フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

映画「レ・ミゼラブル」を観る

2013-02-28 | 日記

今日は、ロングランを続けている「レ・ミゼラブル」を観るために街に出かけた。久しぶりにナンバパークスへ行こう。ここはヤマダ電機が隣接しているなど、買い物や食事に便利なところだ。何と言っても嬉しいのはヤマダ電機の駐車場が1日駐車しても500円ポッキリということ。もちろん夫婦二人の電車代より安くつくのが有難い。

パークススシネマは今回が初めてだ。全て座席指定になっていて、席が空いているかなと一瞬不安にさせられたが、平日なので、問題はなかった。それに、○料金で1000円なのもうれしいではないか。

「レ・ミゼラブル」の原作を読んだことはなくて、子供の頃「ああ無情」を読んだが、物語の後半の筋はほとんど覚えていなかった。映画は、映画「逃亡者」のようなスリル感、若者たちの燃えるような行動、清々しい恋愛、後味の良いハッピーエンドなど、観ている者を退屈させず、あっという間に観終わってしまった。

ジャン・バルジャンを演じた、ヒュー・ジャックマンは歌も演技も良かった。ジャベール警部役のラッセル・クロウも実に印象的だ。ファンテーヌを演じたアン・ハサウエイは映画の中で本当に自分の髪を切ったという迫真性。

クライマックスで歌われる「明日が来た時、そうさ明日が」と歌われる「民衆の歌」が良かった。どこかで聞いたことがあるような気を起させる歌だった。その他の歌は、聞き流してしまって、残念ながらあまり心に残らなかった。若い時に見た「ウエストサイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」とは比較にならない、とも思ったが、それはもしかすると、自分の感受性が年のせいで鈍ってきたからだともいえる。

映画を見終えてから、ナンバパークスにある「香港蒸籠」で中華料理のバイキングを食べる。時間が無制限だったので、少し食べ過ぎてしまったのが問題かな。


ご近所温泉旅行

2013-02-20 | 旅行

昨年から始まったご近所温泉旅行、今年は、2月20日~21日にかけて南紀白浜温泉へ行くことになった。4家族8人で2台の車に分乗して出発。

20日は、先ずは南高梅で有名な、紀州南部(ミナベ)の梅林へ。

いい天気だが、風の強いので肌寒い。さすが太平洋を望む南部は暖かく、梅は盛りを過ぎていて香りが弱かった。

その後、一般道を通って、白浜へ。久しぶりに訪れ潮の香りがなんとも言えない。

お宿は、アドヴェンチャーワールドに隣接するホテルだ。このホテルは、部屋の中がゆったりしているのがありがたい。夕食まで温泉に浸かってゆったり過ごす。

食事は、和風懐石料理「熊野」と名付けられていて、実にこまやかに細工された料理が出されてきた。

品は極く少ない量だが、次々と出てくる料理を食べているうちに、いつの間にか満腹となった。

その後は部屋に戻って、2次会を12時過ぎまで楽しんだ。

明くる21日も、まずまずの天気だが、やはり風が強い。今日は、アドヴェンチャーワールドに行くことになっている。子供が小さな頃1度行ったことがある。今回も園内を回るバスに乗って、サファリパークをめぐる。動物たちは、所在なげに、日向ぼっこをしていた。

何と言っても人気なのはパンダ。

昨年8月に生まれた「優浜」(ユウヒン)もかなり大きくなって、好物の笹を食べたり、木に登ったりしていた。
いくつになっても、動物たちのほほえましい姿を見ると、楽しくなってくるものだ。

海獣ショーなども見ていると昼の2時過ぎになってしまった。アドヴェンチャーワールドを出てから、いつも通り「とれとれ市場」で海産物の土産物を買い、遅い昼食を取って帰阪した。

皆さん、大いに喋り、よく食べ、飲み、よく笑った。これで今年も病気知らずに過ごせるであろう。


スキー場のヴァレンタインデイ

2013-02-14 | 日記

今日は青空が広がり、風もない。13日に雪が降ったのでゲレンデコンディションがいい。ということから朝から、小海リエックススキー場へ直行した。同じように考えている人が多いのか、駐車場にはかなりの車がと止まっている。

降りたての雪をスキーで歩くと、「キュッキュッ」となって気持ちがいい。いつも通り、第1スクワッドリフトに乗って、一番上のウエンゲン・ゲレンデ(スイス・ベルナーオーバーラント)に行く。ゲレンデはそれでも広々と空いている。

今シーズンのスキーも少し慣れてきて、スピードの乗れるようになってきた。中級者用のゲレンデを怖がっていた妻も、何回か滑っているうちに大分慣れてきた。

リフトの乗り場に見かけないものがあると思ってよく見ると、氷で作ったヴァレンタインデイのディスプレイだった。

3時過ぎから、ヴァレンタインデイということで特別なサービスがあった。チーズフォンドュならぬチョコレート・フォンドュだ。

紙コップに入っているイチゴやマシュマロなどを串で刺して、溶けたチョコレートを絡める。チョコレートはあっという間に固まってしまうが、なかなか楽しいサービスだった。これは好評で皆さん楽しんでいた。

結局3時30分までスキーを楽しんだ。すっかり身体が冷え切ってしまったあとは、いつも通り、+500円で温泉に浸かることにしよう。このサービスも喜ばれていて、スキーの後、温泉に浸かって帰るスキーヤーが多い。身体は、家に帰ってからももちろんホクホクだった。 


雪の日の収穫

2013-02-13 | フルート

 昨夜からの雪で朝起きてみると10センチ以上も雪が積もっている。外気温はマイナス1度、空は晴れているが、ものすごい風が吹いている。そんな中だが、今日は妻の料理教室と私のフルートレッスンがあるので出かけなければならない。

朝早く、除雪車が幹線道路とその付近を除雪してくれているので助かる。そこまでは、たっぷりの雪の中をふわふわ浮きながら、なんとか車で脱出することができた。

妻の料理教室。いわしの利休焼き、はりはり漬けのサーモン和え、牛肉とくず切りの煮物、カニしんじょう椀、高野豆腐の揚げ煮。カニしんじょう椀のお裾分けが無かったのが残念だった。

私の方は、久しぶりに須玉インター近くの中華料理「万福亭」で昼食を食べる。豚骨ラーメンとミニ中華丼、それにワンドリンク付きで690円と安い。しかも、この中華丼はミニではないので、文字通り満腹にうなってしまった。これではフルートのレッスンにさし障るではないか。

今日も、アルテ25課「ターン」の練習曲をやる。NO1の練習曲はなかなか苦労したが、今日やっと○を貰った。練習曲NO2のハイドンのソナタも、先生との二重奏をなんとか最後まで吹き終えることができて、「まぁいいでしょう」ということになった。やれやれである。
その後NO3のRONDOを先生に演奏していただく。ターンとフランス舞曲のリズムがややこしそうだ。26課はフェルマータや記譜の説明になっている。合わせて27課のNO1vivaceを吹いていただいた。

レッスンが終わり清里に戻る道から見た八ヶ岳は、普段の姿とは少し違っているが、凛々しく聳えている。それにしてもものすごい風だ。

今日も、アダージョの森には、美しい夕暮がやってきた。アルテ25課が少し進んだので雪を押して出かけた収穫があった。


フルート二重奏の愉しみ

2013-02-10 | フルート

今日は、2月6日に降った雪が、まだまだ融けずに残っている森の中まで、bluebellさんご夫婦にお越しいただいた。雪景色が好きだというご夫婦ならではのこと、これはかなわないと敬遠する人もいるほどの雪だ。我が家に到着するまでに、ちょっとしたハプニングもあり、かなりのご奮闘していただいた。

先ずはご一緒に食事をしよう。今回は定番の関西風お好み焼きだ。本来ならご主人にはビールも飲んでいただきたいところだが、車の運転があるので、私も我慢我慢。

食後はしばし、お二人の都会生活などの話を聞く。お二人から、色んなお土産をいただいた。残念ながら写真を撮り忘れたが、信州の郷土料理の豆と練り物、麩の煮物が美味しい。私には、可愛い鳩の形をしたバレンタイン・チョコをいただいた。

陶芸をされているご主人が、陶芸で作った可愛い下駄を持ってきてくれた。なかなか精巧なものだ。

しばし談笑した後、私とbluebellさんの二重奏が始まった。まずは、「パッヘルベルのカノン」、16分音符のパッセージは、ブレスの箇所を一致させて、演奏している者だけではなくて、聴いている人も曲の流れがつかめるように演奏しましょう、とのこと。なるほど、私など、早いパッセージの運指にばかり気が行ってしまっているのとは、違うものだ。一応、最後まで演奏する。どうも私の高音のファ♯が引きつった甲高い音になるので、もう少し息の量を少なくして奇麗な音を出すようにと指導していただいた。今日一度では無理なので、今後も引き続き練習していきましょうということになった。

続いて、「アメイジング・グレース」、これは何とか二重奏らしくなったか。「亡き王女のためのパヴァーヌ」、これはOhimajiさんとやった時には、なかなかうまく合わなかったのだが、bluebellさんからもっとゆっくり演奏しましょうと言われてやってみると、成程、かなり上手く二重奏ができた。最後に「G線上のアリア」、これも、それなりに合わすことができた。吹いていて雰囲気が良かったので、この曲が二重奏としては一番良かったようだ。

少し退屈になったチョロさんが、私たちの足元を徘徊して、「そろそろ相手してくれよ」とねだっているようだ。

フルートの二重奏をしている間にご主人は水彩道具を持って寒い庭に出ていた。お茶にしましょうと声をかけると、雪が残る森の風景を淡いタッチで描きあげていた。う~ん、凄い出来栄えである。

その後も楽しい談笑が続いたが、あっという間に夕暮れが迫ってきた。お二人は、明日早く都会に戻らなければならないので、またお会いする日を楽しみにお別れすることになった。