ショーケンの萩原健一氏が亡くなりました。享年68歳はまだこの先 10年以上の
人生が残っている年齢でした。
消化管間質腫瘍というがんで 8年もの間治療していたとは だれも初耳でした。
同世代の彼は テンプターズのヴォーカルとして人気を博し その後俳優になって
『太陽にほえろ!』で殉職刑事役を 家田荘子氏の『極妻』でも最後に殺される役
を演じました。
倉本聰氏の 『前略おふくろ様』 では純朴な板前を好演し 下町情緒ただよう深川
風景も見られ好きな番組でした。おふくろ様役は確か 晩年の田中絹代さんだった
と思います。
このドラマには 今は亡き 坂口良子さんや川谷拓三氏も出ていました。
稀代のモテ男ショーケンは 女の目には 放っておけないタイプに映るらしい。
次々と 切れ目なく女性が現れ 4回の結婚歴とは ハリウッドのスター並みです。
いちばん長い4番目の妻に看取られて ゆっくり眠るような 最期だったとのこと。
大麻や恐喝・暴力事件なども起こし たびたび 警察のお世話になったようですが
お四国を 歩き遍路で2度も結願しており これは 胸が張れる輝かしい実績です。
平成が あと数日で終わろうとする時に 昭和のキラ星ショーケンは 平成と共に
幕を閉じ 天に昇っていきました。
浮世で少々やんちゃもしましたが だいじょうぶ 地獄ではなく天国へと きっと
お大師様が導いてくれるでしょう さようならショーケン。
長い闘病は辛かったと思います。やっと楽になりましたね ご冥福をお祈りします。