枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

魔よけ

2011年01月06日 | Weblog
 昨夜、どうにも寒気が止まない。どこがどうというのではなく、とにかく気分が悪いのだ。枇杷茶を少ししておこうとし始めたが、寒さに我慢がならない。ストーブを点けているのに、背中に誰か張り付いているように感じる。歯の根も合わない。奇妙なことである。10時には、風呂も止めて、服のまま布団に潜った。湯たんぽは替えた。相変わらず頭がガンガンするが、寒気は納まった。

 今朝は、午後からの勤務だった。朝起きて、枇杷酒を飲んだ。熱は37.1℃である。手帳に記録し始めて以来の数値。風邪を引いた時とは違う。何よりも意識がはっきりしているもの。風邪の時には、朦朧としていたし、とても起きれる状態ではなかった。憑かれた。と直感した。そう言えば昨日、亡くなった方が視えたっけ。帰宅途中に通った。その途端に鳥肌が立った。

 今日、帰宅したら気配が消えていた。重苦しいものがない。あの説明できない陰鬱な気分から解放されていた。枇杷酒をもう1回飲んだ。これはお釈迦さまがお守りくださったか?観音さまがお助けくださったか?母が淋しがっているのはわかる。お参りするから待っていて。それでも連れに来たのなら、逝ってあげねばならぬだろう。何を見ても食べても、母のことが偲ばれる。

 リエさんが、母のために贈ってくれたお花は、不思議なことに納骨まで咲いていた。枇杷茶を少し足してみたのだが、小さな蕾まで膨らんでいた。とても不思議な想いであった。毎朝、枇杷茶を供えていた。貧しい家に産まれて、その生活から抜け出すことができなかった。それでも、自分のことよりも、子どもや孫が歓ぶなら。と、暮していた母である。

 今夕は三日月。とても綺麗な弧を描いて、西の宇宙に浮かんでいた。木星もかなり西に傾いている。光度が素晴らしい。とても木星とは思えない輝きに、思わず見上げてしまいます。オリオンの棍棒を持つ手の先に、プレアデス星団とヒアデス星団が、宝石を撒き散らしたような輝きを見せています。ギリシャ神話では、オリオンに追いかけられる美人姉妹です。摑まることはないのですが、追いかける方も執念がいります。

 家の中、どこがあたたかいか探す銀河。この後、サッシの日溜りに寝ていました。
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