くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

特養の画伯。

2015-05-29 | 日記
先日 胃ろう手術をしたおばは 見にいくたびに 枯れ枝だった腕や足が
ふっくらしてきて 管で胃へ届く養分が 確実に効いています。

ここの特養は 胃ろう手術の後 総ての養分を管で取っている人もおれば
おばのように 時々は口からも食べる人と その両方がいると聞きました。

こんなことを言ってはいけないでしょうが 胃ろうとは フォアグラのごとくに
確実に 食べさせられるという過酷な現実で 無理に生かされているという
そんな気がしてなりません。

あと20数年したら 自分もこうなるのかと思うと とても気持ちが落ち込んで
家へ帰っても しばらくは何をする気にもなれずに 黙ってしまいます。

子どもには 70代の若さで私がこうなっても 本人は胃ろう手術は希望せず
口から食事が取れなくなったら それが 母の寿命だと伝えました。

それなのに 87歳の母がこうなったら 胃ろう手術をしてでも 生きていてと
願う気持ちがあり 複雑な胸のうちです。

特養へいくたび 気が滅入る私に 小さな安らぎが生まれました。

それは いつ行っても いつ見ても 常に絵を描いている 97歳という高齢の
おじいちゃんに 会う喜びが出来ました。

 


皆が食事をする広間の 同じ場所でいつも描いており 机の隅には 絵具や
スケッチブックなど 常時積んでありますので この席は画伯の専用席です。

職員に聞くと 本人談ですよと断って 若い頃は高名な画家で 県展常連の
輝かしい過去があるらしく とにかく今は 起きている間は描いているとのこと。

広間や廊下には 特養の 画伯の絵が貼ってありました。

 


写真も見ず 頭の中の 若い頃の記憶をもとに描くわけで 画伯はまるで
山下清です。

水辺のものが多く 白や水色の明るい色を好むため この色の絵の具が
すぐになくなって そうすると職員が 文房具店で買ってくるそうです。

 


これは 足摺岬にも 室戸岬にも見えませんが 画伯の思い出の中の
夕日に染まる灯台ですね。 

片方の耳が聞こえず もう一方の耳も遠いため 職員が耳に口をつけて
〇〇さん ほめてくれゆうよ!  と叫ぶと にっこり口元がほころびました。

97歳の 特養の画伯はとてもおしゃれで この前とは違う 赤いチェックの
シャツを この日も着ておりました。


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すなば珈琲。

2015-05-27 | 日記

鳥取県に初めて進出した スターバックスコーヒーのオープン日に
1,000人もの人が行列する姿を ニュース映像を観ました。

鳥取県は コーヒー消費量が日本で2位という コーヒー好き県民との
説明がありましたが なぜ今までスタバがなかったのか 田舎の高知
でも 3店舗あります。



知りませんでしたが 鳥取県には すなば珈琲という名の店舗が 県下に
3店舗あるらしいですね。 

『鳥取にはスタバはないが 日本一のスナバはある』  というナイスな
知事発言の下に始めた すなば珈琲は なかなか人気のある店とのこと。



スタバがあるのは都会の証し という世間の常識があり 東京には多くの
店舗があるそうですが 地方でも 県庁所在地にしか店がありません。

2006年の統計ですが 人口10万人に対しての喫茶店数が 高知県は全国一
らしくて じっくり座って議論好き という県民性を表わしています。

朝 子どもを保育園に送り 自由な時間ができた若いママが 同じような
ママ友と喫茶店で お昼を兼ねたモーニングを食べつつ おしゃべりする
という姿は 喫茶店の定番風景です。

モーニングサービスも充実しており モーニングとは名ばかりで 一日中
サービスが付く店もあります。

最近 コーヒーは 認知症予防にも効果があると 発表されました。

大手が入っても すなば珈琲には健闘してほしいもので なんと言っても
名付けの親である 鳥取県の平井知事に ナイスネーミング賞です。

  

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ジュディ・オング倩玉さん。

2015-05-25 | 日記
高知県立美術館で 雅号ジュディ・オング倩玉さんの 木版画世界展を
先月から開催しています。

母の日プレゼントの前渡しと言って 4月にチケットを2枚もらいましたが
すっかり忘れておりました。

行ったかと聞かれ はっと思い出したのが開催終了の前日であり 何とか
流さずに済みました。



ジュディ・オングさんといえば すぐに頭に浮かぶのは 極楽鳥のような
衣装を広げて  魅せられて  を唄っていた 若い頃の姿です。

たまにTVのCMで見かけますが 私と同世代と思えぬほど 若くて美しく
何か国語も話せる才女と有名ですが 版画作家とは知りませんでした。



20代の頃に 棟方志功門下生の 井上勝江氏に師事 とのことですので
版画作家としての経歴はすでに40年になり 毎度 日展入賞の腕前です。

展示された作品は 日本家屋の静寂さを感じさせるものが多く また花の
作品もたくさんあって その中の一つ カトレアの版画は あのマイセンが
採用したそうで 東洋人では初の快挙 との説明文もありました。



多色刷りの場合 どうやって色を載せるのか 素人の私には疑問でしたが
このカトレアの場合 版木を11枚彫って 摺り重ねるという 順番の版木が
並べられており 小さい作品とはいえ 11枚も彫るのかと まず感心です。



売店では 各作品の版画が売られていましたが 小さい作品でも7~10万円
大きいものは 100万円以上します。



870円也の 金属のしおりを買って 作品名は 涼庭忘夏とのことですが
あらら  指紋が付きました。  
 
  
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コレステロール値。

2015-05-23 | 日記

鶏のタマゴはもちろん タラコや数の子などの 魚卵も大好きです。

歳と共にコレステロール値が上がり 朝ごはんのタマゴ焼きを 思いっきり
食べたいと‥‥   ささやかな夢でした。



高血圧 高コレステロールの私は タマゴは1日1個 タラコは半腹と決め
渋々ですが守ってきました。

それが最近 動脈硬化学会というところが コレステロールの高い食品を
いくら食べても 血中のコレステロール値には まったく影響がないことを
発表しました。

動脈硬化学会 という機関があることも知りませんでしたが 今までの定説を
くつがえした今回の発表には 驚いた人も多いと思います。

『 何を食べても コレステロール値には関係ない 』  とアメリカ心臓協会が
2013年に発表したそうですが 日本での発表に なぜ2年もかかったのでしょう。 

むむっ これって 製薬会社や健康食品メーカーから 多額の口止め料が上記の
動脈硬化学会に渡り続けていたのか それとも 政治献金などが特効薬になって
知りつつも政府が 発表を遅らせたのではないかと‥‥  ゲスな私の勘ぐりです。

降圧剤と共に コレステロールを下げる薬を 医師の 処方箋の元に服用している
団塊世代は 日本中に どっさりいるはずです。 

米国で88歳の男性が 数年に渡り毎日タマゴを 2ー30個食べ続けてきましたが
コレステロール値は 正常であったそうです。

摂取したものは そのほとんどが代謝と排出に消えて 身体には影響がなかった
とのレポートも発表されました。

ま  いくら好きでも 毎日々々 数十個ものタマゴを食べ続ける生活は 普通では
考えられないことですが 今回の発表を受けて医療現場も 今後の食事指導などに
変化があるでしょうか。

一日一回飲む コレステロール薬がジェネリックになり ラッキー! と思いましたが
飲む必要がなくなれば なお嬉しいことです。 


 
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宮尾登美子さん。

2015-05-20 | 日記
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