今月10月1日のブログでも書きましたが、適年を中退共へ移行するのは、
意外と面倒です。
中小企業が適年を移行する場合、中退共というケースが多いと思います。
中退共の利用では、事業主と中退共で直接やり取りをする仕組みです。
もちろん適年からの移行では、委託先の金融機関もかかわってきますが、
それは適年の積立金を従業員別の持ち分に分けて、中退共へ振り込むと
いうことが主な業務です。
では、適年を中退共へ移行するのは簡単か?というと、そうではありません!
結構手間が掛かります。
退職金規程で定められている支給率は、S字カーブを描くものが少なくあり
ません。
一方で、中退共の掛金は、5千円から3万円まで16種類です。
この掛金を使うと、S字カーブを描けるか???です。
企業によっては、毎年中退共のホームページから積立金を把握して、掛金を
調整していく方法をとっている所もあります。
これは、面倒だと思います。担当者が変わるとできなくなるかもしれません。
退職一時金制度の内枠にすれば、いいじゃないか!
確かにその通りです。
足りない部分は保険商品を使えばいいんだ?
それはちょっと、待ってください。
まずは可能な限り、中退共で使いやすいルール、掛金テーブルを作りましょう!
私のやり方が、必ずしもいいというわけではありませんが、以上のようなことを
11月2日(木)のセミナーでお話ししたいと思います。
ぜひ、お越しください。
10月6日のブログでご案内してあります。