褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 ステップフォード・ワイフ(2004) 理想の夫婦とは

2012年04月19日 | 映画(さ行)
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 今となっては信じられないことだが、ひと昔前までは結婚したら女性は仕事を辞めて家庭に入るものだと考えられていたらしい。しかし、現在は結婚しても男性以上の能力を発揮してバリバリ仕事をこなす女性などは大して珍しいことでもなんでもない。実際に旦那よりも奥さんの方が収入が高いですなんて例はたくさんある。
 今の若い女性にとって、結婚しても専業主婦なんかまっぴらゴメンで高いレベルで仕事をテキパキこなすキャリアウーマンこそが理想的な未来像である。なんて本当にそんな世の中が女性にとって良き社会なのか、そもそもそんなに女性は仕事をしたがっているのかまた逆に男性は女性の社会進出に対して果たしてどのような感想を持つのか

 理想の夫婦のあり方をテーマにした映画が今回紹介するステップフォード・ワイフです。なんだかとても重いテーマを扱っている映画であるが、ブラックジョークのオンパレードで個人的にはけっこう笑えた。そしてサスペンスあり、コメディあり、SFありで非常に映画らしい内容、作りになっている。

 さて、ストーリーはニコール・キッドマン扮するテレビ番組の女性敏腕プロデューサーが、ある不祥事をきっかけにクビになってしまう。ショックで落ち込んでいる彼女を癒すために、夫はステップフォードと呼ばれるとても治安が良く、家の中はあらゆる物がオート化されていて、しかも綺麗に整備された街に引っ越すことを提案する。
 やがて子供を連れてステップフォードに引っ越してみると、そこで暮らす女性たちは、綺麗な服を着飾り、夫に従順で、みんな化粧をしていて笑顔を絶やさない。そんなステップフォードの街に対して夫は非常に満足するが、あまりにも完璧な主婦たちの姿にニコール・キッドマンは何か不自然な物を感じ始め・・・というストーリー。

 観ている我々はステップフォードに暮らす女性たちの本当の姿に驚き、さらにステップフォードを牛耳る黒幕の考え方に対しては観る人によって感想が違うという仕掛けになっている。個人的には妙に納得してしまったのだが、そんな自分は果たして正常なのか、異常なのかちょっと悩んでしまう。それでは、ちょっと大人の夫婦にぜひお勧めしたいステップフォード・ワイフを紹介します

ステップフォード・ワイフ [DVD]
アイラ・レヴィン,スコット・ルーディン,ドナルド・デ・ライン,エドガー・J・シェリック,ガブリエル・グランフェルド
角川エンタテインメント


 ジョアンナ(ニコール・キッドマン)はニューヨークを本拠地にするテレビ番組の敏腕女性プロデューサー。しかし、彼女の製作した番組で不祥事が発生してしまいテレビ局をクビになってしまう。すっかり意気消沈してしまった彼女に対して、夫であるウォルター(マシュー・ブロデリック)はコネチカット州のステップフォードという街へ引っ越すことを提案する。
 ステップフォードは治安は良く、自然は豊か、家の中はオート化、まるで不自由の無い場所に思われた。夫のウォルター(ブロデリック)はすっかりステップフォードに住む男性たちと仲良くなり、この地での生活は非常に満足をしていた。しかし、ジョアンナ(キッドマン)はこの街の女性たちが、あまりにも完璧な主婦ぶりを発揮している様子を見て違和感を覚えてしまい最近同じく引っ越してきた女性作家のボビー(ベット・ミドラー)とステップフォードの住人について調べてみるが・・・なかなかの驚きの展開は映画を観てください



 原作者はアイラ・レヴィンこの人の作品は死の接吻ローズマリーの赤ちゃんブラジルから来た少年などが映画化されていますが、どれも傑作になっています。ちなみに今回紹介したステップフォード・ワイフは1975年の作品であるステップフォードの妻たちのリメイク。そちらは未見ですが本作品とどのような異なる点があるのか非常に興味があります。

 この映画は本当に豪華キャストであり、多くの名優が出演しています。
 主演のジョアンナを演じるニコール・キッドマンはトム・クルーズと離婚してから個性的な作品に出るようになりました。ラース・フォン・トリアー監督のドッグヴィルは一度は観て欲しい映画です。

 ジョアンナの夫であるウォルターを演じるのがマシュー・ブロデリック。ちょっと観ない間にすっかりおじさんになっていた驚きました。この人はウォー・ゲームの少年役のイメージがありますが、ショーン・コネリー、ダスティン・ホフマンと共演したファミリー・ビジネス、そしてアメリカ南北戦争を題材にしたグローリーがお勧めです。

 ステップフォードの男性協会の会長を演じているのが名優クリストファー・ウォーケン。A級、B級関係なくあらゆるジャンルの作品に手当たり次第に出演している印象がありますが、お勧めとなるとディア・ハンターデッド・ゾーン。そしてショーン・ペンと親子を演じているロンリー・ブラッドもここではお勧めしておきます。

 クリストファー・ウォーケンの奥さんを演じているのが名女優グレン・クローズ。この人は危険な情事のインパクトが強烈ですが、多くの名作に出演しています。ガープの世界愛と精霊の家、ハリソン・フォード、ゲイリー・オールドマンと共演しているエアフォース・ワンあたりがお勧めです。

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