ビリー・マクブライド
ビリー・ボブ・ソーントンつながりで、ここでは主人公の弁護士をやってる。
これはAmazonのオリジナルのコンテンツらしい。
オリジナル作品でネット配信のシェア拡大を狙うということなんだろうが、日本でテレビ局と組んで・・・という話との資金力の差が象徴的。
酒浸りの弁護士がいやいやながら引き受けた訴訟は巨大企業と彼が共同設立した大手ローファームを相手にしたものだった・・・というよくあるストーリーなんだが、登場人物の設定が面白く、飽きない。
ただ、全8話と短めのシリーズなので、最後に細部まで落ち着くところに落ち着いていないのは残念だが、それはないものねだりというものか。
「ウォーキング・デッド」
「マツコの知らない世界」で今は「第3次ゾンビブーム」だという話をしていた。
確かに会社の女性人の間でも人気らしいので観てみた。
こういうのは無料のよいところ。
冒頭に「この作品は、一部に暴力的や性的なシーンが含まれます」という警告が出る。
確かに性的なシーンはたまに出るが、暴力的シーンは「一部」どころか一部以外はすべて暴力的シーンだったりする(ゾンビを殺すのは暴力でなく法的には「器物損壊」だというのならそうかもしれないが)。
話としては、大半の人間がゾンビと化した中で、生き残った主人公たちが襲ってくるゾンビや物資を奪い合う他の人間と戦いながら生き延びるという話。
毎回、喰うか喰われるかの中で仲間の生死などで究極の選択を迫られるところは、テレビドラマ版サンデル先生の趣もある。
ただし、FOXチャネルなのもあってか、リバタリアン寄りではあります。
この手のストーリーは、新しい人物がグループに合流したり昔のメンバーが死んだりして新陳代謝をはかったり、新たな敵が現れたり、謎が明らかになったり、ということで人気があるうちはずーっとシリーズを重ねられるという利点がある。
「LOST」と同じ手法ですね。
実際このシリーズもシーズン7まである(本当にゾンビブームなのかもしれない)。
細かいところでは、そもそもゾンビは何をエネルギー源として歩き続けられるのか(これはゾンビ全般への疑問ですねw)とか、ゾンビに噛まれると感染するのに切り傷にゾンビの返り血を浴びても平気なのはなぜか、とか、ガソリンや弾薬のストックが気が付いた時だけ問題になるのはおかしいじゃないか、とか突っ込みどころ満載なので、いろいろな楽しみ方があると思います。
今年も細々とやってきますので、よろしくお願い申しあげます。
ほとんど本と映画のレビューだけになっていますが、備忘のために細々と続けております。
今年初めてのお題はAmazonビデオ。
もともとは、Amazonプライムの「30日間無料お試し」を何回目かのただ乗りをしようとしたところ、ついに期限前に退会を忘れて自動的にプライム会員になってしまった、という、Amazonの思うつぼにはまったところが始まり。
どうせ年会費を取られるなら元を取ろうとサービスをいろいろ見ていて見つけたのがAmazonビデオ。
映画はさすがに新作はそれほどないけど、海外ドラマは品揃え豊富。
これをタブレットにダウンロードして、海外出張の飛行機で観る、というのをやったらかなり快適でした。
長時間移動のときだけでなく、都市間移動の短時間フライトには45分程度のテレビドラマの長さがちょうど。
さらに、今回購入したBOSEのノイズキャンセリングイヤホンは強力なうえにヘッドフォンより取り回しが楽で、これとタブレットの組み合わせは無敵。
席に着いた時から没頭できるので、暇つぶしには絶好です。
一言レビューでいくつかご紹介します。
「ナイト・マネジャー」。
これはジョン・ル・カレの同名の原作を元にしたBBCのテレビドラマのミニシリーズ。
登場人物の背景や組織が登場すれば必ず不正が起きる、というあたりがジョン・ル・カレやイギリス流で面白い。
舞台がエジプトを中心に、スイス、イタリア、モロッコなどヨーロッパをまたにかけているのも、ちょうど欧州便で観たので面白かった。
「ファーゴ」
1996年公開の同名の映画(これは傑作だと思う)を下敷きにしたテレビシリーズ。
雪深いミネソタ州、妻の尻に敷かれた冴えない保険のセールスマンが主人公でだんだんドツボにはまっていく、それを妊娠中の女性警察官が追うというあたりが共通。
今回やたら殺しまくる男の役で出てくるビリー・ボブ・ソーントンが安定の怪演。
(クリスマスに久しぶりに「バッドサンタ」を観たんだけど、アメリカでは昨年のクリスマス映画で「バッドサンタ2」が公開されたらしい)
弁護士ビリー・マクブライド
ビリー・ボブ・ソーントンつながりで、ここでは主人公の弁護士をやってる。
これはAmazonのオリジナルのコンテンツらしい。
オリジナル作品でネット配信のシェア拡大を狙うということなんだろうが、日本でテレビ局と組んで・・・という話との資金力の差が象徴的。
酒浸りの弁護士がいやいやながら引き受けた訴訟は巨大企業と彼が共同設立した大手ローファームを相手にしたものだった・・・というよくあるストーリーなんだが、登場人物の設定が面白く、飽きない。
ただ、全8話と短めのシリーズなので、最後に細部まで落ち着くところに落ち着いていないのは残念だが、それはないものねだりというものか。
「ウォーキング・デッド」
「マツコの知らない世界」で今は「第3次ゾンビブーム」だという話をしていた。
確かに会社の女性人の間でも人気らしいので観てみた。
こういうのは無料のよいところ。
冒頭に「この作品は、一部に暴力的や性的なシーンが含まれます」という警告が出る。
確かに性的なシーンはたまに出るが、暴力的シーンは「一部」どころか一部以外はすべて暴力的シーンだったりする(ゾンビを殺すのは暴力でなく法的には「器物損壊」だというのならそうかもしれないが)。
話としては、大半の人間がゾンビと化した中で、生き残った主人公たちが襲ってくるゾンビや物資を奪い合う他の人間と戦いながら生き延びるという話。
毎回、喰うか喰われるかの中で仲間の生死などで究極の選択を迫られるところは、テレビドラマ版サンデル先生の趣もある。
ただし、FOXチャネルなのもあってか、リバタリアン寄りではあります。
この手のストーリーは、新しい人物がグループに合流したり昔のメンバーが死んだりして新陳代謝をはかったり、新たな敵が現れたり、謎が明らかになったり、ということで人気があるうちはずーっとシリーズを重ねられるという利点がある。
「LOST」と同じ手法ですね。
実際このシリーズもシーズン7まである(本当にゾンビブームなのかもしれない)。
細かいところでは、そもそもゾンビは何をエネルギー源として歩き続けられるのか(これはゾンビ全般への疑問ですねw)とか、ゾンビに噛まれると感染するのに切り傷にゾンビの返り血を浴びても平気なのはなぜか、とか、ガソリンや弾薬のストックが気が付いた時だけ問題になるのはおかしいじゃないか、とか突っ込みどころ満載なので、いろいろな楽しみ方があると思います。
今年も細々とやってきますので、よろしくお願い申しあげます。