一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

石垣島ってこんなところ(その1)

2005-08-03 | うろうろ歩き
まずは、石垣島の概要から。

※ネタ元は、地元のツアーのガイドの人やタクシーの運転手さんにうかがった話や地元のミニコミ誌石垣島関連のサイトで読んだあたりですので信憑性は万全ではありませんので念のため。


1 位置

石垣島は沖縄本島から410kmも離れています。

実は石垣島からだと台湾のほうが270kmと沖縄本島より近い(与那国島・台湾間は100kmしかない)のですが、八重山諸島と台湾の間の海は海流の流れがとてもきつく、昔の手漕ぎの舟では渡れなかったので、琉球王国の一部になっていたそうです。


2 気候

気候は亜熱帯海洋性気候です。

こんな感じに

川沿いにはマングローブが茂っています。

北緯24度(東京は36度、沖縄本島が27度くらい)となると、さすがに太陽が年中真上にある感じで、しかも日差しが半端なく強いです。

海で泳ぐにはTシャツが必需品で、それでもシュノーケリングをしていると、日焼け止めをしていても脚の裏側が見事に日焼けしてしまいます。
(その結果、街中やホテルで痛々しいくらい真っ赤なふくらはぎをして、よろよろと歩いている観光客をよく見かけることになります)


ただ「海洋性」のいいところは、気温はあがっても32、3度程度(過去最高気温で35度)、夜も26度くらいまでしか下がらないのですが、それでも風があるのでエアコンなしで十分寝られます。
※タクシーの運転手さんの話では、僕の滞在中は普段より湿度が高かったそうで、いつもはもっとカラッとしてるそうです。(それでも、東京よりはずいぶんましでした)


3 産業

産業はサトウキビとパイナップルと畜産が主です。

野菜は八重山諸島では生産していないので、中国や内地からの運賃がかかるためけっこう高いそうです。(以前、西表島でキャベツが1個700円もしたことがあったらしい)
※西表島の名誉のために言うと、「とらや」の黒砂糖羊羹は西表産の黒糖しか使っていないそうです。

パイナップルはもともと土着の植物ではなかったのですが、江戸時代に胡椒(石垣島に自生している)を求めてきたオランダ船がサンゴ礁で座礁し、積んでいたパイナップルが漂着して自生するようになった、という話です。

畜産は黒毛和牛の産地として有名だそうです。
石垣で生まれた仔牛を、松坂、神戸、米沢などに卸すのが多かったのですが、沖縄サミットのときに地元の畜産業者が「石垣牛」として売り込んで(もとは同じ黒毛和牛なのですからちゃんと育てれば美味しいのは当たり前)、今ではブランドになっています。


石垣港から沖を眺めると、沖合いに大型貨物船が何隻も停泊しているのが見えます(風景的にはいまひとつなのですが)
これはクリアランス貿易といって、国交のない中国と台湾間の貿易の便法として、一度日本が輸入・輸出した形をとる、三角貿易の中継地点に石垣島がなっています。沖合いに停泊したままで通関業務をする(接岸料がかからない)という便宜をはかる代わりにちょっとした税収がもたらされています。

※上の仔牛といい、たとえは悪いですが、北朝鮮産のしじみを千葉に1週間置いて「千葉産」として出荷するのにちょっと似ていなくもありませんね・・・

その2に続く)
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