産直や道の駅に 色白もち肌の 新しょうがが並ぶようになりました。
瑞々しく優しい辛さの 土佐の新しょうがを待ちかねていました。
新しょうがとともに私が待っていたのは 戻り鰹のハランボ(腹身)で 毎年ハランボを
出すスーパーへ毎日見にいって ああ今日も空振りだよ としょげて帰っていました。
この日も行くと 鮮魚の兄ちゃんが店に出ており聞くと 戻り鰹の入荷が少なく困って
いる とてもハランボを出すまでにならない とのこと。
仕方がなく 前日の鰹のタタキの残りものでしょう 2パックあり買いました。
まず新しょうがを 繊維に添い1-2㍉の厚さにスライスし たっぷりの水で湯がき
一晩水にさらします。翌日 ダシにする鰹のタタキと調味料を全部入れ お砂糖が
溶けたらしょうがを入れます。
新しょうが 2.0㌔
砂糖(できれば黒砂糖やきび糖) 300㌘
醤油 300cc
みりん 150㏄
酒 200㏄
和風ダシ 適宜
以前は水で炊きましたが お酒で炊くと日持ちがするような気がします。鍋に全部
入れた時 煮汁が少ないと感じますが 落し蓋をし 途中で1-2回 天地を返しつつ
20分ほど炊きますと 少ない煮汁でも十分味がつき 調味料も少なくて済みます。
レシピを見ると 汁が煮詰まるほど炊いていますが 新しょうがは柔らかいので
あまり炊くと食感が悪くなります(過去に失敗経験あり) 早めに火を止めて 鍋の
蓋を開けておくと 冷めたら味がしゅんでいます。
仕上げに 花かつおをパラリで完成です。 あ~ぁ やっぱりねコクが足りませんが
何軒かの檀家に 押しつけてきました。捨てんと食べてね。
↓これは一昨年の記事からです。鰹のハランボを入れたらいいダシが出て 料理の腕が
少々音痴でも 美味しく炊きあがります。
来年の戻り鰹が どうぞ豊漁でありますように。