フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

豊田産業技術記念館と煌めくLED

2015-02-25 | 日記

今日は、日本のモノ作りの発祥の地のひとつである名古屋にある豊田産業技術記念館を訪ねた。

名古屋駅から一駅、名古屋城からも近いところにあった。記念館は赤レンガの由緒のある建物だ。

入り口には、「豊田産業技術記念館」と「コンポン研究所」と書かれている。

着いたのは昼時だったので、建物の中にある静かなレストランで昼食を食べる。

その後館内を見学した。最初に訪れたのは、「繊維機械館」だ。世界のトヨタの原点は何と
いっても豊田織機の発明群である。綿花は、捩じられると細い綿花繊維が絡み合い固い糸に
なるという特性がある。

これを使ったのが手織り機だ。これからから動力織機へ発展していく。

日本の紡績業の近代化は、明治時代にイギリスから機械紡績が輸入されてから始まった

西洋の機械紡績の導入から、独創的な国産技術の開発、

そして現在の全自動紡績システムに至るまで、約100年の技術の歩みは、目を見張るものがあった。

続いて、「自動車館」を見学した。紡績機械の制作のノウハウを自動車制作に発展していく
過程がよくわかる。昔は、原寸木型に合わせて鉄板を手叩きによりをパネルに仕上げて、ボデーを組
み立てていた。

続いて、自動車のエンジン、トランスミッション、サスペンションから、タイヤ、ボディ、
自動車用ガラスまでの各工程などが詳しく展示されていた。

各々の工程や説明パネルなどは興味深いものだったが、2時間ですべてを見学することはできなかった。

今日の宿は目の前に巨大なジェットコースターが見える長島温泉だ。夕食後になばなの里」のイルミネーションを見に出かけた。

入り口付近を見る

光の通路、

ライトアップされた木々が池に写って幻想的だ

最深部のナイヤガラの滝ま

なかなか見ごたえのある光のショーを堪能することができた。


チューリッヒ美術館展を観る

2015-02-18 | 日記

神戸市立博物館で開催されている「チューリッヒ美術館展」を観に出かけた。

「巨匠いっき見!!」と題する通り、「チューリッヒ美術館」が蔵する10万点から74点の作品が展示されている。

また、日本とスイスの国交樹立150年を記念する事業の一環として開催されていて、ホドラー、ヴァロットン、クレー、ジャコメッティ、といったスイスゆかりの作家の珠玉品も多く展示されていた。

セザンヌ、ゴーギャン、ルソーなどポスト印象派、カンディンスキーやモンドリアンの抽象名画、ムンク、マティス、ピカソ、シャガール、ミロ、ダリといった20世紀の巨匠たちの作品などなど。

シャガールの晩年(1968年)作「パリの上で」。シャガールと亡き妻を思わせる浮遊する若い男女、セーヌ川、幸福の象徴たる花瓶に溢れる花、作品全体は輝く黄色で包まれている。

印象派を代表するモネが晩年に手掛けた幅6メートルの「睡蓮」は、さすが見ごたえ十分だった。


「アゲイン 28年目の甲子園」を観る

2015-02-10 | 日記


これは、2004年から始まった高校球児のOBたちが集まる「マスターズ甲子園」を題材にした物語である。

たまたま私の友人が若い頃野球をやっていて、この映画のエキストラに出演するというので、是非観ておこうと思って出かけた。

今回は「アリオ ショッピングモール」の中にあるTOHO系の劇場にいった。チケット売り場は自動化されているので、少し戸惑った。

ある日、坂町晴彦(中井貴一)のもとを、高校時代共に甲子園出場を夢見た野球部仲間の娘
・戸沢美枝(波瑠)が訪ねてくる。彼女は東日本大震災で亡くなった父親の遺品の中から、
束になって投函されずに残っていた年賀状を見つけ、坂町のところへやって来たのだ。戸沢
美枝は、坂町にボランティアとして事務局に参加する「マスターズ甲子園」に出場しません
か、と誘うが、坂町は事情ありげに固辞するも、次第に戸沢美枝の熱意にほだされる。
坂町もかつての野球部仲間も、いろいろの人生を歩んできた。話が進むに従い、戸沢美枝の
父親が犯した事件の真相が明らかになり、昔のわだかまりが消えたメンバーたちは、「マス
ターズ甲子園」に向けた熱意を新たにする。

映画を観るまでは、単に元高校球児がもう一度甲子園を目指す楽しい野球映画かなと思って
いたが、見事に予想は裏切られた。人は生きていくうえで、色んな失敗や許せない出来事が
ある。それらに本当に向き合ったのか。負けるのを恐れて、戦いの途中で投げ出してこなか
ったのか。「ちゃんと負けて、次に進む」、という熱いメッセージが胸に届く。

重松清の原作は読んでいないが、じ~んと来た。

浜田省吾のテーマソング「夢のつづき」もいい歌だった。

 ♪ 妻とオレ コーヒー片手に 時間が止まったよう

  いつか遠く 憧れた場所

  どこか遠く 陽のあふれる場所へ 出かけよう

  二人で そっと あの頃の夢をたどって  ♪

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00100/v10008/v0993900000000547474/

映画の最後、エンドロールでかの友人が写っているではないか。あっと思った瞬間に画面が消えてしまったのが残念だった。

 

 


白浜への小旅行(その2)

2015-02-07 | 旅行

7日の朝はやや雲が多い。ゆっくり露天風呂に浸かった後朝食を食べる。

色んな小鉢が深い盆の中に入っている楽しい料理だった。サラダやデザート、ソフトドリンクはセルフサービスとなっている。

食後旅館内を散歩した。梅の蕾が開き始めていた。

旅館でのんびり時間を過ごした後、チェックアウトする。

白浜の街をドライブしていくと、一番高いところが「平草原」という公園になっている。

展望台に行くと、「和歌山県朝日夕陽百選」の看板が立っていた。

そこからは白浜の町が見渡せる。公園は遊歩道に沿って桜が植えられていて、日本庭園やバラ園、紫陽花園などもある。花の咲くころはさぞや見ごたえがあるであろう。

公園を出てしばらく走った後、いつものように「とれとれ市場」で昼食にする。土曜日の昼時なので、店は沢山の観光客が詰めかけていた。

カランカランと鐘がなって、マグロの解体ショウーが始まった。海鮮丼や握り寿司で昼食にした後、干物などのお土産を買って帰路についた。


白浜への小旅行(その1)

2015-02-06 | 旅行

海が見たくなったので、久しぶりに白浜温泉へ行こう。車で3時間弱、白浜も近くなった。近畿大学のマグロ研究所の横を通って、白良浜に出る。

白良浜の砂は真っ白で目に痛いほどだ。春のような日差しに誘われて海岸筋を歩いていく。

ところが海を渡ってくる風は、強く冷たいので、ほうほうの体で車に戻った。

その後、南白浜道路を走る。岬めぐりの道路からは、広く太平洋を望むことができた。

2時過ぎに白浜温泉「海舟」に着いた。チェックインが2時からなのだが、受付は混雑していて、待たされた。お好きな浴衣を選んで部屋に案内していただく。部屋からも海が見えるので気持ちいい。
温泉は、やや塩味がする無色透明無臭だった。昭和18年に掘削と表示があった。第2時世界大戦真っ最中の時にも温泉の掘削はやっていたのかと驚いた。

そうこうしているうちに日が沈んできて、断崖が茜色に染まってきた。

夕食のメインは船盛料理。

魚や貝類など品数が多く、ボリュームは十分だった。〆のうどんやデザートを食べると満腹になった。