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長男に代表権なしと賠償請求却下 「一澤帆布」のお家騒動
(2009/10/21 18:36 共同通信)
京都の人気かばん店「一澤帆布工業」のお家騒動で、同社の代表権を主張していた長男らが、2006年に新ブランドを立ち上げた三男側に、損害賠償など計約13億円の支払いを求めていた訴訟で、京都地裁は21日、訴えを却下した。
三男に代表権を認める内容の判決がことしになって確定しており、判決理由で吉川慎一裁判長は「現在訴訟を代表する権限がない長男を代表として提訴したもので、訴えは不適法」とした。
この損害賠償請求訴訟は、会社として訴えていたものの、長男の代表権自体が別訴で否認されてしまったので門前払い、ということになったのでしょうか。
家族のいざこざが家業まで巻き込むと、相続権と会社の代表権などが入り乱れてわけが分からなくなることは多いのですが、本件もそういう展開になっているようです。
相変わらずテレビの法律バラエティ番組は人気ですが、「訴えるぞ!」といっても誰が誰を何を根拠に訴えるのがいいのか、また(そもそも論になりますが)法律紛争に仕立てること自体が問題解決にとってベストなのかというあたりを考えるにはいい例ではないかと思います。
まだほかにも訴訟はあるのかもしれませんけど。