朝日新聞の連載小説 原作沢木耕太郎の『春に散る』が上映されており
観てきました(敬称略)
写真は映画com他より拝借
沢木耕太郎の キャパの代表作の真実や『キャパとゲルダ 旅する二人』も
面白かったし この映画を楽しみにしていました。
かつて不公平な判定で負け その後米国へわたり 40年ぶりに帰国した
広岡仁一(佐藤浩市)と 昔の自分と同じく不公平な判定で敗北し荒れている
黒木翔吾(横浜流星)との出会いから 物語が始まります。
広岡はかつて 自分が成し得なかった世界チャンピオンの夢を黒木に託し
二人三脚で練習をつみ重ねて行きますが
最近TVに映った某企業のCMで 別人のように痩せ衰えた佐藤浩市を見て
あの体で ボクシングのトレーナー役などできるかね? と思いました。
そこはやはり名俳優です ちゃんと 役に合わせて肉をつけていました。
世界チャンピオンを目指し きびしい練習をするだけでなく さまざまな
人間模様が見られます。
圧巻は終盤の 世界タイトルマッチをかけ 横浜流星と窪田正孝が12R死闘
をくり広げる場面です。二人とも 素人とは思えぬ迫力があります。
二人はクランクインの8ヵ月前からトレーニングを開始しており かつての
世界チャンピオンが つききりで指導したそうです。
ボクシングはまるで分らない私でも 手に汗握る12Rでした。ぜひご覧ください。