京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

都市商業機能の重心が移動している?

2012年02月06日 | 不動産と経済情勢

先般届いた業界紙に、
もうお馴染みになった宮城大学事業構想学部の
田辺教授の分析が披露されている。

事業構想学部という一見わかりにくい学部のことはさておき、
(実際はその名前の通りではあるが)
また先般は囚人のジレンマで不動産ビジネスを語る
この教授「実務に役立つ不動産の経済学」なるテーマで
連載物も担当しているのである。

私が食いついたのは「地域別の地価動向JRの機能が・・・」で、
大都市の商業的重心が移動しているのだという点。

北は札幌大通り公園、
南は福岡天神、
大阪は御堂筋、
名古屋は栄、
これら従来の商業地から
それぞれの最寄JR駅に重心がシフトしているのだと。

これは近年の京都でも然り。
阪急百貨店の撤退に代表される河原町の衰退、
社用族減少による祇園の地盤沈下。
祇園はまだ観光客向けに生き延びる要素はあるが・・・。

今は京都駅周辺にスポットが当たっている。

ここ数年でできたものだけでも、
イオンモール京都、ヨドバシカメラ、ビッグカメラと、
そしてこれらに既存のジェイアール伊勢丹、
地下街ショッピングモールのポルタ、
ショッピングビルアバンティーが熾烈な競争をしている。

京都駅前の人の流れもここ数年で変っている。
昼は買い物客(主に中国人)でにぎわい、夜は祇園を敬遠パスしたビジネスマンが
赤いランタンを頼りに徘徊する。

先のコンパクトシティーのお話の如く身近で便利なところで完結している。
わざわざタクシーで河原町や祇園まで、
悲しいかな行く必要がないのである。(ノ_-。)

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