大阪に所要があってアダージョの森をはなれていると、この時期、
アダージョの森のイングリッシュ・ブルーベルがどうなっているか気になって仕方がない。
昨年は、小屋建設があり、その周りに植えていたイングリッシュ・ブルーベルを移植したためにあまりいい景色にならなかったので、
ここでは、
2017年のイングリッシュ・ブルーベルが咲く5月のアダージョの森の姿を再現してみよう。
大阪に所要があってアダージョの森をはなれていると、この時期、
アダージョの森のイングリッシュ・ブルーベルがどうなっているか気になって仕方がない。
昨年は、小屋建設があり、その周りに植えていたイングリッシュ・ブルーベルを移植したためにあまりいい景色にならなかったので、
ここでは、
2017年のイングリッシュ・ブルーベルが咲く5月のアダージョの森の姿を再現してみよう。
イカリソウ (錨草、碇草)
学名:Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
その他の名前:淫羊霍(いんようかく)、三枝九葉草(さんしくようそう)
メギ科 イカリソウ属
ごく細い枝から、船の錨に例えられる花が咲く。長い距(きょ:細く突き出した部分)が突き出した形が面白い。アダージョの森の用水路に沿って自生している。
バイカイカリソウ(梅花錨草)
学名:Epimedium diphyllum
メギ科 イカリソウ属
梅の花に似たイカリソウなのでこの名がある。反対に特徴的な距がない。
ヤブレガサ (破れ傘)
学名:Syneilesis palmata
その他の名前:カラカサグサ
キク科 ヤブレガサ属
和名の由来は、この頃の葉の様子が「破れ傘(やぶれがさ)」に似ることによる。と言っても、あまり通じないような気がするが、ほとんどこれだけが話題になる山野草だ。
メグスリノキ(目薬の木、目薬木)
学名:Acer maximowiczianum
別名:「長者の木」や「千里眼の木」、「ミツバナ」、「ミツバハナ」とも呼ばれる。
ムクロジ科 カエデ属
秋にピンク色に染まる紅葉が美しい。新芽の形も面白い、大好きなカエデの一種だ。
ハウチワカエデ(羽団扇楓)
学名:Acer japonicum
別名、メイゲツカエデ
ムクロジ科 カエデ属 同じ株に両性花と雄花が生ずる雄性同株。
大きな葉で、紅葉すると迫力がある。この春の花も美しい。
ズミ(酸実、桷)
学名:Malus toringo
別名:ヒメカイドウ、ミツバカイドウ、ミヤマカイドウ、コリンゴ、コナシ、サナシなどとも
バラ科リンゴ属 リンゴに近縁な野生種である。
語源は、染料となることから染み(そみ)、あるいは、実が酸っぱいことから酢実、とも。
清里のいろんなところで見られる。蕾が赤く、白い花が咲き、また赤い実が成る。
ブナ(山毛欅、橅、椈、桕、橿〉
学名:Fagus crenata Blume
ブナ科 ブナ属
森の豊かさ、自然の豊かさを象徴するブナ。ブナを育ててみたいと思い、アダージョの森に移植して、かれこれ10年になる。
背の高い樹木に囲まれていたのでほとんど成長しなかったが、徐々に北の森も伐採が進み、ようやく、このブナにも光が当たるようになった。
今年もブナが勢いよく芽吹いてきたのが嬉しい。
クラブアップル プロフュージョン
Malus Profusion
バラ科
南側の庭に影を作る高木を伐採し始めて3年になるが、今年は、ぐっと背が高くなり、枝数も増えた。花も咲き始めていて、これからの成長が楽しみだ
クラブアップル スノードリフト
こちらは、名前の通り、蕾は赤いが、白い花が咲く品種だ。
ナツハゼ(夏櫨)
学名:Vaccinium oldhamii
ツツジ科 スノキ属
春に紅葉したように葉が美しくなる木だ。それだけではなく、ブルーベリーの仲間なので、黒い小さな実が沢山なり、美味しいジャムができるので重宝する。
オオバナエンレイソウ (大花延齢草)
Trillium camschatcense
ユリ科 エンレイソウ属
早春の大きな花で実に印象深い。
花も葉も3枚できりりとした印象を与える
残念なことに、アダージョの森では全く増えない。
シラネアオイ (白根葵)
学名:Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.
キンポウゲ科 シラネアオイ。日本固有種の1属1種である。
花弁は大きく 立ち姿も美しい、「貴婦人」の異名を持つ
今年は、元気に葉を展開していたのだが、あろうことか、4月28日の遅霜で大きなダメージを受けた
エイザンスミレ (叡山菫)
学名:Viola eizanensis
スミレ科 スミレ属
これもエイザンスミレと思うが、異種かもしれない
フデリンドウ(筆竜胆)
学名:Gentiana zollingeri
リンドウ科
足元で踏みつけてしまいそうなほど小さい。森のいたるところで咲いているが、群生はしない
ワダソウ (和田草)
学名:Pseudostellaria heterophylla
ナデシコ科 ワチガイソウ属
いつのころからか、春のアダージョの森で咲くようになった。雄蕊の粒が可愛い。個体数は少ないので大事にしなければ。
ワスレナグサ (忘れな草)
学名:Myosotis
ムラサキ科 ワスレナグサ属
何人かの花友の庭では、毎年こぼれ種で咲くというのだが、アダージョの森では、そんなことはなかった。ところが、庭をゆっくり回っていると、ワスレナグサの小さな花が咲いているではないか。特に湿り気が多いというところではないのだが、こんなところで花が咲くのかと驚いた。
これならば、こぼれ種で増えるという日が来るのも夢ではなさそうだ。
ツルアジサイ
学 名 : Hydrangea petiolaris
ユキノシタ科
ツルアジサイの葉が勢いよく出てきた。毎年今年こそは花が咲くのでは、と思いながら、今年までまだ花を付けたことはない。
しかし、この葉の出具合では、本当に今年花が咲くかもしれないな、それを思うとワクワクする。
エーデルワイス
さすがエーデルワイスは寒さには強い。それだけではなく、意外と乾燥にも強いようだ。「育
て方」などを読むと、夏の間は直射日光を避け、広葉樹の下に置くと書かれているので、そうし
てみたが、どうも、成長が遅いようだ。もっと日に当てるようにしよう。
ムスクマロウ
花びらの感じとピンクの色合いが美しい花だ。仄かにじゃ香(ムスク)の香りがすることから
ムスクマロウと呼ばれる。人気のあるハーブだ。
庭に柔らかい感じを与えてくれるので、どんどん増えてほしいものだ。