枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

寝溜め、カンッタクタビーレ

2010年04月10日 | Weblog
 寝ました。ほんとうによく眠りました。熱も、きらん草で、グングン下がり、今朝は36.3度になったのです。しかし其処に油断が生じた!さっそうと朝の仕度にかかっていたら、腰がヘラヘラ笑うではないか。なんということであろうか!!これまでスタッフの方に、足手纏いにこそなれ、迷惑はかけていない私が、急遽休むなど・・・。あっら、でも立っていられない。勤務先に電話し、リーダーに連絡を取り、何とか冷や汗を拭ってほっとした。

 その後は、枇杷葉の焼酎漬けを患部に貼って、新聞を読んでいた。ほかほかと温かいので安心も出てきた。お?歩けるではないか。効果覿面ですな。お天気に誘われて、布団を干したり、洗濯を干す。ちょっとした重い物も持てる。よかったよ。今日の勤務者に連絡を入れる。あんまり心配でもなかったようだが、(勝手に休んだ詫びは伝えなくては)明日は勤務できることを伝える。

 庭の花木が萎れているので、水遣りをする。芍薬の芽が勢い伸びている。木香ばらはつぼみが鈴なり。海棠も散り始めている。チューリップがやっと咲き出した。スイトピーの蔓が少しづつ延びている。今日のこの日は、もしかして神さまが、肝心なことを忘れてやしないかと、休養を命じてくれたのかもしれない。でも、スタッフの方には、迷惑をおかけしました。ごめんなさい。

 日中、ふと気になって主任に電話を入れてみる。病院だしな、出ないかも・・・。と思っていたが、運がよかったのか出てくれた。私は、この主任にはいろんなことが話せるが、どうも他の人は苦手です。仕事だと割り切って考えられたら、どんなにいいかしれませんね。できない自分が情けなくなる。そうしていきたいのに拒絶する心が疎ましい。でも、だからといって、自分自身でさえ、解決法が視えないのです。主任、聴いてくれてありがとう♥

 私が、この仕事に入ったきっかけは、至極単純なことです。『心をわかりあいたい』でも仕事をしていきながら、それが意味のある、とても大きな目標になろうとは、考えてもみませんでした。知らないでいたことが、どれほど幸せだったことか。知ろうとして、苦しみも哀しみも視えてしまったことで、心の葛藤として日々悩み、挫折したことでしょうか。今更ながら、この仕事に就いた責任を感じています。

 けれども、そういったことを学び、及ばずながらも努力をしていくことで、心が豊かになったことはたくさんあります。自分の部署以外のスタッフにも、支えてもらっているという安心は、自分への自信につながりました。最初はどうであれ、日々を重ねていくことで、わかってくださる方もいる。という思いは大きな収穫でした。表裏の無い態度から、培っていけたことは万感の想いです。これからも励みにしていきたいです。

 枇杷葉を様々な角度から研究し、こういったデータを分析したことを、いつかどこかで発表できれば。と思っていますが、私でなくても専門家が大勢いますね。でも、枇杷葉のことを、もっとたくさんの人に知ってもらうには、いろんな本があってもよさそうです。更なる研究を続けましょう。枇杷葉って、ほんとうに謎が多いのですよ。そこんとこ強調します。

 縁側から車庫に向いて庭の様子。向かって右に、茂木の赤枇杷の木がある。庭の中ほどはプランターや、鉢が多いのです。特にアレンジはしていません。鉢もそのほとんどが枇杷苗です。生後10ヶ月から8年木といろいろあります。春先には、剪定も移植も禁物です。人間でいえば、やっと親と識別できたのを、無理やりに引き離すことです。もらわれていった先が安心なら、根付きますよ。
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疲労困憊

2010年04月08日 | Weblog
 昨夜、何だか体がだるかった。今朝、起きるのが大儀だった。然し熱は35.1度で平熱。勤務先で困ったのは、鼻水が流れ落ちるのだ。しょうがない。テェッシュを鼻に詰めたら主任に笑われた。ずっと上を向いている訳にもいかないし、かといって鼻水に感けてはいられない。あんまりかんだので、鼻血まで出てしまった。耳が聴こえなくなるわ。有らぬ声は聴こえるわ。いやはや難儀なことです。

 帰宅して、きらん草を何杯も飲みました。甘くて美味しいね。センブリも入れちゃえ。枇杷種酒をお猪口に1杯。毒素が出るわ、出るわ。ですっきりしました。幸いに明日は休みです。レポートも書かなくてよくなったので、寝ます!37.9度をなんとしても下げねば。この熱が出た原因は、厭な気を触られて遷されたから。時々、そういうことがあって、寝込むのです。ほんっとに、明日が休みでよかったよ。

 やった。37.5度に下げました。きらん草はよく効きます。まあ、大事をとって、今晩は風呂は中止します。湯たんぽで温かくして、眠ましょう。これも一重に、枇杷葉のおかげですが、こうして書いている間にも、体の随所に働きかけているのがわかる。凄いなぁ!!枇杷葉を飲んでいてよかったです。某作家さんも、何やら来訪者に、せっせと枇杷葉茶を飲ませているらしい。花粉症は通過されたでしょうか?

 某サイトの書き込みに、井戸があったことが判明する。あら?枇杷茶はその井戸水がいいのですよ。え?埋めちゃったの。でも、浜さんが言われるように、何とか管を通して、飲んでもらいたい。そこの水は、空気の浄化をするよ。ちょっと変わった空間ですね。言葉では上手く伝わらないのだけれども、その場所に封じ込んではいけない。ような気がするのですが。おお!!37.3度に下がりました。記録的な更新です。

 私の体の中の細胞が、ひっきりなしに動いて、汚れた菌を食べています。体中がフツフツという感じで、細胞を蘇らせています。ああ、わかるよ!枇杷葉の威力も並みではない。医者ではないけれど、活発な動きになっていくのが、伝わってくる。自然治癒能力の素晴らしさですね。ああ、誰かが冷たい手を額に載せてくれた。ありがとう♪

 今晩は、短いけれども、ここまでにします。おやすみなさい♥

 
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最近の話

2010年04月07日 | Weblog
 職場の花見は、タイミングが悪く春雨。計画をキャンセルするには、何分にもあちこちに弊害が出るというもの。急遽、ドライブに変更しての花見でした。昼食は、中で食べましたが、外で食べた方は、寒かったらしい。花冷えの季節です。今日から新学期。私も、真新しい気持ちで勤務しようと、ちょっと深呼吸をしました。
 
 サンタさんの書かれた本は、細菌のことらしい。細菌って、わりと身近なことなんだけども、関心の度合いは低いね。風邪なんてのも、細菌のなせる業。枇杷葉も、細菌には結構関係があります。枇杷葉と必要な菌がくっつくと、体の中の細胞が活性化します。そうでない菌には、枇杷葉はくっついて食べてしまう。つまり退治しちゃんです。このバランスを上手に保って、健康にする働きをしてくれる。

 枇杷葉って凄いね。枇杷葉に関わっていると、関心が増えていって、なぜかしらいろんなことを確かめてみたくなるよ。同時にそこから出発して、細菌のことや、生命の謎や、宇宙の仕組みやらに、広がっていくんだ。つまりは、人間が何処から来て、何処にいこうとしているのか、哲学やら倫理にも興味が持てる。命には、自然への畏怖があり、また不可思議な迷路へと彷徨う岐路でもあるのかな?

 小さな命にも、大きな命にも、其々が役目をするように神さまが決めている。宇宙の摂理の中には、同じであれこそ、質量も違えば、大きさも違うものもある。また、同じ大きさでも、質量の異なるものもある。その一つ一つが、互いのバランスを保ち、軌道の違う宇宙を周っているのだ。その一つの元は、小さな極少の細菌が存在していて、数え切れない数で集まっているよ。

 人間は、細菌に体を乗っ取られるかもしれないが、細菌がある程度体に入ってなくては、生きていかれない。それらを援けて、ちゃんと運転して、作動させてくれるのが、枇杷葉だって思うよ。枇杷葉のことを知らなくて、または知っていても、まだまだ全体で言えば、活用するまでには程遠い。まあ、現在の人口くらいで、丁度いいのかもしれない。猫も杓子も枇杷葉茶、となればなったで厄介だもの。

 昨年、雪が降った様子。何回か降って、一度など枝が折れるくらいに積もりました。寒さ避けをしていなかったので、その大半が枯れました。今年、雪は少なかったのですが大霜にやられました。返す返すも残念でした。まあ、花芽茶が飲めるので、そこはお互いですが。
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遠山金四郎

2010年04月06日 | Weblog
 花吹雪、と言えば。名奉行遠山金四郎ですね。私は、西郷輝彦の方の金さんが好きです。もう一つは、りささんの書く『ペンギン奉行』この物語の行く末がわっからない。そこが期待に胸躍らせる。出た途端、次回を待ってるんですが、この雑誌が不定期で、依然として幻故に、読者は翻弄され続けているのです。でも今回は枇杷葉茶を飲み、花芽茶や種茶を飲用された由、きっと期待どおりの出来栄えかと。風邪引くなよ。花粉症はどうなんだ?

 今日まで3連休の日々だった。3月の激務に免じて主任がくださった、ありがたいお休み。しっかり休養させていただきました。反面、明日からの勤務が恐ろしいが・・・。しかし年を重ねると、そんじょそこらの休みでは、体の回復はまま成らぬ。要は、のんびりと趣味に高じているのがいいですね。庭の花木の水遣りや、咲き乱れている花木の様を、携帯に撮って取り込みました。

 やっと温かな季節。と窓を開けたら、運悪く選挙カーの一杯のボリーム。う・うるっさーい!静かな選挙、ってないものだろうか?田舎なので、手を振ったり、笑顔を返そうものなら、最大のボリュームでお礼をのたまう。止めてくれぃ~!!以後黙認する。最近は、期間も時間も短縮されたようで助かっています。それでもやかましいのに替りは無い。投票する人も決めているから、我が家の周辺だけは静かにしてもらいたい。

 枇杷葉の種類。一般的なのが長崎・茂木です。楠=唐枇杷の実生。津雲=茂木×田中。田中=唐枇杷の実生。瑞穂=田中×楠。戸越=茂木×田中。大房=田中×楠 千葉県の主要品種。里見=楠の自然交雑実生。白玉=中国の品種 静岡土肥地方産。長崎早生=九州のハウス用品種。房光=田中×瑞穂。希房=3倍体の種無し 花が咲いてもホルモン剤の力を借りて結実。最近は、これに白茂木が加わっています。

 日本の枇杷は、中国の揚子江を流れてたどり着いた種が、自然に根を下ろしたものらしいのです。瀬戸内海の島々にも、そういった種が流れ着いており、自然に発芽したのが多い。従って、枇杷の実はやや小粒で、時期がこないと甘味が増しません。ほんとうに熟した枇杷の実は甘く、瑞々しいのです。店頭に並ぶ枇杷の実は、そうした時期より少し早めなので、美味しさもちょっと足りません。

 庭での栽培が可能ですから、大きめの鉢を用意して、今夏の枇杷の実を食べた後、種を植えてみてはいかがでしょう。注意事項としては、どんなに大きな鉢でも、種は3個まででにします。何分にも育っていくことを念頭に、たくさんは植えないでください。枇杷葉は生命力の強い木ですから、よほどのことが無い限り、発芽します。問題はその後で、芋虫が好物なので根を食べられないように。

 我が家の花芽。今年はまさに鈴生りでした。自然に任せたので、霜にやられてしまった。今年の12月には霜よけをします。
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春の宴に、ぞろぞろと

2010年04月05日 | Weblog
 桜の花見をしようと、昼間は人間が集まり、夜半からは魔物が集う。飲めや歌えや踊ろうと、暗闇の中で蠢く。時折、暇人や酔狂な者は、闇の中でさんざめく魔物を視てしまう。人間には、見えるものしか見えない者と、見えないものも、視えてしまう者が居るのだそう。ほおら耳を澄ませてごらんよ。眼を凝らしてみないか。と其処に居て囁く物に気づきませんか?春の宵は、夢か幻か。いえいえ、異世界に通じる結界が、繋がる時でもあるのです。

 そういった時に、月の雫を浴びていると、心が狂ってしまうそうです。体の中から抜けて出て、仲間を探して歩くのだそう。月に還ろう。月が待っているから。かぐやは泣いて、翁と媼を困らせる。嫦娥姫は、やんちゃな姫君を持て余して、下界に降ろしたのだが、人間の年よりは甘やかすばかり。可愛いとて、猫可愛がりでは余計に困る。仕方がない。迎えを遣わそう。ほんに困ったことよの。

 枇杷葉が月の雫を浴びると、これをお茶にして飲んだ者には、あらゆる病に薬効があり、これを信じて行なう者には、月の魔力を進ぜるものなり。月はセレネ。女神の力を分けられし者は、その手から発するオーラに触れし何人も、心の中に入り治さんとする。月の光の中に居ると、どこからともなく聴こえてくる。あなたには聴こえませんか?月のささやきが。光の向うで招いているのが視えませんか?

 リエさん。ちょっとだけど読んでいるよ。何だか始まりからワクワクしちゃうね。字の由来もとても考えていて、そういったことに行き着くのが面白い。でも一番のは、タイトルだね。いいなあぁ・・うん。ほんとにぴったりだね♥私は、現実の事はわからないけど、こんな書き方もあるんだね。私のは、真実だけども、実際にはわからないことだからね。そういったことを、さも嘘のように書くのは難しい。

 実際には、経験したり、体験しているんだけど、その殆どの人には、理解できないことなんだから。どんなに信じるよ。って言ってくれても、同じじゃないからね。分かり合うことはできない。でも、知ろうとすることは可能です。宮部みゆき氏の『龍は眠る』あの作品を読む度に、いけないんだ。言っちゃだめなんだ。って金縛りに遭う。解き放たれし力を感じるよ。

 リエさん。サンタさん、りささん。枇杷葉の花芽茶は要りませんか?先日の強風に、びっくらこいてたくさん落ちたのです。飲んでみると以外に美味しい。綺麗な色も出て、香りがいいのです。もしよろしければ送りますね。お知らせください。AIちゃんのお祖母ちゃん。風邪はその後いかがですか?枇杷茶によって、免疫と抗体ができたので、今後は鼻水くらいで治まりますよ。せっせと飲んでくださっているようで、感謝に耐えません。

 現在、花芽が咲き、実が生っている茂木の赤枇杷。その下に植えた淡路田中。3本の枇杷葉が育っています。左の隅には、何と我が家の茂木の赤枇杷を食べた種から、芽が出たものもある。3年が経つが、遅々として育たない。原因は日照時間です。枇杷葉は日当たりを好みますよ。寒さは苦手です。
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ビワの絵本

2010年04月04日 | Weblog
 図書館の新刊案内に、『ビワの絵本』というのがあって、早速に借りてきた。読んでみて驚いちゃったよ。普段から私が書いていることと、略違わない。中でも、霜焼けの対策を行なうことは大切らしい。寒中の霜よけを来年は忘れないようにしよう。まあ、専門化が書いているここと比較するのは、ちと生意気ですが、自分の直感の正しさにびっくりもした。

 と言うか、祖母のしていることを見ていたのは、小学校の1・2年生で、記憶のよさに感心した次第。人間は、自分の興味の持てることに、とても正直な生き物なんだ。断片的に覚えていたに過ぎないが、いつも祖母にくっついていたもの。同時に、何でも聴いていた。かなりしつこくであったが、祖母はきちんと応えてくれた。とてもありがたい。

 この本の中には、花芽茶のことは載っていません。これは私が考えたこと。リエさんが美味しいって言わなかったら、自分だけで飲んでいたよ。今日も、枯れている花芽をたくさん採ったよ。色が鮮やかで美味しいね。私は、枇杷葉茶や花芽茶を、夕焼け色と呼んでいる。独特の響きがあって、しかも色の具合が何とも言えない。癒しの響きがあるのです。

 図書館に、何故入れてくれたのか尋ねてみましたが、特に深い意味はないようです。単に新刊として入れただけらしい。まあそれでも、枇杷葉を一人でも多くの人が知って、活用してくれればいい。誰のためでもない自分の健康のためにも、いろんな活用法をしてほしい。この本には、そういったことは載っていません。枇杷葉を種苗店で買うか、自分で育てるかを書いてあり、そういうときの注意事項が載っています。

 花粉症や、鬱にも多大な効果があるんだ。でも、知らなければ飲めないし、入手方法もわからない。いろんな所で、いろんな種類の枇杷葉茶が飲めるといいね。自生の枇杷にも、捨てがたい薬効があるよ。却ってそういった野生種の方が、農薬がかかってないから安心ですよ。手間隙を惜しまないことが、病を退散させるのですよ。要は、心の在り方。ネットで探せば、自分のお気に入りの枇杷茶が飲めます。

 桜が満開ですね。孫の通う小学校では、桜祭りがありました。ぼんぼりが付けられて、夜桜も見物できるようです。お天気も上々でとても賑やかでしたね。子どもの笑い声と桜は、山に吸い込まれて行くようでした。山笑う、と言いますが、季節のもたらす作用には、不思議な効果がありますね。けれども私は、この季節に至らせる冬の寒さが事の外すきです。

 枇杷葉も、その時期にはとても大切な働きをするのですが、手をかけすぎて、心をかけるのを忘れていました。来年には霜よけをしましょう。雪が降ったり寒いのも、寒中でなかったら大丈夫なんですね。寒中には実になっていく、大事な過程があったのですね。この2年間で、実が生らなかった失敗には、大霜の降りたのが原因です。

 海棠は明日には満開です。南総里見八犬伝には、玉梓という女人が登場しますが、雨に濡れた海棠の風情。とあります。成程と頷きます。芍薬と山百合も、背筋をしゃんと張った風情がいいです。どの花にも各々の良さがありますが、故郷の山に咲く山百合ほど美しいものはありませんね。祖母にくっついていった想い出が脳裏に甦ります。

 祖母との想いを忘れないように書き留めておこうと思う次第。しかし、遅々として進まない。ここに記していくのも方法かな?
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山笑う季節に

2010年04月03日 | Weblog
 枇杷葉の新芽が、次々に伸びてきている。薄い緑の衣を纏った葉が、おっかなびっくり、といった恰好で頭を擡げている。未だまだ風は冷たく、日差しがあるとはいえ、温む気配はない。慌てて出て来て驚いている。天水を心地良さそうに飲んでいる。冬にはびくともしなかった背丈が、ぐんと指一つ大きくなったようだ。照れたようにうつむいている。

 庭の変化では、昨年まで花が咲かなかった李が満開になった。水仙は、寒水仙が咲いただけで、どうも花つきが悪い。植え替えをしたんだけど、芋虫かな?バラの挿し木に新芽が出ている。以外にたくさんついた。木香バラが、屋敷を覆っている。花が咲いたら圧巻です。乙女椿が満開。海棠は咲き始めたよ。ムスカリも咲いている。

 枇杷葉の根元に置いている、クリスマスローズは、小さな苗で買ったのに、グングン育って増えた。夏には、涼しい場所がいいらしいので、枇杷葉の根元に引っ越した。こんなにたくさんになろうとは以外だった。かなりの日数咲いているのでありがたい。庭が華やかで綺麗です。桑の木やゆすら梅も咲いている。種から育てたパンジーが咲き出した。

 祖母は、山に行くとつつじの木を伐って帰り、豌豆の手にしていた。畑の囲いのようにして、つつじはそこで咲いていた。赤紫の花は戸惑うように畑に立っていた。タンポポや蓮華にクローバーが道端に咲き乱れて、首飾りには事欠かない。当時は除草剤を撒かなかった。家々には、家畜がいたから、餌にするのに採っていた。背負い籠に一杯にして、押切で切ってやっていた。

 牛や鶏に兎、猫や犬は何処の家にも、あたりまえに飼われていた。其処に住む者を守る役目があったのか、決して余所者を入れることはしなかった。自然の掟があったんだろうか。祖母は、山の幸を知り尽くしていたが、取り尽くしはしなかった。自然から少し分けてもらうが、来年の分は残していた。蕨、薇にタラの芽、山の手入れも欠かさなかった。

 枇杷葉も山の中にあれば、自然のままでいいのだろう。人間はお裾分けを頂く程度で、採り尽してはならない。祖母は、山の神さんに、毎月決まってお礼をしていた。三隣亡には、山には入らず、手を合わせて拝んでもいた。そういった自然の取り決めごとには、何かしらの力があると信じて疑わなかった。子どもの私には理解できなかったが、自然に対する畏怖の心には、絶対的な信頼を持っていた。

 今年の寒中の枇杷苗の様子。この苗は、一昨年の種が成長したもの。苗の移植には、1年経ってからがよく、秋口から初冬にかけて行なう。その頃には根がしっかりと張っており、移植してもほぼつくからだ。あまり小さな苗だと根が切れる。また、1年苗くらいが、植え替えの場所を決めるのにはよく、成長の様子から、地植にするか鉢かを決める。

 これは、葉だけを採って使うか、更に育てて花を咲かせ、実を生らすかの区別にするためで、そういった意味でも場所決めは大切です。狭い日当たりの悪い庭でも、自然に任せていれば育ってくれます。自分の勝手都合だけを思わないことです。枇杷を思えば応えてくれるし、そうでないと結果が自分に却ってきます。くれぐれもご注意ください。

 リエさん。枇杷茶はありますか?手紙が着きました。わざわざ、コピーして送ってくれてありがとうね。明日はのんびりします。今日、数人の手当てをしたら、充電が必要になりました。両手を当ててあげると、眠ってしまうんだ。気持ちがいいんだって。ちょっと無理したかな。風邪、引いてない?種と花芽はありますか。遠慮しないで言ってくださいね。

 りささんもありますか?無くなっているようならお送りします。メールください。
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人類の消滅・・・

2010年04月02日 | Weblog
 ムー大陸は、地軸の歪みで時空に消えた。この時の衝撃波は、凄まじい勢いで、地球の周りを吹っ切って、大気圏から宇宙に飛び出していった。今年辺り、帰還するのではないか?と思うがどうだろうか。謎である。人間は自然破壊を繰り返し、生態系を変え、人類への滅亡へと突っ走る。そのエネルギーには、止められない地球の意思が、巨大化して立ち向かっていくのだ。人類の消滅を、最早誰にも止める手立てはない。

 地球の最後がきても、人間は生き残れる可能性を信じている。私は、潔く消えていたい。あんまり大勢の人間も苦手だが、少ないというのも、息が詰まるようで好かない。そんな最後の選択を迫られるのも厭だなぁ。神さまは、それまでにすべきことを、与えてくださっているから心おきなく消えたい。以後は、宇宙を翔鳥のように、自由に生きる。

 アンコールワット展がある。リエさんは息子さんと、現地まで行ったらしい。今回の著作は、こういった国の歴史が、形や色を変えて、甦った物語。虹って、七色の蛇かあ。上手い例えだ。少しづつ読むね。出版のお祝いをしなくちゃ。夏にこっちに来れるといいね。皆で来ますか?狭いけど泊まれるよ。心ばかりのおもてなしをさせてもらうよ。

 枇杷茶は、ありますか?そろそろなくなってはいませんか?いつでも言ってください。枇杷苗が元気で育っているようですが、収穫には未だ先でしょう。花芽や種はありますか?4月に上京しようと思っていたのですが、孫たちのお守になりました。春の隅田川が見たかったのです。滝廉太郎の作詞のような、桜の堤が見たくてね。後、お花はんの、林檎の花のトンネルが見たいな。

 何れも、出不精なので、一生見たい気持ちだけでしょうが・・・。シクラメンも、布施明が歌うのと小椋桂のとあるが、どちらも棄て難い。枇杷葉も品種や産地の違いこそあれ、甘酸っぱさがいい。甘いだけのは、美味しくない。種の無いのも、どうも気が向かない。

 今日、勤務中に血液がズボンに付着。直ぐにボディソープをつけて擦る。帰宅して、洗濯したら落ちた。あっらぁ、凄い!ハイターをつけたら、色が抜けるだけ。まぐれ当たり!
 主任は第二子のお産で休職中。この4月から兼務の主任になる。仕事のことはそれでいいのだけれど、ちょっと困ることも。
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枇杷葉の奇跡

2010年04月01日 | Weblog
 今朝、約束していた枇杷葉酒と、枇杷種酒を持って行く。勤務先への途中にある、独身の時にお世話になった方に、差し上げるのだ。家の中に子どもの声がしているので、在宅なのであろうが、勤務時間が迫っていたので、玄関の外に置いておく。夕方、確かめに寄ると、声を弾ませて出て来てくれた。何度もお礼を言われるので、困ってしまう。そこで正直に独身の時に一緒に働いていて、何気ない励ましの言葉が、とてもうれしかったことを伝えた。

 同時に、お礼は止めないで飲んでくれること。だと言うと、ご自分の義姉さんが飲み始めて、頭のふらつきがなくなった。と話してくれた。私にも同じ症状があったので、これは枇杷葉が効いた。と感じた。体質的に合ったようです。本人も甚く驚かれたようです。枇杷葉は足りているの?と尋ねたら、学校の体育館の裏のを、頂いているのよ。と言われる。あの枇杷葉も、誰かの役に立てたことが、きっと嬉しいに違いない。と心が軽くなった。

 帰りしな、私のオーラを分けてあげる。今日は、これで何人にあげただろう。ちょっと疲れた。帰宅して、花芽茶を備前焼の湯飲みにたっぷり注ぐ。一息つきました。どうということもないのだけれど、先月の激務に、体が悲鳴をあげているのかな?おまけに春休みで、孫たちは来るし、ゆっくりとはできない。そういった時間を過ごすことも、とても大切です。あまり手を取ることもなく、なんだかんだ言っても、姉妹で一緒に遊んでいます。

 花芽茶は、実は先日の強風に吹き飛ばされたもの。霜にやられたのが枯れて、吹きすさぶ風に下に落ちた。下には花があるので、汚れてはいない。それらを拾ったら、案外多くお茶ができた。匂いはしないものかと思っていたが、事の外香りもしている。色も綺麗に出ている。2週間は飲めるな。と思いつつ、枯れてしまっていても、自然乾燥になっているのだ。ありがたいことだ。神さんも、時には粋な計らいをするらしい。

 私のこれまでの人生では、誰かからもらうことばかりだったり、あげるものは然程ない。と心の中で思っていたが、枇杷葉を知ってからは、私にしかできないことがわかったり、自分には一つあればいいのであって、その他の物は何も要らないのだ。持っていても、宝の持ち腐れ。却って悪くなる。そんなにたくさんのものがあっても、持ったまま死ねない。それよりはあげておけば、感謝されるし、身軽になれる。心地好くなる。

 私は、たった一つの真実を持っていればいいのだ。やっとそれがわかった。例えて言えばだ。着の身着のままでもいいが、服は洗濯して着れる数。靴は1足あればいい。2足も3足も同時には履けない。食べ物は、生えている旬の物を口にする。四季折々素材があればいい。自然の声に耳を澄ませ、語らい、あるがままに暮せること。この中の幾つかでも実行できるよう努めていくこと。

 世の中も様々に変化しているから、流れや波に逆らうことは、並大抵ではない。自分の終末を迎える極、日々準備していこうと思う。
 冬の枇杷葉の様子。我が家は平屋なので、軒下の高さを越えた枇杷葉です。孫が4歳の誕生日に撮った写真には、この枇杷葉がヒョロヒョロとした姿で写っている。それが今では、たくさんの花芽をつける枇杷葉になったのです。
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