カラーをモノクロに変換して
最近撮った写真をモノクロに変換してみた。
そこには昔懐かしい写真の雰囲気と、カラーには無い表現力の力強さがあった。
夕焼け空。
カラーの世界ではあかね色に染まった空が美しい写真だったが、モノクロの世界では太陽と雲に当たる夕日のみが強調されて、辺りは暗く、間近に闇に閉ざされる事を暗示するような風景になっている。
伐採された木々たち。
今や生気も無く、色あせた木片に様変わりした姿が哀れな感じ。
カラフルな人形の焼き物と、窓から顔を出す人形とメルヘンチックな風景。
カラーの場合は周りの色彩に隠れ、主役の存在感が曖昧だったがモノクロになって主役の存在感が強調されている。
このあたりがモノクロの良いところだろう。
いつも楽しみにしているご近所さんのメルヘンティックな庭つくり。
これも同じくキャラクターの存在感が明白になり、メルヘンティックな雰囲気がしっかりと出ている。
冬日の風景。
壁に映る木陰が冬の感じを醸し出している。
このような風景はカラーでも問題なく表現される風景だが、モノクロのほうが初冬の感じをより感じさせる。
一人読書を楽しむ人。
モノクロの為に色彩が無く、色によるざわめきが無く、静かな雰囲気が伝わって来る。
静かな場所で一人読書を楽しむといった雰囲気のある写真になっている。
モノクロ写真の良いところは随所にあり、捨てがたく、今でもモノクロ愛好者が多いのも分かるような気がする。
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