今までは 年に5-6回着た喪服が 今年はすでに10回を超え 暮れまでにまだ
2ヵ月ありますが 今年のお葬式は 今月でお終いと信じています。
母が老人施設へ入ってからは 実家の代理で参列するお葬式が増えました。
20年前父を見送った時 お香典をいただいた家のご不幸には 香典台帳を見て
同じ額を包んでいます。
当時 近所は3,000円と香典額が決まっておりましたが さすがにもう同じ額は
包みにくく 実家地区のご近所にも 5,000円を包むようにしています。
最近参列したお葬式で 初めての経験をしました。
まず受付で 住所・名前・tel・故人との関係など 所定の用紙に書いたところ
こちらもお願いします ともう一枚用紙を渡されました。
その用紙には 3,000円 5,000円 1万円 2万円 3万円 それ以上 と印刷
されており 持ってきた香典額に〇を付けてください という仰天用紙です。
父のお香典を1万円いただいており 20年経ち 本来ならもっと包まねばならん
ところですが同額を包み 1万円に〇をつけ 香典とともに用紙を渡しました。
すると お醤油と海苔のセット もしくは タオルセットになさいますか?
と聞かれ ずしりと重いお醤油セットの手提げを渡され 会場へ入りました。
会場ではたくさんの人が 香典返しの手提げを脇に 椅子に座っていました。
お包みの額が 5,000円と1万円では 手提げの大きさが違いますから 一目で
人さまの香典額の見当がつくわけで これって なんだかねぇ。。。
お葬式が終り帰って手提げを見ると 底にご挨拶状が入っておりました。
ご厚志の御礼として 心ばかりの『当日返し』をご用意させていただきました。
尚これをもちまして 返礼のおしるしにかえさせていただきますので ご理解
賜りますようお願い申し上げます。 という内容でした。
49日を終えると 香典額により満中陰志の品 あるいはカタログが届いて
受け取る側が品を選びますが 当日返しなら そんな手間も省け合理的です。
昨今は 田舎でもお葬式は自宅より会場でする家が多く 今年はそれら会場へ
あちこち参列し わたしゃ葬式評論家になれるねと 密かに思っていましたが
今回の当日返しを聞いた友は ああ最近増えたね とすでに知っていました。