フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

風もなくいい天気の一日

2010-11-30 | 日記

起きて見るとあたりが暗い中に八ヶ岳がほんのり紅く浮かんでいる。外気温マイナス5度、室内10度、湿度34%室内がすごく乾燥してきた。
山の朝景色を撮影しようと外に出ると、庭はバリバリに凍っていた。八ヶ岳は、紅く染まっていた。

南アルプスはドンとすわってて迫力がある。隣の地蔵岳オベリスクもくっきり見える。

妻が一時帰阪するので高速バス停長坂高根へ送っていく。バスは10分ほど遅れてやってきた。妻を送った後、八ヶ岳高原牧場、清泉寮を回る。清泉寮から富士山の壮大な眺めを堪能した。

コンビニで新聞を買って帰る。ゆっくりと新聞を読む。天声人語は、在ベオグラード詩人山崎佳代子さんの言葉を紹介している。「声は人の魂を結びつける。声を出す時はみんなに届くように出し、声を聴く時は心を込めて聴く。この二つが欠けると社会はほころびる」、なるほどいい言葉だ。

午前中は、フルートの練習をする。まずはゆっくり音を出す。「毎日の練習」NO1はパターン5でやる。NO7の運指練習もやっておこう。テンポは60とゆっくりやる。各調のスケールとアルペジオは、NO2.指や肩に力を入れず、滑らかに吹くことを心がける。その後、バッハフルートソナタを吹く。どう演奏するか、難しい曲だが、譜面どおりに吹くということだけを心がける。

午後からは、庭に出て、たきぎ集めをする。天気がよく、風もないので、暖かい。森の中の倒れている木を、30センチにカットして、集める。必ずしも「奇麗な薪」ではないが、薪ストーブに入れると良く燃えるのがいい。夕方4時過ぎまで、あちらこちらの木を切る。切り株が残っていて躓くようなものもついでに切っておこう。夕方、鈍い夕日が森の木々は紅く染めるのが美しい。

部屋に帰り、フルート練習を再開する。八ヶ岳フルートアンサンブルの「トランペット吹きの休日」「What's New」を何度も練習する。「カルメン」はNO1を中心に吹く。明日のフルートレッスンの16課NO3の曲、音の響きに気を付けゆっくりやる。ついでに17課のアウフタクトの曲もやっておこう。

夕食は冷蔵庫に残っているもので済ましておこう。

 


冬の陽だまりレストラン

2010-11-29 | グルメ・クッキング

 

早朝八ヶ岳にかかっている雲は紅く染まっているが、その雲にすっぽり覆われて八ヶ岳は見えない。空は晴れているものの、八ヶ岳颪が強い。鳥の餌台が風でひっくり返ってしまっていた。外気温マイナス3度、室温11度、湿度35%。

朝食後まずは、フルートを吹く。ソノリテ、「毎日の練習」NO1をパターン2、NO7をパターン3でやる。各調のスケールとアルペジオNO1をやった後、アルテ16課NO3の曲をやる。バッハのフルートソナタ、ポロネーズを軽く吹く。その後八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」序曲を集中的にやった。

 

今日は、舘さんご夫婦と昼食を一緒にすることになっているので出かける。行ったレストランは、甲斐小泉にある画家Rさんがやっている店。店の中はRさんの作品が飾られている。南側には富士山を望む美しいところにある。

冬の日差しがレストラン内に一杯に差しこんできて、店内は明るく暖かい。

まずは、ビールで乾杯だ。パテの前菜のとしっかりした味のフランスパンが出てき

朴の葉に戴った燻製マグロと鮭は白ワインで味わった。

エビ、アワビ、貝柱の旨煮。アワビの旨煮は何故か山梨の名産だ。久しぶりのアワビは、柔らかく、ジューシーでうっとりする味だ。

子牛肉をじっくり煮込んだ料理は柔らかい。これは赤ワインで。


最後はデザートとコーヒー。

4000円の料理だったが、味、内容、ボリューム、店の雰囲気を総合するとなかなかいい感じだった。終始、画家のRさんが気さくに話しかけてくれた。残念ながら陳列されている作品は、いい値段がついていて買うことはできなかった。

店を出て、舘さん宅へ行く。何かお茶でもということだったが、「ことの流れ」から、九州土産の焼酎を頂いた。まろやかでコクがある美味しい酒だ。


年末の忘年会の打ち合わせをして、舘さん宅を後にした。

アダージョの森へ帰る道すがら、富谷交差点あたりから見た富士山は実に美しかった。

夕食は湯豆腐と余り物で済ませる。


嬉しい届け物

2010-11-28 | 人々との交流

今朝は、少し寝過してしまった。空は晴れているが八ヶ岳には紅い雲がかかっていて、山の姿は見えない。外気温1度、室温13度、湿度38%だ。時折強い風が吹いている。

いつも通り、薪ストーブの窓を磨き、薪を燃やす。コーヒーを淹れ、バッハのフルートソナタのCDをかける。コーヒーをすすりながら、ネットで朝日新聞を読む。特に面白いものはなかった。

今日は嬉しい届け物があった。Sさんがやってきて、今から東京に帰りますとあいさつしに来たついでに、天ぷらにすると美味しい手長エビを持ってきてくれたのだ。
来年の4月、桜が咲く頃にやってくるので、その時花見の宴会でもしましょうかと言ってお別れした。手長エビのかき揚げ天ぷらは美味しいだろうな。

その後フルートの練習をする。音出しの後、「毎日の練習」NO1はパターン1に戻った。バッハのフルートソナタとポロネーズを吹く。これらの曲は旋律が美しいので、何時間吹いても、疲れないのがいい。

すると、玄関でチャイムが鳴った。チャイムが鳴るということがほとんどないので、あれっと思って出てみると、本当にびっくりした。夏に、イギリス旅行で出会ったUさんの娘さんが来られたのだ。今日は、お母さんと一緒に清里にリンゴ狩りに来ていて、寄らせていただいたとのこと。まだリンゴ狩りの最中なので、残念だがゆっくりはできないと言って、箱一杯の採れたてのリンゴを持ってきてくれたのだ。久しぶりの再会は、本当にうれしかった。次回は、是非ゆっくりしてくださいと言ってお別れした。

昼から妻は頂いたリンゴを使って、早速、アップルパイを作り始めた。薪ストーブの火を使ってパイを焼くというのだ。

私は、午前に続いてフルート練習をしよう。八ヶ岳フルートアンサンブルの「カルメン」は序曲を中心に練習する。まだまだ駄目だ。「What's New」は、大分流れに乗れるようになってきたが、ぼやっとしていると拍を数え間違いをして、リズムを乱してしまうのだ。それにしても、少しずつリズムのパターンが違ってややこしい曲である。そこに面白みがあるとのことのようだが、も一つ好きになれない曲だ。そこまでやって、庭作業のため外に出る。

気になっているのが、バラの防寒対策だ。伐採木の細い枝で三角錐を作り、そこに不織布を巻きつけて出来上がりが。庭に白いモンスターが出現した。

ついでにラヴェンダーの防寒対策をしておこう。刈った枝は、ポプリに使うことにする。

寒さに弱いガーベラは掘り上げ植木鉢に移す。その植木鉢をさらに大きな植木鉢に入れ、隙間に枯れ葉を詰め込む。その鉢を風が当らないところに置いた。その後、コナラを1本伐採する。さらに軒下に並べておいた丸太を割って一輪車一杯の薪を作った。

これで今日の庭作業を終える。部屋に入ると、アップルパイの甘い香りが漂ってきた。

夕食までに少し時間があったので、フルートでアルテ16課のNO3をやっておく。

そうこうすると、夕食が出来上がってきた。デザートには出来立てのアップルパイを食べる。


音楽の集い

2010-11-27 | 人々との交流

今朝もいい天気だ。風もない。外気温マイナス2度、室温14度、湿度40%


朝食後フルートの練習を始める。ソノリテでゆっくり音を出そう。芯がある音を目指す。「毎日の練習」NO1はパターン10のダブルタンギング。これが一番の苦手だ。パリッと音が出ない。テンポを少し落として、はっきりした音が出るようにする。NO7の運指練習もやっておく。♯2パターン3でやる。いかに指に無駄な力が入らないようにするかが課題だ。その後、アルテ16課NO3をやる。拍の頭を押さえた演奏になるよう意識する。16分音符が慌てるのがいけない。

知人のSさんが奥さん、従妹さんと一緒に散歩がてら訪れてきてくれた。東京で採った銀杏を届けに来てくれたのだ。銀杏は食べるようになるまでの処理が大変だ。それをやって持ってきてくれたもので、美しい。

「クルミ・ギンナン割り」を持っているのでそれを使って割ってみた。Sさんからは、食べるときには、こうするんですよ、と教えてくれたのは、「生の銀杏を茶封筒に入れ、封筒の口を閉じ、そのまま電子レンジにかける。中でポンポンと音がしたら出来上がり」です。やってみると、ほかほかのエメラルドグリーンの銀杏の実が出来上がった。甘く、しこしこして美味しい。酒のアテにはぴったりだ。しばし、談笑してお別れする。

その後庭に出る。今日も庭の整備作業をしよう。まず、昨日切っておいた丸太を薪置き場に運ぶ。その後、薪置き場西側の栗の木とウリカエデを1本ずつ伐採した。伐採木を30~40センチにカットして薪置き場に運び、作業を終了する。

昼食後も、フルートを吹いておこう。八ヶ岳フルートアンサンブルの「What' New」は、まだ数か所つかえたり、リズムが分からなくなったりするところがある。そこを繰り返し練習した。「カルメン」は序曲を何度もやるが、まだまだだ。3時になり練習を終える。

4時に、清里で音楽好きの人々の集いがあるので出かける。最初、「Wienerlieder(ウィーンの町の歌)」について、お話を聞いた。

19世紀後半から20世紀前半がオペレッタとヴィーナーリートの全盛時代だった。歌の特徴は、ウィーン風の3拍子で「前歌」と「リフレイン」がある。歌われる歌の内容は、愛の歌は少なく、酒の歌、大人、老境の歌、人生の歌が多い。ウィーン気質。「人はみな死ぬ、だから生きていうちはせいぜいこの世を楽しもう」という現実的享楽主義が特徴だ。
お話とともに「酒の歌」「かんなの歌」「神様がお望みでなければ」「まったくワインはいいものさ」「辻馬車の御者の歌」「ウィーン、我が夢の町」などの曲をCD,DVDで聴く。こうした話をまとめて聞かせていただいたのは初めてなので感心することしきりだ。ドイツ語が全く分からないのが残念だったが、非常に学ぶことの多いお話だった。
「ワイン」「老境」これは、今の私にぴったりかな。「ウィーン気質」を実感するためには、是非一度はウィーンへ行ってみたいものだと思った。

その後、参加者の方々が持ち寄った料理を前に、ワインで乾杯する。しばしウィーン訛、ドイツリートなどの話。その後、いよいよ歌や演奏の時間となった。


清里のヤマガラさんのピアノ演奏は、弾き始めた瞬間、その澄んだ音、軽やかな旋律の流れに驚く。これはアマチュアではなく、全くプロのレベルだ。
そのピアノ伴奏で、初参加の私にも、何かフルートで吹いて下さいということになり、かなり緊張したが「浜辺の歌」「椰子の実」などを吹いた。やれやれである。

参加者の方々は、みなさん日頃から歌いなれている方ばかりなので、ピアノ伴奏でみんなで歌ったり、独唱したりと次々と歌が出てくる。今まで聞いたことない歌もある。

独唱もドイツ語やイタリア語の原語で歌われるので凄い。途中にはピアノ独奏やバイオリンとの合奏もあった。オペレッタのアリアあり、カンツォーネありとジャンルも広い。歌の間にもハイネやゲーテにまつわる面白い話を聞かせいただいた。

会も次第に盛り上がってきて、妻は「この道」、私は「眠りの精」などを歌った。皆さん、いつまでも楽しんでいたいという雰囲気だったが、ようやく9時30分
頃お開きとなった。本当に楽しく、また勉強になる音楽の集いだった。次回開催されるときにも、是非お誘い下さいとお願いし散会した。


久しぶりの伐採

2010-11-26 | 薪ストーブ・焚火

雲の多い夜明けだ。外気温マイナス3度、室温14度、湿度40%。風は無い。まず湯を沸かす。薪ストーブのガラスを磨き、灰を捨て、火を入れる。ごく細いたきぎは直ぐに勢いよく燃えだした。湯が湧いたので、コーヒー豆を挽き、コーヒーを入れる。CDでバッハのフルートソナタをかける。
空を見ると、青空が見えてきた。コーヒーを啜りながらネットで朝日新聞を読む。天声人語が読めるのがいい。残念ながら将棋名人戦の棋譜は読むことができない。

朝食をゆっくり食べながら、「てっぱん」を見る。美味しそうな大阪風お好み焼きが焼き上がっていた。

食後はフルート練習だ。澄んだ響きのある音を目指す。「毎日の練習」NO1はパターン9でやる。続いて、アルテ教本「スケールとアルペジオ」NO2をテンポ120でやる。高音の運指で指に力が入るのがいけない。テンポを守って吹くのがなかなか難しい。その後、バッハのフルートソナタを吹く。

10時になったので、フルート練習を終え庭に出る。日立のチェーンソーの切れ味が悪くなったので、やすりでソーチェーンを研ぐ。一つの刃に3回ずつやすりをかける。削れた金属の粉がきらきらと句中で輝いていた。

次は、混合オイルを作る。混合専用器を使って、ガソリン:2サイクルエンジンオイルを25:1の比率で2L分作った。

今日は、久しぶりに樹木を伐採しよう。薪小屋の西側に育っている樹木を伐採して、そのエリアを広くするためだ。今日伐採する樹木は栗の木だ。樹木を倒す谷方向に受け口を入れる。30度ぐらいで、樹木の直径の四分の1ぐらいを切り落とす。反対側に回って追い口からチェーンソーで切っていく。追い口が受け口の手前まで切り進んでいくと木がミシミシと倒れ出した。危険なので直ぐにチェーンソーのエンジンを切り、その場を離れる。

ところが隣のコナラにひっかかってしまって、倒れないので、木はやや傾いたものの、根元から離れないので困った。追い口に楔を打ち込み。受け口からチェーンソーを少しずつ入れる。危険な作業なので慎重にやる必要がある。そうこうしているとようやく、根元から切り離すことができた。

切り倒した栗の木の樹幹を40センチに切っていく。枝は根元から切り、それも細枝を切り落として40センチに切る。切り終えた丸太を薪置き場の横に運ぶ。中太の樹木は、柱に使うため40センチにカットせずに置いておく。それらの作業が終わったのは1時30分だ。かなりの疲れてしまった。

遅い昼ご飯を食べてから、午後のフルート練習をする。八ヶ岳フルートアンサンブルの曲を全て通して吹く。「What's New」は大分ボサノバのリズムに乗れるようになってきたがやはり、中間部の所でつかえた。「カルメン」は序曲を何度も吹く。

夕方になったので買い物に出る。雑貨品を買ったJマートの駐車場からみた甲斐駒の夕焼けが美しかった。

アダージョの森に帰ると、とっぷりと暮れてしまっていた。今日の夕食は吉田うどんを使った釜揚げうどんと天丼だ。天丼の出汁はホタテの煮つけ汁を使ったが、甘くてこってりして、なかなか行けるではないか。ショウガを利かしたうどん出汁て茹でたての吉田うどんを食べる。麺はピカピカで腰があり、ツルツルして美味かった。このメニューではビールを飲む必要はないので、今日も節酒することに成功した。