枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

穀雨・復活祭

2014年04月20日 | Weblog

 春の太陽が強さを増すこの頃の雨は、五穀の成長に天の慈雨と言う意で、穀雨と呼ばれる。毎年、四月二十日頃である。折りしも日中に、音もなく降る雨。フェンスの外の麦も、背丈を伸ばしている。リナリアと一緒に風に揺れている。

 残飯を捨てに行くと、野良猫が居座っている。機械の電源が入っているので温かいらしい。然し丁度蓋の処に居るので残飯が捨てられない。仕方なく、バケツの蓋で突いてどかす。白猫だが、汚れて生成りになっている。黒猫でない。

 以前に見た時は、まだ小さかった。あれから年数も経過している。団地住居では、連れて帰れない。況して成猫とあれば尚更、自宅に居ればどうとでもなるが、留守の間にどえらいことになるのは必須。損害の大きさを考えれば・・・。

 銀河は、枇杷茶を飲みだして、体の臭いが消え、猫独特の尿臭も薄くなった。シャンプーは猫専用だが、掛けるのは枇杷湯だった。何度も洗う内に、匂いにも慣れたようだったが、嫌いなことは本能であろう。毎回、大騒ぎをしていた。

 今朝の寒さを思えば、湯たんぽを忍ばせておく。銀河は寒がりだったから、膝に上がって来、毛布に潜っていた。一寸温かくなると、頭だけ出して来て、眠りこける。相当の重さになり、足が痺れることも。今も時々、ずしっと重く感じる。

 テレビに岬の高台のお社が映った。思わず、赤い蝋燭と人魚を思い出す。えっ、知らない?小川未明だよ。ごんぎつねは?てぶくろを買いに、よだかの星、それって、学校の教科書で習ってない?知らない、覚えてないって嘘だわ。

 宇宙人の宿題、おみやげ。小松左京に星新一を知らないの?空中都市008に至っては、サイボーグ009と一緒くた。そりゃ、石森章太郎だろう。次元の低さに、会話の糸口が切れてしまう。物を知らないというのではない。忘却だ。

 この程度で、本を読んでいると言うのだから、じゃあ、一体読書というのは何?知識を広めること。知恵を働かせ、勇気と希望を持つ、努力を重ねるということ。人間としての根本に、学ぶ姿勢を続けたい。介護の仕事は幅広いのだ。

 玄関の向って右の場所に植えた枇杷苗。発芽したままで、移植をしていないため、大きくなっていない。

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蒟蒻閻魔さま

2014年04月19日 | Weblog

 閻魔さまと言えば、地獄の番人だが、時には粋な計らいもするらしい。ある時、眼が見えなくなったお婆さんに、ご自分の片眼を刳り貫いて与えたそうだ。信心深いお婆さんは、自分の好きな蒟蒻を断って、毎日お供えに行ったそう。蒟蒻閻魔の由来とか。

 蒟蒻も、自分で作って食べるのは、格段の味だ。尤も、枇杷葉温圧療法に使う者としては、体内の毒素を吸い出して貰うのみ。最近の、蒟蒻事情は、やたらと早く小さくなってしまうのが困る。以前には、繰り返し何度しても縮まなかった。値段も高くなった。

 消費税が8%になって、一体誰が得をしているのか。電力会社だろう。消費者の意見を聞こうともせず、なんだかんだと屁理屈を捏ねて上げているのは許せない。核燃料、原発を再稼動させないともっと値上げだ。と脅しをかけてくる。払わなきゃ止める。

 閻魔大王さま。プルート王さま。地獄の沙汰も金次第、と云わないでください。愚かなる人間の愚かなる行動が、地球を滅ぼそうとしているのを、黙って観ているのですか。この星を汚染させて捨て、新しい星へと移住するのを見過ごしてしまうのですか。

 人類の浅知恵。そんなに簡単に、たどり着けるとは思えない。仮に往けたとしても、其処に降り立って、どんな暮らしが待っていることか。況してや、酸素や水があっても、生きていける保障もない。竹宮惠子教授の『ジルべスターの星から』を思い出した。

 遊歩道のリラ(ライラック)の花が咲き綻んでいる。甘い匂いがする。木蓮、椿、レンギョウ、ドウダン躑躅、八重桜。花ズオウ、桃、藤の花も咲き出した。それにつれて、ナメクジラがうようよ見える。キャベツにたくさん付いていたのを取る。悲鳴が上がる。

 今朝、出掛けにリエさんに電話する。山菜を堪能した、とのことにほっとする。子どもの頃に厭というほど食べさされた。筍や蕨が食膳に上がらぬ日はなく、うんざりしたものだ。今日日には、猪が掘るので油断できないらしい。木芽和え、若竹汁にした。

 春眠である。眠いので、珈琲を5杯も飲んだ。滅多にないことであり、覚醒をしているが、体調異変に繋がらないか不安。朝と帰宅時は必ず飲用なので、3回は勤務先。インスタントは苦いので、自分用を持って行っている。無農薬ではないが美味しい。

 寒中の宇宙は、あくまでも清い。澄んだ大気が、様々な時刻の、数多の星を輝かせる。寒いが見惚れる。

 

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翳む山並み

2014年04月18日 | Weblog

 山桜が、それでも咲いている山には、若葉が繁り始めた。薄絹を纏ったような山肌に、桜の花が散っていく。八重桜の重い花が、ぼってりと咲いて、新緑に変わろうとする木々に寄り添う。霞の衣が、幾重にも折り重なっていいく。瞼が塞がる午後である。

 友人が来訪し、サンタさんからの、無農薬珈琲を淹れる。今朝から、ハチドリのにした。爽やかな味で、後口が佳い。先月の土産の煎餅を出し、暫し桜談義に華をさかせる。友人は珍しく、ディズニーランドになら行きたい、とのたまう。あの雰囲気だそうだ。

 ちょっと趣味が異なるが、通草をもらうのでにっこりしておく。我が家の庭には、新芽が出てはいるが、中々花は咲かないので、今年ももらえるよう頼んでおいた。焼酎に漬けたのが、たくさんあり、3年分は大丈夫。送料さえ持ってくれれば、送りますけどね。

 昼食を済ませて、勤務先に研修に出かけた。燃料補給して帰宅し、図書館で借りた雑誌を読みつつ、珈琲を飲んだ。休日の寛ぎの一時、さてナルニアも途中だ。ズボンの釦付けと繕いもある。最近は、一生懸命に遣る意義が失せており、低下を感じている。

 庭の梅がたくさん付いている。昨年は、春の嵐に一粒しか生らなかった。今年は、玄関のも含めて梅ジュースができる。バッタや虫が蠢き、新芽を齧るのも、自然からの掟に相違なく、人間の嫌う処とは、身勝手が多いもの。青空市で筍を買い、糠で湯がく。

 お天気がどことなく霞んでおり、雨の上がった弥生の空に、薄日が差す。菜の花がそよ風に揺れている。月と陽が宇宙にかかる。そういったなんでもない風景を、心に留め置く余裕を持っていたい。風邪を引いた、という高齢者に、嗽と手洗いを忘れないで。

 枇杷葉の新芽が、すくすく伸びて来た。格好の餌になるのか、齧られ巣を作っている。この時期の生葉は、できる限り採らない。新しい命の芽生えに、エネルギーをもらう。きらん草の花が咲いた。小さな星が零れたような紫色で、美しいサファイアに見える。

 花芽が咲いてしぼんだ状態。枝の中にたくさんあったが、早く咲いたため、霜や雪にやられた。綿を被せ、油紙で巻くとある。

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土用、十七夜

2014年04月17日 | Weblog

 ゴミの処理方法が、プラスチックや生ゴミに分けて出す。というまではいいが、残飯入れの時点で、ごちゃ混ぜにしている。入れる者にもより、または捨てる者にも依るが、分別しないとならないのは、そこで働く者の責任だ。誰彼ではなく正しい分別でしよう。

 蓋付きのバケツではあるが、これからの季節には蛆が湧く。捨てた後のバケツは、水できれいに洗い、水分を取っておく。これが意外と面倒なのか、誰もしない。蛆が湧いたら賑やかに言う割にはほったらかし。こうなると蛆虫が可哀相になる。人間身勝手。

 明日は、近くの友人が来訪の予定。午後からは研修がある。このところ天気続きだが、明日には崩れる見込み。まあ、煽れもいざ知らず、読書に勤しもう。現代農業とMOEも読まねば、月遅れの雑誌だが、置き場所がないので仕方がない。増える一方だ。

 南天は、赤と白があり、効能は咳止めや、扁桃腺炎、百日咳などの症状にいいようです。乾燥が難しいこと、5gを400~600ccの水で煎じ、多量に服すると危険があります。詳しくは専門の漢方医に相談し、正しい内服をすること。生兵法は怪我の元です。

 新聞が溜まってしまった。廃品回収までに仕分け、切り取りをしたいところ。作業は、遅々として進まぬ。炬燵を片付け、鉢物を外に出そう。客人は来ないであろうが、部屋が狭いのだ。孫たちも大きくなって、寄り付かない。捨てるものが増えるが、決心は鈍る。

 隅田川の桜を観たので、これ以上の遠出は林檎の花だけ。祖母の好きだった、おはなはんの舞台、林檎の花の咲き揃う青森を訪れたいが、遠い。ところでおはなはん、って何処の人だっけ。子ども頃の記憶も、映像では覚束無い。何時か行きたいものだ。

 我が家の林檎の花は、バッタに齧られている。一体何処に潜んでいるのか、帰宅すれば穴だらけ。旨いんだろうなぁ、と感心する。我が家のは、無農薬だし、肥料は天然物。自然からの恩恵を生かしている。齧り良さは抜群だろうとは思うが、止めてもらいたい。

 金星の輝き。燦々と凍てつく宇宙に。満月前後の辺りは、煌々ともしている。神秘さに満ちた夜である。

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春の大曲線

2014年04月16日 | Weblog

 春の星座は、しし座、ヘルクレス座、うしかい座、おとめ座。かんむり座、海へび座で、レグルスやスピカ、アルファルドがわかればしめたもの。北の北斗七星から、うしかい座のアルクトゥルスへと延びて、おとめ座のスピカへとなだらかな曲線ができる。

 北斗七星も、柄のところが始まりで、猟犬座のコル・カロリとデネボラを結べば、春のダイアモンドの三角形が浮かび上がってくる。これに囲まれて、かみの毛座がある。春の大曲線とも呼ばれるが、初夏辺りまで楽しめる。夕刻の宇宙に注目したいもの。

 冬の大三角も観えてはいるが、早い時間に隠れてしまう。何しろ、狩人のオリオンが嫌う、蠍座が昇って来ているからだ。プレアデス・ヒアデス星団の美女を追いかけるオリオンも、この蠍の針は苦手なのだ。そうしてみると、ギリシャ神話の話に微笑む。

 今朝は早出であった。帰宅途上、図書館に寄り、本の予約をしておく。365日のおはなし、買ってもらうように頼む。風は山河よりも第四巻目になる。歴史上の人物にも興味が湧くが、展開が心地よい。NHKの大河ドラマに比べるべくもなく、活字は面白い。

 帰宅して、水遣りをする。このところ雨が降らないので、萎れている。太陽の光と、風と雨と土がなければ育たない。朝には、きれいに咲いたねと声をかけるが、それだけでは大きくならない。自然の力の偉大さに祈り、それらに援けられていることを感謝。

 枇杷葉の新芽がたくさん見えるが、霜にやられてしまったり、日焼けしたりとなる。緑色の葉も、蛾の幼虫が吸っているのか、毎日黄色になって落ちる。夕方には、バッタのあかんぼを見つけ眼が点になった。まあ、美味しいわなぁ・・・アネモネの花を齧る。

 桑の新芽も芽吹いて、新緑に変わろうとしている。花の咲き乱れる季節へと移ろい、やがてじりじりと照りつける夏になる。旧暦では、お釈迦さまの誕生は、卯月である。甘茶が咲くのはこの月で、情景も浮かんで来るというもの。庭も彩り豊に転じていく。

 暖かな陽射しが当る場所に、金魚草が一輪咲いていた。種が零れては咲くが、本来は一度切りに改良しているとか。

 

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望・大潮、朧月夜に・・・

2014年04月15日 | Weblog

 ♪菜の花畠に入り日薄れ、見渡す山の端霞深し。春風そよ吹く空を観れば、夕月かかりて匂い淡し。里わの火影も森の色も、田中の小路を辿る人も。蛙の啼く音も鐘の音も、さながら霞める朧月夜。今夜の宇宙は、そんな夕景色を思わせる暖かさだった。

 日中の気温は、どんどん上がり、室内でも暑かった。窓は全開にして、通る風を入れる。咽喉の渇きはないが、水分補給には気をつけた。風邪も引き易いため、手洗い・嗽は必ず実行しよう。憚りながら、この4年間欠かしたことがない。くそ真面目なのだ。

 今朝は、あわや遅刻する処だった。余裕を持って出たが、忘れ物を思い出して引き返した。直ぐだったので間に合う。ガスの火の消し忘れでなくてよかった。乾燥している季節には、火災が多く発生する。書籍が多いため、実によく燃えるだろう。気をつけよう。

 ホビットの冒険・DVDを買う。指輪物語は、岩波文庫で持っている。この物語が始まる経緯、というので観てみたくなった。う~ん、そうなのねぇ。まあ、楽しめるけども、ナルニアの方が面白いね。何処が違うのかって、主役が子どもだから。そこがいいのよ。

 ピーター、スーザン、エドモンドにルーシィ。その存在を信じなければ往けない場所が、ナルニア。子どもゆえにたどり着ける、訪れることのできる条件。失敗の方が多く、あっさりとは喜べないけれど、知恵と勇気を共にして進む。作者は大人ではあるが。

 アンジェラ・アキの手紙を思い出す。正に、子どもと大人の分かれ目を、巧みな筆致で描いているのが面白い。きっと大人への入口には、悲しみが多く、楽しみは少ないだろう。けれども、決して避けては通れないことも事実。敢えて立ち向かって行くのだ。

 今年の目標に、100冊読む。と立てたが、現実は厳しい。新聞は、毎日読むが、1ヶ月に10冊以上は中々進まない。ちょっとしくじったかな?と考える今日この頃だ。薄っぺらの本というのも昨今はない。4月時点で20冊なのよ。いや、目標は高くあれだ。

 北向きというか、北東の位置にある白枇杷。今年は、思いの外たくさんの花芽が付いた。然も寒中に次々と花が咲いた。

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晴れた宇宙に・・・

2014年04月14日 | Weblog

 火星が観えるか?時刻もよし、外に出て上手く撮れていますように、と携帯を向ける。NECなので感度がいい。夕闇の迫る時でもあり、可なりはっきりとしている。ブログに載せるのは半年後。写真の整理がつかない、横着者なのです。

 青空市からの連絡、気になるが勤務中では出られない。尤も、携帯は殆んどロッカーに入れたままで、休憩時間にも滅多と見ない。従って、用事があってかけるか、自宅に帰らないとわからない。ところが既に終っているのが現状なの。

 昨日の不安定な天気と打って変わって、晴天の上天気。右肩が痛くて起きられない、ぐずぐずしつつ、はり灸さんからのお灸をする。少し腕が上がるようになり、布団を干し、洗濯機を回す。休刊日なので、手持ち無沙汰。庭に下り起つ。

 おおっ!林檎の蕾が付いている。自家製の薬を散布し、声をかける。海棠に早くも、虫がいる。これにやられたら、来年の花は見れない。葉が丸まっているのと、齧られたのを取った。薔薇の葉も齧っている。今後は虫との闘いになる。

 洗濯を干した時点で、珈琲を飲みながら、ナルニアを読み出す。銀のいす、これは、ユースチスとジルという子が出て来る。一気に半分読むが、青空市に出かける。途中で、トマトの苗を買う。ちょっと高いが3本求め、帰宅して植える。

 青空市に、タラの芽があった。独活も2本あり、牛蒡と玉葱も入れる。白南天の種と、もらった独活も入れ荷をする。直売所には箱がないので持込だ。時間指定をする。今回も、リエさん宛てで送ることにして、昼だったので携帯に掛ける。

 運良く出てくれて、荷物のことを話す。あ・本のお礼を忘れた。独活が、ピンク色だよ。と言ったら、びっくりしていた。きっとサラダにすると美味しいよ。と付け加えておく。白南天は焼酎に漬けたり、乾燥させておくのもいい。適用を調べて。

 筍は、猪が大好物で、店には出てこないそう。初物で戴いたら、期待できそうもない。自然からの恩恵には、そこに生きる物らの生活もあるんだ。人間だけの物ではない証。今回も色々入れたから、旬の味を満喫して。田舎の産出だけど。

 寒中の月と木星。光度がマイナスなので、思いの外綺麗に撮影できたが、明る過ぎて眩しいのが難点。

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曇り空・花霞

2014年04月13日 | Weblog

 桜も散り終えるようで、アスファルトに花弁が舞う。川面にも筋を引いて流れる。これは、花筏とも云う。四季の移り変りは、感心を持たないと知らずに過ごす。日本には、独特の文化が存在しているのだ。伝統を何としても守る必要はないが、知っておいても邪魔にはならない。

 言葉にしても、正しい日本語が話せる人は、歴史の知識も多く、諸外国のことにも精通しているもの。新しい言葉を生み出し、流行語にするのもいいが、大切にしなければならないこともある。そういったことを踏まえての判断であれば、些かも怖じせず、会話が成り立つのだ。

 大切な掛替えのない命は、誰とも比べようがない。世代も人種も、超えたところで平等である。異なるのは、考え方や知識の大小で、これらは本人の学ぶ姿勢で変化する。義務教育の中では当たり前のことかもしれないが、戦争があるのでもなく、働かなくてもいいからである。

 ダイアモンドを身につける時、生産地の労働条件の、過酷なことを思うだろうか?其処で働くのは、子ども達だということを知っているだろうか?何カラットという高額なダイアモンドを掘っても、生活を支えることは難しい。そこでは当たり前と云わざる労働が、子ども等を縛る。

 以来、ダイアモンドには興味が失せた。何よりも素晴しい、自然の物を眼にできる。数多の星の煌きを眺める。永遠の輝きはない。今を美しく冴える宇宙には、人間の思惑など至らぬと、壮大な神の意思が横たわる。その自然を観られる幸せを感謝してこそ、生きられる。

 明日は、火星の接近だが、天気の有無は何れであるか。天文考古学、民俗学、あらゆことの歴史を学んでいきたいもの。リエさんと行った、大江戸博物館は素晴しかったね。その江戸時代の基盤を築いた、徳川家康の話を読んでいるよ。中々、進まないのが三巻目です。

 徳川家康は、薬草を使いこなしていたのでも関心が湧く。タイムスリップには江戸時代だ。漢方の処方だけで、人命を援けていたことにも驚く。民間療法と侮らないことも大切。命の神秘さは、神々が定め決めた。不可抗力の畏怖の念にびっくりする。是非、見てみたいもの。

 東側の、種類不明の枇杷葉。初めて花芽をつけた。上手く結実するかは不明だが、声をかけてはいる。

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火星、小接近

2014年04月12日 | Weblog

 火星は、ギリシャ語でマーズ。戦いの神だ。蠍座のアンタレスと間違われることもあるが、軌道上を周っている惑星。今回の接近は少で、光度も-1.4等星。乙女座のスピカに注目し、肉眼で観えることを楽しんでは。お薦めは、藤井旭の天文ガイドを手元に。

 枇杷葉の花芽が、昨年咲いた物は、寒中の雪に枯れた。寒さに弱いためだが、寒冷紗をかけなかったことも影響したかも。資金さえあれば、どでかい温室を建てるが、清貧の暮らしでは、儘ならない。枇杷蜜を採ってみたく、蜜蜂も飼いたいのだが、さて・・・。

 祖母が元気であった頃、巣箱を置かせていたことがあり、本物の蜂蜜は、甘さが格段だった。端っこの小さなのをくれる小父さんは、商売にしては儲けは少ない、と言っていた。人間は、裏切ることがあるけど、生き物は人間のすることをお見通しだよと話した。

 人間は、誰一人として、何も作る事はできない。自然からの様々な命を戴き、資源を勝手に使って、文明を発展させてきた。科学の力を頼り、依存した生活を送り、便利で快適な暮らしにした。神の領域に進出し、超えてはならない扉を開けた。やがて滅亡に至る。

 駐車場までの距離の宇宙に、朧月が上がっていた。菜の花も咲き、満月も近い。然し、蛙の声はしない。例年、田の仕度が始まらないと聴けない。新暦では5月になってからだが、早初夏である。つまりは、5・6・7月が旧暦での夏に当る。8月は初秋になっている。

 今月は、旧暦では弥生であり、桜が咲き、桃や李の花が満開。季節の中で、一番心が華やぐ。新学期に身を引締め、初心に還って励みたい。心気一転したい想いは深いが、現実はそこまで甘くない。更なる知識の確保に、読書に勤しもう。遅々として捗らずだ。

 リエさんから、365日のおはなしが届く。う~ん、困った。書籍は重いから、送料が大変だよ。却って気を使わせたようで、申し訳ないです。仕事場に息子の同級生が居て、そこの子供さんが懐いてくれてるの。ありがとう!大切に読むからね。桃の受粉期間ですよ。

 宵の明星、金星です。大寒の頃まで、一番星で輝いていた。現在は、明けの明星で、東天の宇宙に観えます。

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木の芽立ち・・・

2014年04月11日 | Weblog

 桜も、五分方散った。新芽が芽吹いてきている。今月の下旬は、旧暦での卯月。新緑の美しい季節になるが、この時期には必ず、遅霜が降りるのだ。鉈豆の種は買っておいても、7日以降に植えつけるのがいい。予め、夜盗虫の予防をしておくこと。

 鉈豆は、肥欲なのと水を切らさないこと。新芽が出る夜半、夜盗虫は出没する。これを切られたら、苗は育たない。夏の日差しの中で大きくなっていく。従って、水遣りは忘れないこと。乾燥鶏糞の少し高めのを求める。臭いがきつくないので、遣り易い。

 デルフィニュームの苗が、小さな蕾をつけている。アネモネが満開。水仙が咲き出し、ヒヤシンスは花を閉じ、チューリップが並ぶ。クリスマスローズの苗が、たくさん出ている。昨年の零れ種だが、どんどん増える。我が家の庭には、合ったものらしい。

 更年期の始まりに、木の芽立ちの時期が、随分と堪えた。頭痛というか、吐き気を伴う痛みで、体が無性にだるかった。仕事をしていても気が乗らず、根気も失せる。集中できない要因に、医者にかかったが、精神面が重なると、治り難いと言われた。

 薬は出しても飲まないのがいい、とも言われ、そのしんどさに辟易した。ストレスが溜まると、更なる気持ちの塞ぎや、倦怠感を引き起こす。色んな要素は、個々に違うのだから、薬にも合わないことがある。心の持ち方、考え方で大きく異なってくるのだ。

 枇杷葉茶を飲んでみよう、と思ったのには、祖母や母が疲労回復に用いていたからだ。特に祖母は、薬草に詳しく、山を歩いて探すのが得意だった。それを決して誰にも教えない。必要な人には、心好く分けてあげるのだが、乱獲を何よりも嫌っていた。

 母も亡くなった今は、何が何処にあるのかさえ解らない。同時に、手入れをしないから、足元が悪いので、蝮や蜂のテリトリーも知らない。自然を勝手に人間の物と思わぬよう、肝に銘じておかなければ、手酷いしっぺ返しをくらうのだ。命と引き換えだ。

 旧暦で暮すのは、自分を大切にしたいから。同時に、時代物を読むには、天候や時刻の呼び方が、現代とは違うからだ。月の満ち欠けや、満干潮も、重要なことになっている。虹が見えるのも燕が飛ぶのも、二十四節気と、七十二候が関係するのだ。

 冬の宇宙には、昴が輝く。オリオンと大犬、小犬座の大三角が煌く。雲の多い、満月の夜である。

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