飛蚊症。

今日は母の眼科の日です。
施設へ迎えに行くと職員が 「 眼の前を蚊が飛んでいる とたびたび顔の前で
手でパチンとたたきます 」 とのことです。
視力検査をすると 2か月前より落ちております。
症状を先生に告げると 「 飛蚊症ですね 老化の1つです 」 だそうで
飛蚊症は心配な病気ではないらしく また完全な治療法もない とのことでした。
それでもたまに 眼底出血や 網膜剥離の病気が潜んでいる場合もあり
検査しましょう と目薬をさし30分待つことになりました。
手を引いて1Fへ降り 自動販売機で紙コップのジュースを買い持たせました。
飲んだ後 コップへ書いてある 〇〇珈琲店 の小さい文字をすらすらと読みます。
あれれ さっきの視力検査では ずいぶん大きな〇のどこが開いているのか
「 わかりません 見えません 」 と答えていたのに新聞の文字ほどのものを読みます。
さっきの目薬は魔法の目薬だったのか と次に呼ばれたとき先生に聞くと
急に眼が見えだす目薬はありません とのことでした。
診察 検査 待ち時間と3時間ほど経っております。
そういえばたびたび時計を見て お昼ごはんに間に合うろうかね と心配しています。
母ちゃん ずいぶん使い分けるじゃないの 早く帰りたくなったのね。
施設へ連れ帰り このことを職員に告げると 娘には言葉を選んで言っているものの
どうもお風呂がめんどくさいときは 頭が痛い 腰が張る
傑作は 「 お風呂にはいったら血圧が上がりそうな気がする 」 と言うらしく
職員が そんなことはないですよ はいりましょうよ と言っても
「 いや 今日こそは上がりそうな予感がする 」 と言うそうでございます。
思わず プッと吹き出しながら 職員の皆さまに丁重にお詫びを告げ
母がかわいがっている金魚をパチリと撮って 娘は帰っていったのであります。