最初の放送からもう43年経った 早坂暁氏脚本になる『夢千代日記』が
毎週水曜日の夜 ドラマ人間模様で放送されています。
1981~1984年までに放送された3部作になっており そのなかの3話目が
12/11日に放送されました。
広島で胎内被曝し白血病で余命いくばくもない 芸者おき屋の女主人で
自らも芸者で働く 夢千代役の吉永小百合さんが とにかく美しい
NHKさま 拝借します
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このドラマで私も 貝殻節を覚えました。
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来年80才になる小百合さんは今も美しいですが このころが最も艶やかで
美しかったと思われます。
当時30代後半~40代になる小百合さんが 限られた命のなかで静かな炎を
燃やすように恋する夢千代を しっとりと魅せてくれます。
40年近く前になりましたが 中年マダムを中心に1泊2日の『夢千代ツアー』
があり湯村温泉へ行きました。
温泉街には小百合さんと同じ大きさに作られた 夢千代の像が立っており
芸者夢千代はとても華奢で小さかったです。
この川を渡った場所に高温の荒湯たまごがあり ほとんどの人が食べます。
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劇中の重要な場所として『余部鉄橋』があり マダムツアーではバスを降りて
鉄橋のある1区間だけ乗車しました。
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明治時代に建設された高さ41㍍の鉄橋は 昭和61年強風にあおられ脱線転覆し
鉄橋下の カニ加工場の従業員数名が犠牲になりました。
鉄橋をわたったところに駅があり 歩いて下に降りられます。下からながめる
余部鉄橋は 身震いするほど高く見えました。
初回放送から43年もたつと 劇中の多くの役者さんが鬼籍に入りました。
天に昇った俳優さんは いま浮かぶだけでも
樹木希林・加藤治子・中条静夫・長門勇・夏川静枝・楠トシエ・ケーシー高峰
片桐夕子・松田優作・林隆三・岡田裕介・・・ まだまだいると思います。
夢千代さんの恋人は1部~3部までそれぞれ 岡田裕介・石坂浩二・北大路欣也
さんだったと思いますが そのだれとも恋は成就しませんでした。
3部の最後になる恋人を追って離島についた瀕死の夢千代さんが 殺人者として
追われる北大路欣也さんの腕の中で・・・が最終だったと思います。
吉永さんと樹木希林さん以外は ちがうメンバーで映画にもなったそうですが
TVほどヒットしなかったと聞いています。
今年の分は今週の水曜日 12/18日が最終になります。2025年の『続 夢千代日記』
放送は 1/8~2/5 毎水曜日夜に放送するそうです。