マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

イヤだなぁ、サーモン寿司

2012-04-16 20:09:21 | 


  回転すし、固定すし、何だっていただいちゃう。 


  

 
 それはそれなりに頭をガチャッと切り替えたら、楽しめるものだ。
 頑固な職人の技だけを頂こうと思うと、財布の方がついていかない。


 高槻に来て、当初はあちこち探してはみたものの、
 近所にこれといった寿司屋が見つからず、回転すしの「長次郎」で納得させていた。
 でも、最近当初感じた、「回転すしにしたら、まぁええやん」という印象がなくなった。


 長次郎さんよぉ、言いたかないが店広げて、ちょっと寿司がおろそかになっちゃあいませんか。
 何がというのは言いにくいが、魚も当初感心したレベルではないし、寿司めしも別段。
 こう何回も肩すかしを食わされると、もういいやって気持ちになる。
 全国にチェーン展開するようになったのと、味の低下がほぼ同時期だったから、
 こうも言いたくなる。 当初は回転寿司といわせないぞという気迫に満ちていた。


 さて、最近の若けぇのはサーモンの寿司なんぞを喜ぶ傾向があって、回転ずしでもマグロに
 次いで人気第2位ぐらいにランキングされる。オレぁ生ジャケの寿司なんてやだね、
 ヒグマぢゃないんだから。いくらでも旨い魚があるぢゃねぇか。


 ま、しかし、嗜好なんつうものは時代と共に変わるもので、戦前まではトロなんて見向きもされ
 なかったそうだ。貧乏人が脂ののった安マグロを買って、ドロドロのネギマ鍋で食ったと聞いて
 いる。マグロはすっきりした赤身と決まっていた。



  


 ずいぶん前の本だが、日本橋吉野鮨の先代がまとめた「與兵衛のすし」の口絵に、
 文政年間 に始まったにぎり鮨の祖、華屋與兵衛の鮨の絵が乗っている。


 鮎の姿鮨(四谷の纏寿司にあった)やら、いかの印籠詰め(人形町喜寿司にあった)に交じって
 紅い魚が見える。これ、マスなんだそうな。


 鮭鱒(けいそん)といって、ひとっくくりにするような魚だ。
 するってぇと何かい、おまいさん、江戸時代からサーモン鮨みたいなのがあったのけ。
 ああ、そのようだ。つまんねえ!

コメント
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