モノクロの世界
一億総カメラマンと云われる現在、モノクロ写真は写真の世界の片隅に追いやられてしまっている感がある。
スマホは勿論、デジカメも原則はすべてカラー写真だ。
モノクロ写真は、アマチュアの写真愛好家の一部にモノクロの愛好者ががいる程度になってしまった。
プロの世界ではまだまだモノクロは健在、モノクロで撮影している人は大勢いる。
かく言う私もモノクロではあまり撮影する事が無い。
私が写真界に足を踏み入れた頃はモノクロの時代で、それが当たり前だった。
東京オリンピック前後からカラー写真が登場し、現在ではカラーが主流となった。
モノクロは、カラーを黒と白だけで表現するために、その黒白のコントラストによって量感、臨場感、迫力、構成力等が要求される。
モノクロ写真はカラーを排除したことにより、色などに惑わされないその被写体の根源に迫る事が出来る。
私もモノクロの時代を思い浮かべながら、モノクロ撮影を時々はして見たいと思っている。