年に一回お目にかかるかどうかなので、嬉しがって載せることもご勘弁。
11月6日は日本海の松葉ガニの解禁日。TVでは1パイ5万とか6万とか。
そいつはご祝儀相場というやつだろうが、安くないことは覚悟の上で家人と二人向かったのは
玉造にある海鮮居酒屋「大枡」。
あ! ちなみにカニの甲羅につく黒いぶつぶつはカニビルという海中生物の卵らしい。
カニは脱皮するのでこいつがついている方が月日がたち、身が詰まってるという俗説。
長いことカニを食わせてもらったことがない…と家人からの熱望あり。
ならばこの際奮発して、日本海の料理旅館か、香住の民宿か、はたまた梅田のカニ料理屋か。
悩んだ末に、もっとも至便でリーズナブルに実質的にカニが味わえる道を選んだらこうなった。
この店、島根出身ということで日本海の魚を仕入れるルートを持つ。
このカニ、小さく見えるかもしれんが、甲羅だけで猫の頭以上の大きさがある。
言っておくがこんなに何匹も喰った訳ぢゃない。1パイよ、1パイ。
20代の頃はイキって越前海岸まででかけ、一人1パイずつとかやったが、
そないに食えるものではない。カニで満腹になる感じは快適なものではない。
2代目の人のいい料理長、清くん。
宴会で来たこともあるし、店前の立ち飲みで呑んだこともある。
最初にこれが来た。ジャジャ~~ン!! (ジングルが古い!)
セコガニ。ズワイガニのメスですな。
そうなのだ。 今月は家人共々、誕生日というお恥ずかしい日が来るのだ。
それでささやかなる饗宴となった。
面倒くさいよなぁ、セコガニの足の身をせせるのって。手間だよなぁ。
家人はこれがやりたかったという、ツルリと脚一本まるかじり。
上品な甘みと磯くささと、刺身は新鮮さがもろに分かる。
カニ道楽でバイトしてたんだ、俺ぁ。
客が残してきた料理をサッと口に入れ、器を洗ったもんさ。 まずし~!
焼きガニ
カニみそにつけたりしながら。
蒸しガニ
個人的には甘味が出て、これが旨かった。
小鍋立てのかにすき
小鍋立てというのがいいね。二人に大きな鍋は蛇足だもの。
甲羅酒。 ちびちびやると最高である。
だがそうそうカニ尽くしだけでは単調になる。 だから1パイで充分で、他の物も注文したくなる。
大体ね、カニというやつは身体を冷やす。 過食には注意されたし(だから生姜が使われる)。
クルマエビの天ぷらがあるので、メニューにゃないが海老フライをお願いする。
タルタルソースもたっぷり出て来る。太っちょが随喜の涙を流すタルタルなり。
それと、アワビのバター焼き。 型は小さいが食感は充分。
誕生日でもないとこういうものは注文しないことになっている。 ケチくさ。
シメはかにぞうすい
大枡の大広間の障子に書かれた、 真田幸村像。
来年だか再来年、大河ドラマは三谷幸喜の脚本で「真田幸村」が待っている。
真田のぬけ穴があったとされる、真田山はほんこの先。
真田十勇士ってのが、杉浦茂の漫画で好きだ。 少しでも盛り上がるといいね。
いやさ、盛り上がるさ!
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