子宝湯
フジフイルム X20 28ミリ f 2 ISO800
子宝湯は東京の銭湯を代表する建物だ。神社仏閣を思わせる大型の唐破風屋根、玄関上の七福神の彫刻等豪華な作りになっている。
フジフイルム X20 28ミリ f 2 ISO800
子供の頃より親しんだ銭湯。中に入った瞬間に走馬灯のように昔の記憶が蘇った。大きな鏡、柱時計、脱衣籠、銭湯利用の心得等、昔のままだった。
フジフイルム X20 28ミリ f 2 ISO800
男湯と女湯の両方を見渡せる番台。その前に男湯と女湯との通路もそのままだった。番台には大体銭湯の女将さんが座っていることが多かった。
フジフイルム X20 28ミリ f 2 ISO800
ガラス戸を開けて中に入ると正面には大型の湯船、そのバックの壁にはこれも定番の富士山の絵が描かれていた。
銭湯の壁画は必ずと云っても良いほど富士山が描かれていた。
大型の湯船に浸かりながら浪花節をうなるおじさん、歌を歌うおじさん、倶利伽羅紋々のお兄さんたちと子供たち、皆和気藹々で皆銭湯を楽しんでいた。
男湯 女湯
洗い場には湯水が出る蛇口と鏡、鏡の上には小型の壁画があり、その絵を見ながら体を洗う。
当時はシャワーは風呂場出口近くに1個だけ取り付けられていて、水しか出なかった。
銭湯の暖簾、銭湯の正面入り口の上に必ず掛けられていた。
ここには、明治或いは大正時代かと思われる銭湯の女湯の情景が描かれたものが展示してあった。
話によると、江戸時代から明治の初期までは男女混浴だったらしい。
浴槽を湯船と呼ぶのは江戸時代、舟に風呂桶を載せ、湯を入れて川を上り下りしながら、一般の人達を入浴させた商売があったところから、浴槽の事を湯船と呼ぶようになったと云われている。