一昨日の朝刊一面に『技研イクメン日本一』の見出しがのりました。
男性が育児参加しやすい企業をたたえる 厚労省の「イクメン企業
アワード2020」で技研製作所が 積水ハウスとともにグランプリに
輝いたという記事です。
㈱技研製作所は 騒音と振動がしない杭打ち機 サイレントパイラーを
50年前に現社長が開発し 今では世界中の土木・建設工事現場で使われ
会社は大きく成長して 今は東証一部に上場する優良会社です。
社員の満足度や 会社の魅力度アップにつながるプロジェクトチームを
女性社員20人が作り 全社員にアンケートを取ったところ 男性社員の
6割から「育休をとりたかった」の声が上がったそうです。
育休をとった場合 収入減の不安が当然あり 国の給付金からの支給額
の計算や 子育て世代の社員と その上司を対象にした説明会を経て
2019年度に子どもが生まれた男性社員20人のうち 6人が1年間で110日
もの育休を取得したとのこと。
男性の育休は 年間30日未満が圧倒的に多いなか 同社の100日を越える
取得日数が 厚労省に高く評価された となっています。
子育て中の家庭のおおくが共働きで 妻は出産後 再び職場にもどって
キャリアを積み その一方で夫は 4ヵ月近く育休を取り 子育てをする。
コロナで苦しい企業が多いいま 一流会社だからこそできる ゆっくりと
時間をかけての イクメン制度でありましょう。
団塊世代の私が出産した40数年前 夫が数ヵ月もの間 仕事を休み子育て
するなど 日本の会社では思いもつかず ありえなかったことです。
「仕事で ベストパフォーマンスを出すには 家庭の状況は重要。男性の
育児意識を高めることが 大きな意味を持つ」 と記事は結んでありました。