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適格退職年金の移行が終わっていない場合は、急いだほうがいいです!

2009-12-03 09:32:48 | 適格退職年金

適格退職年金の移行が終わっていない企業は、まだまだあると思います。
急いだほうがいいです。本当に待ったなしです。

適年を受託している生命保険会社では、手が回らなくなってきているよう
です。元々、主幹事を引き受けている数だけでも手一杯の状況なのですが、
それすら、期限内に移行を終わらせることが難しいのではないでしょうか?

適年の移行について、まだ検討を開始していないなど論外ですよ。
検討しているけれど、移行先について結論が出ていないというのも、困った
ものです。
後2年少しあるからなどど考えないでください。

適年の移行は、積立金を移し替えるという単純なものではありません。
銀行口座を変更するのとは大違いです。
適年の移行先には、適年と同じ制度はありません。
仕組みが違いますし、適年を導入したときにはなかった、退職給付会計の
問題もあります。
今日申し込んで、1週間以内にすべて終わるということはありえません。
生命保険会社からみると、まだ移行が完了していない適年は、同じ状態の
多くの適年の一つに過ぎません。
委託先の生命保険会社に申し込めば、必ず面倒を見てもらえるとは限ら
ない状況に入っていると思います。

適年・退職金制度は、事業主にとっても従業員にとっても、大切な財産です。
後悔しないためにも、早めに適切に処理する方向でお考えください。




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