今朝のテレビ(NHK)で、 杉並区で飼い猫の登録制度を始めるというニュースが流れてました。
現在区内で約4万匹の飼い猫と2千匹の野良猫がいて、逃げたり捨てられたりした飼い主不明の猫が問題になっていることに対応するため。
具体的には飼い主と猫の情報を登録したマイクロチップを埋め込むことを義務付けるそうです。 要するに猫の住民登録ですね。
猫のほうが犬よりも放浪癖があったり、塀の上など行動範囲も広いので野良犬よりつかまりにくく、問題化することが多いのかもしれません。
(ところで「野良猫2000匹」ってどのように推定したのでしょう?)
もっともこの登録制には賛否両論あったそうです。
おそらく、登録制後は捕獲された猫はチップがなければ野良猫として処分されることになるので、そのあたりが動物愛護派からの反発があるのでしょうか?
野生動物とどのように線引きをするのか、そもそも人間がそんなことができるのか、という意見はあるとは思いますが、個人的には都会の中では仕方ないのかとも思います。
猫は行動範囲が広いので、杉並区の区境近くに住んでいて猫を飼っている人も要注意です。
ところで、杉並区の飼い猫4万匹というのは、杉並区の人口(平成16年で51万人)の1割近くになります。
年齢別に分けるとこのようになります。
(出典:杉並区統計書(平成16年度版))
飼い猫の数と子供1世代の数がほぼ同じ、というあたりが、少子化を象徴してますね・・・