フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

日曜日は忙しい

2009-05-31 | 日記

5時起床、朝から小雨がぱらついている。庭に出て植木、草花を見る。サツキ、シランは終わった。ドクダミがややうす暗い庭の奥をほんのりと白く照らしている。繁殖力が強く、余り好きな花ではないが、この美しさには、ハッとすることがある。清里で買ってきた山野草、ミヤマオダマキは花が終わり、結実している。ヤブレガサやオキナグサは、何となくしんどそうである。先日種を撒いたナスタチウムは、一斉に芽を出し、ぐんぐん成長している。

NHkの趣味の園芸は、クレマチス。いろんな種類のクレマチスの育て方、蔓の誘導、剪定の仕方など、参考になる。私としては、旧枝咲き(モンタナ系、パテンス系)が好みだ。そのほかにも、新旧両枝咲き(フロリダ系、ラヌギノーサ系)、新枝咲き(ビチセラ系、ジャアクマニー系)などがある。それに、野生のクレマチスのハンショウヅルがいい。「アダージョの森」周辺には、日本自生のクレマチスである、ボタンヅルがよく咲いている。

その後、「題名のない音楽会」を見る。テーマはベートーヴェンの「運命」の分析。金聖響が、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが左右に向き合うピリオド様式で第1楽章を演奏した。テンポの切れがよく、若くはつらつとしている金聖響の指揮は聴いていてスカットした。

朝食後、久しぶりに日本最大の園芸センタというー「国華園」へ久しぶりに行く。聴いたことのない名前がついた夏の一年草が大分出ている。風知草、ヤマアジサイ黒姫、タカノハススキを購入。おちゃさんが言ってい「たブルーセージ」も出ている。

午後は、地域自治会の組長会に出席。各組の世帯数の確認、子ども会、老人会への助成金、防犯灯の設置などを決める。その後は、カラオケボックスに行って1時間ほどフルートの練習をする。ロングトーン、スケールを軽くやり、ドボルザークのセレナーデ第5楽章を練習する。

夕食後は、お通夜に列席。81歳で亡くなられた方は多くの役職に就いておられたので、ものすごい参列者だ。真言宗の読経が唱えられるなか、焼香が延々と続いた。そのご、地元のフィットネスクラブで30分ウオーキングしたあと、大浴場に入浴し午後10時帰宅。なんとも充実した日曜日だった。

 


フルートアンサンブル5月第3回例会

2009-05-30 | フルート

今日は、所属するフルートアンサンブルの5月第3回例会。本来なら23日だが、これも、新型インフル流行のため、今日に延期された。

練習は、ドボルザーク弦楽セレナーデの第5楽章「フィナーレ」。この楽章は難しい。まず、アウフタクトでの入りが難しい、次にドボルザーック特有の軽快なリズムの刻み、細かく変化するダイナミックス、最後に速いテンポ、これらを意識し吹き通すのは、至難である。先生の指導は、できる限りテンポを落として正確に演奏せよということから始まった。ゆっくり演奏するのも難しく、ついつい、先走って早くなり、他の人のテンポとずれてしまうのがいけない。慣れるにしたがい、徐々にテンポを上げていく。結局、半分やらずに、セレナーデの練習は終り。

次に、イギリスの作曲家エルガーの威風堂々。調べてみると、エルガーの威風堂々は6曲あり、私たちがよく耳にするのは、第1番ニ長調。演奏するのもこの曲。中間部の旋律が威風堂々の雰囲気だ。1901年に作曲された。ちなみに原題は"Pomp and Circumstance"「華麗な儀式ばった雰囲気」とでも訳すのだろうか。シェイクスピアの戯曲「オセロ」第3幕第3場のセリフから取ったといわれている。小さく、刻みをいれる所の運指、有名なメロディのところの盛り上げがポイントだ。

次にドボルザークのスラブ舞曲第10番。今日初めて練習したが、哀調を帯びた実に美しい曲である。各パートごとの出番があり、吹いていて楽しい曲だ。


日本秘湯を守る会「中の湯温泉旅館」

2009-05-28 | 旅行

日本全国で191軒の秘湯旅館が加盟する「日本秘湯の会」の冊子を購入した。巻頭には、「山のいで湯を守って」と題して、「山間の古いボロ屋ですが、昔ながらの木の湯にひたり、”宿の夫婦が摘んだ山菜の味でよい、炉辺でおやじ語ろうよ”とおっしゃる皆さんのために、いつまでもいきつづけたいと念願しております」とある。

ちなみに、山梨県では裂石温泉「雲峰荘」、桃の木温泉「別館山和荘」、「赤石温泉」十谷上湯温泉「源氏の湯」、奈良田温泉「白根館」の5旅館が加盟している。

山の中の温泉なので過大なサービスもなく、料金も格別高くない。全部がいい温泉とは」いえないかもしれないが、鄙びたいで湯であることは間違いなさそうである。先ずは、山梨、長野、岐阜、埼玉、静岡、群馬などの近隣の秘湯を訪ねる目安になる。

今回、そのうちの一つ「中の湯温泉旅館」に泊まった。今回で3度目だ。もともと岳人の宿だが、安房トンネル工事のため閉鎖されていたのが、平成10年に現地に再建された。部屋は質素だし、料理も山菜の天ぷらや、岩魚の塩焼き、といった素朴なものである。しかし、露天風呂に入りながら前穂高を望むという、山好きには堪えられない宿だ。泉質は単純硫黄泉で源泉かけ流し、加水、加温している。

     

 


5月第2回目のレッスン

2009-05-27 | フルート

今日は5月第2回目のレッスンだ。前回は、新型インフルが広がり、学校休校などの措置とあわせてレッスンも休校だった。

先ず、アンデルセンの21番NO5。この曲も大分練習をつんできた。後半部分の半音階は「なかなか出来るようになりましたね」とお褒めの言葉。運指と跳躍は今でも上手くこなせない。来週は、仕上げとして、曲を通して吹くことになった。

ところで、アンデルセンの41番はやりましたか、と先生に聞かれ、いやアンデルセンでは、このエチュードが最初ですと、答えると、このエチュードは難しいから、少し易しいエチュードをやったほうがいいとのこと。来週、ケーラーの「小品集」を持て来ていただくことになった。

レッスンが終わり、次の生徒の女性の方が入ってきた。25日のロッテ戦で甲子園へ行って来ましたよ、というと、「勝ちましたね」。今年の阪神の調子の悪いさが、あの「終わり方」に出ていることで一致。昨日も負け、今夜も0-1でリードされている、らしい。ところが、彼女は熱狂的な阪神ファンなので、少々のことではたじろかない。次の観戦の日程や、梅田での反省会の持ち方などで盛り上がった。


阪神勝つ!

2009-05-25 | 日記

新装なった甲子園に行きませんかと職場の若い人に誘われて阪神ー千葉ロッテ戦を見に行った。阪神難波線に乗ると、30分もかからずに甲子園に。球場の外壁は、さすがに立派だ。阪神にしては少し小奇麗過ぎないか、と思いながら球場に入る。1塁側は内野席といわず全てが阪神ファンで埋まっている。わずかに3塁側外野席に、密集したロッテファンが声援をあげていた。

試合は、6回にロッテが2点を先行した。その裏の阪神の攻撃で、荒井が劇的な3ランを放って、4-2に逆転するや、甲子園は「六甲おろし」の大合唱だ。新型インフル用マスクをしていた人も、マスクをかなぐり捨てて、絶叫している。

9回、藤川登坂。パンパンと2アウトを取り、「あと一人コール」。ところがそれから試合がもつれる。ファーボールや安打などで、2アウト満塁。しかもバッターは大リーグ帰りの井口、カウントが2-3にまでなった。まさに「あと一球」だ。これを打ちとって、ゲームセット。甲子園は割れんばかりの大歓声と万歳の雄たけびで揺れに揺れた。値打ちのあったというか、本当に疲れる試合だった。