京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

シェアリング続報

2010年06月17日 | Weblog
先日の新聞折込チラシによると、
コインパーキングのタイムズさんもグループ会社の
マツダレンタカーを通じカーシェアリングに参入したと。

その名もタイムズプラス。

先行するプチレンタのオリックスさんや
近隣のレンタカー会社さんよりも安い設定である。

さすがに関連業種2種(駐車場とレンタカー)をもってすれば
お安く提供できるということだろう。

車のシェアという考え方も本格化する方向性である。

実はこのコインパーキング、
シェアという考え方が一気に世に出るきっかけだった
のではないかと思っている。

マンション・車・自転車と対象が広がっていく過程の
理論の入り口として、
サラリーマン大家さんに常にお話している。

月単位であった契約形態を時間的に解き放ち、
場所を特定する貸し方を空間的にフリーにした。

こんなフレキシビリティーな発想がよくもできたものである。

時間的に感心する点は、
捨て時間ともいうべき余った時間の戻しがない点である。

30分100円で10分早くでたところに次の車が入れば、
2重に儲かるのである。戻し金はない。

24時間営業でしかものこぎり商法なのである。
道路交通法の改正から時間が経ち、
うまみは薄れたとはいえ
参考にしたいビジネスモデルである。

相前後して世に出たのが我不動産関係のウィークリーマンスリーであろう。
今少し後退気味なのは、
過去の経験則から鑑みるに、どうもこの商売、
不動産的発想ハードな事業と捕らえると
伸びしろがないように思える。

ソフトな事業としてベンチマークを
ビジネスホテルだとの対応をすればもう少しいけるのかなぁ、
とも思うが・・・
ゲストハウス、シェアハウスにはそのソフトがある。
まずは経営主体が不動産関係者でない点、
これだけでも顧客サービス業らしいと思える。

シェアとか共有の発想は留まるところを知らない
かのような普及であるが、
究極は資源の有限性であり、
経済も人口も低成長時代を視ているからなのであろうか。

対処を急がねばo(・_・= ・_・)o
コメント
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/京都不動産コンサル研究所


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