この前blog友が載せていた レースになったほうずきが 訪れたお宅の
庭先にあり 一枝もらって帰りました。

高知新聞の1面に 生命の基金創設25年 の特集として数日前から
救い支える をテーマに県内周産期医療の現状を載せており 特集も
10回を越えました。
この特集の最初のころ 2年前に体重わずか518gで誕生した 女児の
記事が数回にわたり掲載されて あまりの軽さに驚いたことでした。

生後1ヵ月が経過しても その女児は 父親の手の中にすっぽりと入る大きさで
レースのような 繊細な体に触れるには勇気が要ります。
三浦雄一郎さん82歳がTVCMで 800gのステーキを食べる映像が流れており
その健啖ぶりは見事ですが あの肉よりさらに300gほど小さな体とは すぐには
想像もつきません。
当然のことながら 518gの中にはひと1人分の総ての機能が備わり ここから
成長していくわけで 現在2歳を超えたその女児は すくすくと成長し懸念された
障害もなくて 昨日11回目の最終回は にっこり笑顔で特集を終えました。

記事によると 1,000g未満で生まれた子は 超低出生体重児と呼ばれており
高い確率で死亡する場合が多く 全国平均より遅れた高知の医療設備環境では
昭和49年までは 総て亡くなったとあります。
中央から離れた地方では わずか40年前までは 設備の不足により未熟児が
生きられなかった現状が 近年 新生児集中治療室の設備も整いわずか518gの
超未熟児も 立派に育つ地となったと記事にはありました。
もちろん医療現場で働く人々の 懸命の努力があってのことですが 地方の
医療設備の充実は 年々老いる身としては 心強さの筆頭となります。