くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

寒蘭展。

2021-11-30 | 日記

若いころ寒蘭を育てていた友が 牧野植物園の『寒蘭展』へ行くなら
「朝10時ごろか 午後なら3時ごろがええよ」と妙なことを言います。

聞けばこの時間が 寒蘭が香る時間だそうです。冬に咲く蘭を『寒蘭』
と牧野博士が名づけたことを 今回知りました。

友が言うように 午後3時ごろ 牧野植物園へ行ってみました。
展示会場の入り口で 牧野富太郎博士が にっこり迎えてくれました。
 

県立牧野植物園は 65歳以上の県民は無料 という嬉しい恩恵があるため
各種イベントや 温室での洋ラン展へ行きます。

洋ラン展と寒蘭展では 客層のちがいが一目でわかります。洋ラン展は
若者や女性が多く 寒蘭展のお客はほぼ 年配のおじさんたちになります。

 
 

午後3時の会場は友が言うとおり マスク越しでも分かる上品な香りが漂います。
 
 

どの鉢にも寒蘭の名前がついていましたが とてもよう覚えません。
 
 
 
 
 
 

洋ランの華やかさに比べると寒蘭は地味で うまく表現できませんが
わび・さびみたいなものを感じ 歳のせいか 凛とした寒蘭に魅かれます。

寒蘭の知識がないため 白系統・赤系統 と思われる花を撮るだけです。
 
 

寒蘭の幽玄の世界を楽しませてもらい ありがとうございました。

 

温室へとつづく『つわぶきの回廊』へ行ってみました。
ここは日影のためか よそが終わったころ毎年咲きます。

  

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日本一が決まりました。

2021-11-28 | スポーツ関係

皆さまのblogで きれいに色づいた紅葉を楽しませてもらっています。

お四国三十一番札所竹林寺へ行ってみました。まだ外気温が高いからか
紅葉が冴えた赤にならず くすんでいます。

 
 

五重塔の下で鎮座する 五智如来石像。
 

竹林寺はお四国札所のなかで唯一 本尊が文殊菩薩ですので 年があけると
受験生が 合格祈願のお参りにきます。 
 

竹林寺の燃えるような赤を見たのが もう何年も前になります。
今年は紅葉せず 茶色になって落ちそうです。
 

冬までに飯桐(いいぎり)の実を野鳥が食べるでしょう。桐に似た葉に
その昔 おにぎりを包んだことから この名がついたそうです。
 

昨夜の11時すぎに日本一が決まりました。おめでとうヤクルトスワローズ 
おめでとう高津監督。20年ぶりの日本一に 天国のノムさんも喜んでいます。
 
 

近年まれにみる 6戦全部が競った日本シリーズでした。こうなると第7戦めも
観たかった。由伸投手の好投に味方の援護なく残念です。あまりにもオリックス
は見逃し三振が多すぎた。42歳の能見投手を久々にみました。

昨夜の両チームユニフォームの色が第5戦目と逆になったため 年寄りは慣れるに
時間がかかります。こんな時間に終わると 観客の帰りの足が心配になりました。   
 
 
 

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神宗の塩こぶ。

2021-11-26 | 食物関係

blog友が勧めてくれた 神宗の塩昆布を買ってみました。
私のまわりのイラレ者は塩昆布を縮めて『塩こぶ』と呼んできました。

230㌘入り袋が1,980円しますので スーパーよりかなり高いですが
山椒入り塩こぶはしみじみの味がし 120㌘のご飯ではもの足りません。

 

『はれま』のちりめん山椒も教えてくれましたが 72㌘入りで1,800円
近くしますので うちみたいに ガバガバ食べる家庭には向きません。

小さいカチリを買えたので 冷凍してあった山椒の実と炊いてみました。
 

希望としては どんぶり飯にちりめん山椒を盛り がばがば掻きこみたい
ですが ご飯は180㌘にしておきます。
 

死ぬ前に何が食べたいか?と聞かれたら私は 塩こぶやちりめん山椒で
思いっきりご飯を掻きこみたい と答えますが 
夫はごぼ天(ごぼう入りさつま揚げ) を人生最後の晩餐にしたいそうです。
 

戦後すぐの時代ならいざ知らず 同情されたり あきれられたりします。
たんとお金が貯まっているはずですが 人生は思うようにいかんものです。

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干し柿2021。

2021-11-24 | スポーツ関係

皆さまのblogでは干し柿がすでに完成ですが こちらは柿の裏年
といわれ 今年は諦めていました。

11月も終盤になり やっと例年の渋柿が産直に入荷しました。

相撲をちらちら見つつ50玉の柿をはいで 外へ吊るした頃は夜も
ふけました。あとはお天道さまと 風が仕上げてくれます。

ヘタがもげているものは切り 大根らとともにザルに干しました。
干し柿が青空に映え それを見ながらコーヒーを飲みます。

 
  

昨夜の日本シリーズ第3戦目は 逆転 また逆転で最後まで目が離せぬ
戦いになりました。
第1戦・2戦・3戦と これほど面白く興奮する日本シリーズは久々です。 

   

第4戦目の今夜はどうなるのか 第7戦目までドキドキする展開を楽しみたい。
それにはまずは今夜を オリックスが取らねばなりません。

 

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94歳の母。

2021-11-22 | 日記

月一の母の面会に 娘を連れていきました。今年の1月に母が特養へ
移ってから 娘が祖母に会うのは ほぼ1年ぶりになります。

朝10時の面会は 食堂から車いすに乗せられ 母が自室にもどった
直後で ベッドに寝ての面会でなく イスに座って話ができました。

先月は話もできず帰りましたが 孫娘に手を握られた母は入れ歯の
ない口で うわうわではありますが よくしゃべりました。

自分の生年月日や 実家はどこ?  の質問にも正確に答えられたし
孫娘が振った運動会の話にも 走ったり跳んだりが得意であった母は
80年以上昔になる自慢を 嬉しそうに語りました。

 

30分の面会時間が終わり 帰りの車の中で娘がポツンと
「今日がおばあちゃんとの 最後の話になった気がする おばあちゃんが私に
お別れを言うてくれたと思う」と涙ぐみながら言います。

私も同じ思いでいました。母はこの先 死なずとも今日のような会話ができる
日が 二度と来ない気がします。

今日の私たちのやり取りを 母の世話をしてくれる職員さんが
「これほどしゃべった〇さんを 私は初めて見ました」と驚いていました。

行ってくれてありがとう お礼をするねと じゃこ屋さんへ車を走らせました。
この日は暖かくて風がなく じゃこ屋さんの庭には一面に ちりめんじゃこが
干され 爽やかな香りが漂っていました。

 
 
 

娘にいくつか買ってやり 帰ってきました。
やがて必ず訪れる別れの日までに あと何回 母と話ができるか分かりません。
だれもが経験する 親を見送る日までは 自分がまず 元気でいようと思います。



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