寒いと筋肉が萎縮して、肩にやたらと力が入ります。その結果、歯軋りをしてしまい、肩こりになるのではないか?祖母が健在だった頃、寒がりの私に、真綿をひいて、肩に載せてくました。ほんのちょっとの真綿が、肩にあるというだけで暖かったのを覚えています。スカーフを肩に載せるのもいいようです。要は、体を冷やさないことが大切です。
枇杷葉の焼酎漬けか、生葉を肩に置き、そこに温かい蒟蒻を載せるのも、一つの方法ですが、じっとしていることができなければ、あまり効果はみられません。枇杷風呂に入って、肩を揉み解したのが、いいかもしれませんね。肩といっても、リンパ腺です。耳の後ろや首から肩に移り、鎖骨へと下りていきます。鎖骨と腕の付け根、肋骨の辺りを螺旋を描くようにしてみてください。
その部分で必ず、ピキピキと電気が走る箇所があります。強く揉んではいけません。やさしくです。湯舟に浸かってすると、リラックスできるので、10分ほどしてください。これを毎日繰り返します。くどいようですが、続ける事に意味があります。後、以外にも足の裏がいいのです。それと足指です。湯舟でなら緊張感が解けるのでいいようです。
半身浴や、足湯がいいのは、血行を良くするからですが、以外にも足にまで、気持ちをかけていないからです。足が弱れば歩けません。歩けなければストレスが溜まります。精神的にも肉体的にも、ダメージを受けるのですが、あまり気にされないようですね。食事や、サプリメントも必要なことです。でも、自分の足で歩けることは幸せではないかしら?
年齢を重ねる毎に、歩けなくなってきますし、気持ちの中ではできていたことも、実際には思うに任せなくなってきます。体のどの部位も大切だし、必要です。そういった衰えを越えていくにしても、枇杷葉茶を飲用されるのが、いいように思えます。民間薬として広まってきた枇杷葉は、隣のお婆ちゃんの方がよく知っています。
私が、ここに書いていることは、その殆どが祖母の言っていたことです。明治生まれの無学な祖母でも、伝えられていたことや、知っておかなければならなかったことが、本当にたくさんあったのでしょう。どれをとっても緊急の応急手当ですが、何度も命を救ってくれていたのです。祖母は、教えてもらったことに、自分の経験や感を働かせて、工夫をしたのでしょう。
当時、私は小学校の1年か2年でしたが、鮮明に記憶にあります。とても印象深いことでした。祖母のしていたことが、まるで魔法であるかのように、見入っていたのです。少し大きくなると、屁理屈を捏ねて、祖母のしていることを否定していましたが。今思うともっと聴いておけばよかった。と悔いが残っています。
寒さの中に咲くパンジー。石灰を入れたら、株が大きくなった。次々に咲いている。