フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

シャルロッテンブルク宮殿、ベルリンの壁

2012-06-30 | ドイツ旅行

今日もいい天気になった。今日は、初代フリードリッヒ1世の妃ゾフィー・シャルロッテの夏の別荘、シャルロッテンブルク宮殿に行こう。U2でメンデルスゾーン・バートルディ駅からビスマルク通り駅へ行き、U7に乗り換え、リヒアルト・ワーグナー・プラーツ駅下車。



M45のバスに乗り、シャルロンテンブルク宮殿下車。


新旧両宮殿の入場料と写真撮影代(3ユーロ)、あわせて33ユーロだった。

建物内部の部屋の装飾は、何ともいえないほどのゴージャスさだ。


建物から見える庭が美しい。


宮殿本棟の陶器の間は、部屋じゅうぎっしりと陶器で飾られている。





宮殿を出て、ぐるっと回ると外の庭にたどり着く。すごく広い庭なので、歩くのが大変だ。中央に噴水、その向こうに池があった。


池のあるところからの眺めがすばらしい。


そこからもとのバス停まで歩く。昼の1時を大分回ってしまった。近くのイタリアンレストランに入る。
バジルパスタとジャガイモ入りオムレツを注文した。これが、なかなか美味しかった。

昼食後は、ベルリンの繁華街があるツオー駅出た。さすがこのあたりはにぎわっている。有名なKDW百貨店に入る。日本の百貨店とあまり違った感じはしない。何も買わずに店を出る。



近くにヴィッテンベルク駅があるので、そこから地下鉄に乗りポッダマー・プラーツ駅に戻る。

そこから、ベルリンの壁が残る「テロのポトグラフィー」という施設へ行く。以前ナチスのゲシュタポと親衛隊本部があったところだ。



上下2段の壁があり、壁に沿って、解説の写真がある。多くの観光客が来ていた。


男性の観光客が近くに来て、同じCANNONのカメラを見せ、RAWの設定をJPEGが使えるように変えてほしいとのこと。困っていたそうで、設定をLに変えると、大変喜んで握手をしてくれた。

その後、ポッダマー・プラーツ駅に戻り、駅近くのモンゼンエックというレストランに入る。100種類のビールが飲める店だ。地球の歩き方」に掲載されていた豆入りスープを注文する。少し味が濃く、ソーセージもいまひとつだ。


まずは「ベルリーナ・キンドル」ビールを注文する。
その後甘いベルリーナ・ヴァイセを飲む。



これは、ビールを甘いシロップで割ったものだ。
今日もたっぷり歩いたので、これだけのビールですっかり酔いが回ってしまった。


ベルリン博物館島めぐり

2012-06-29 | ドイツ旅行

昨日のポッダム・サンスーシー宮殿めぐりですっかり疲れてしまった。今日も朝食はしっかり食べよう。 


今日は天気が崩れるとの予報だったが、見事にはずれた。今日はベルリンの博物館島めぐりに出る。ホテルのあるメンデルスゾーン・バルトルディ・パーク駅からU2に乗りポッダマー・プラーツ駅下車、S1に乗り換えてフリードリッヒ・シュトラーセ駅下車、繁華街を抜けると5つの博物館のある博物館島に着く。こあの島は世界遺産に登録されている。
市内交通機関とセットで博物館入場券が付いているかれてしwellcome cardがあるので便利だ。
まず島の先端にあるボーデ博物館へ入る。ドーム状の屋根が目印だ。


入り口でバックは、ロッカーに入れるように指示される。




ビザンチン芸術が展示されていた。大きな博物館なので、丁寧に見ていれば、何時間あっても時間が足りない。

続いて、ベルガモン博物館へ。


ここは人気の博物館で入り口で沢山の人が並んでいる。日本語版のオーディオガイドを貸してくれるのがありがたい。入ると、紀元前2世紀古代ギリシャ・ベルガモンの祭壇を再現した巨大な空間に驚く。周りはギリシャ神話の浮き彫りが施されていて、ヘレニズム期の傑作だ。



更に行くと、「イシュタール門」がある。紀元前7世紀バビロニア王国の古都バビロンの北側入り口を再現している。青色の釉薬を使った美しい門である。


そのほか、実に多くの展示品があり、見ごたえ十分でふらふらになってしまった。
ここで昼食休憩。通りの角にあったイタリアンレストランに入る。メニューを見ると、わかりやすいピッツァ・マルゲリータとポロネーゼ・スパゲッティ、それに飲み物を注文した。全部で19.7ユーロと安い。ボリュームが多く、食べきるのに大変だった。


腹ごしらえができたら、次は新博物館へ行こう。ここは古代エジプトの考古品の数々が展示されている。「王妃ネフェルティティ像」の周りには多くの見学者がいた。(撮影禁止)

続いて旧ナショナルギャラリーへ入る。ここは1876年に開館したところで、ルノワールやモネなどフランス印象派の作品が充実している。




最後に入ったのが、プロイセン王家の収蔵品がある旧りつ博物館だ。入り口には18本の石柱が立っている。古代ギリシャ・ローマのコレクションがおびただしい。長い時間博物館めぐりをしていると、足が棒のなってふらふらになった。最後のほうでは展示品も何がなにやらわからなくなってしまった。

旧博物館を出ると、目の前には、巨大なベルリン大聖堂が屹立していた。

そこからフリードリッヒ・シュトラーセ駅まで戻る道のは、暑くて足取りが重く疲れた。駅にたどり着き、アイスクリームを食べるとほっとする。夕食を食べに出かける気がしないので、駅にある店でサンドイッチと飲み物を買う。


ポッダム サンスーシ宮殿へ

2012-06-28 | ドイツ旅行

今日も朝食はたっぷり食べよう。


ベルリンは、観光地が多くてもちろんすべてを回ることはできない。まずはSバーンの駅で、「wellcome card」を買う。72時間有効で、Sバーン、Uバーン、バス乗り放題、博物館島の博物館入場券が付いている。36ユーロは格安だ。

天気予報をチェックすると明日(29日)からの天気が崩れるとの予報なので今日は、ポッダムのサンスーシ宮殿に行くことにする。




ベルリン中央駅からポッダム中央駅まで、30分ほどSバーンを乗りポッダムに着いた。ポッダムは古い町並みが美しい。駅前から、サンスーシ宮殿行きのバスに乗る。世界的な観光地なので、観光客で満員だ。不思議なことに、ここには日本人は一人もいなかった。



入場切符を買うのに列ができていた。20分ほど並んで切符を購入した。しかし入場は12時30分まで、40分ほど待たされた。サンスーシ宮殿内は3ユーロ支払うと写真撮影ができる。日本語で解説する機械が渡される。
宮殿内は、18世紀ロココ調の装飾が施されている。


 

 



フリードリッヒ大王が吹いたフルートの現物が展示されていた。

サンスーシ宮殿から外に出ると、噴水に降りていく階段状の庭園が広がっている。






壁に植えられているブドウの木には実がなっていた。階段を下りてきて噴水のあるところから見上げると、庭園が一望できる。すばらしい景観である。

このころから空が晴れてきた、いい天気になってきた。

広大な敷地から外に出て、バスに乗り、ポッダム中央駅まで戻る。そこから、今度は、ティーアガルテン駅まで行き下車。有名なティーアガルテンを歩く。



かつての王侯の狩猟場である。中央に、「6月17日通り」という道路が走っているが、ティーアガルテンは静かな森である。自転車で走っている市民が多い。しばらく歩くと、「ジーゲスゾイレ」という1865年に立てられた戦勝記念塔がある。




道はブランデンブルク門まで続いているので歩いていくと、ただならぬ気配だ。バリケードが張られていて、大勢の人が入り口でチェックしている。何かあるのですかと聞くと、「フットボールだ」との答えが返ってきた。そういえば、先日、サッカーの欧州選手権でドイツはギリシャを下して準決勝に進出したとの、ニュースがあったが、今日がその準決勝が行われる日ということが分かった。

持っているリュックやポーチの中身を全部出して点検され、なおかつボディチェックも受けた。そこからは、巨大な屋外応援会場になっていて、続々とドイツ応援団が集結してきている。



皆さん帽子、旗、など多彩な応援スタイルだ。ビールなども売られているので、お祭りのような騒ぎだ。ブランデンブルク門には特設会場が設けられていて、司会者が戦い前の雰囲気を盛り上げている。



思えば、前回イギリスに行ったときにも、サッカーワールドカップでイギリス中が沸き立っていた。



ブランデンブルク門を通過すると、夕食の時間になってきた。ガイドブックを見るとドイツ料理の老舗が、クロスターシュトゥラーセ駅近くにあるので行ってみることにする。ところが行ってみると、そのレストランを見つけることができなかった。仕方がないの、昨日行ったポッダマー・プラーツ駅に戻る。このあたりは大分土地勘がついてきたので安心だ。どのレストランも店の外にテーブルを設置して、お客さんは、そこで食べている。そのうちの1軒に入る。今日は、ドイツ料理の「ヴィナー・シュニッツェル」を食べよう。




妻には、盛り合わせのような料理が運ばれてきた。




どうも、注文した料理とは違うようだ。

まずはピルスナービールを飲む。昨日のビールよりも、やや味がきついが、長く歩いた一日なので、スカッとする喉越しがよかった。500mlを2杯注文するとよく回ってしまった。

ホテルに帰り着き、サッカー欧州選手権ドイツ・イタリア準決勝戦を見る。あっという間にイタリアに2点先取されてしまった。ドイツの敗色が濃いなと思っていると、いつしか眠くなってしまい、ダウンしてしまった。


ベルリンへ

2012-06-27 | ドイツ旅行


今日はベルリンへ移動する日だ。このホテルの朝食はすばらしい。パン類、ハム類が多彩で選ぶのに迷ってしまう。朝食は行動の基本だから、たっぷり食べておこう。

フランクフルト中央駅8番ホームに時刻どおり、ベルリン行きがやってきた。

ICEという特急だ。ジャーマンレイルパスで1等切符を買っているので、1等車両に乗る。座席は広々として、中央に机があり、快適だ。

フランクフルトを発つと、すぐに広々とした郊外の景色が広がった。


途中通過駅を簡単に紹介する。ハーナウはグリム兄弟のふるさとだ。
フルダは1704年建立のバロック大聖堂で有名
カッセルは水の芸術カスガーデンで有名
ゲッチンゲンはグリム兄弟が教鞭をとった大学都市。
ヒルデスハイムは木組みの家が美しい
バウンシュヴァイヒはフェルメールの「ワイングラスを持つ娘」の絵があるアントン・ウルリヒ公博物館で有名
フォルクスブルクはフォルクスワーゲンの街だ。

それらの都市を通過してベルリンには13時25分、時刻どおり到着した。

ベルリン中央駅はあまりにも大きく、路頭に迷ってしまった。DBのインフォメーションセンターでホテルまでの行き方を尋ねると、紙に打ち出して丁寧に教えてくれた。ところがバスに乗らなければならないルートなので、少し迷ったが、バスに乗り込むと親切な男性の方がいて、降りる駅を教えていただいた。
それから地下鉄U2路線に乗りメンデルゾーン・バトルディ・パーク下車。ホテルのあるあたりは現在、急ピッチで都市再開発がされていて、少し道に迷ったが、無事到着した。
ホテルに荷物を置き、繁華街のポッダマー・プラーツへ出る。ソニーの巨大な建物があるところだ。

ベルリンの壁で記念撮影をする。このころからあいにくの雨になった。

その後、ソニータワーの下で昼食兼夕食を食べる。ヴァイセン・ビールがなんと言ってもおいしかった。


ライン川船くだり

2012-06-26 | ドイツ旅行

今日は、ドイツ旅行の定番コース「ライン川くだり」へ行こ。フランクフルト発7:53VIASというローカル電車に乗る。ジャーマンレイルパスは、DBだけでなく、このVIAS、ライン船くだりのKDなど、すべての乗り放題なので実に便利だ。発車する24番ホームは一番端のホームだった。

電車は時刻どおり発車した。

フランクフルトを出るとすぐにドイツ郊外の景色だ。1時間少しで、リューデスハイムに到着。

ここから、ザンクト・ゴアルスハウゼンまで2時間弱の船旅だ。乗船前にリューデスハイムの町を見学する。坂のあるごく小さな町だが、日本人が多い。

みやげ物売り場やホテル、ワイン酒場などが細い路地のようなところにひしめいていた。みやげ物は、これといったものはなかった。


時間が来たので、KDラインの船に乗車。2階建てで、1階はレストランになっている。2階の右端に陣取る。ここからは、かのローレライがよく見えるとのこと。日本人観光客がわんさか乗ってきた。

ほとんどがツァー客だが、中に個人旅行を楽しんでいる人がいる。ライン川の両側の美しい古城や、家並みを見ながらのビールはさすが旨い。

ふとしたことから隣の個人旅行をしている二人の女性の方と親しくなった。

お聞きすると、フィンランドから旅行を始めて60日間にわたり、欧州を回るとのこと。さすが旅なれた方々だ。

そうこうしてるうちに、メインのローレライがやってきた。日本人団体観光客の男性が後ろから出てきてビデオカメラを回し始めた。非常に感動しているようだ。船のほうも日本人観光客向けに、「ローレライ」の歌を放送するという、手の入れようだ。こちらは、そのために視界がさえぎられてしまった。しかし思っていたほどの感動は無かった。

ラインの景色をそっちのけで、旅の話を楽しむ。あまりに話し込みすぎて、驚いたことにザンクト・ゴアハウゼンで下車するのを見過ごしてしまった。二人の女性の方から、「私たちはボッパルトまで行くので一緒に行きましょうか」とお誘いを受けたので、同行することにした。
ボッパルトは、そこからライン川が大きく右側に湾曲する景勝地だ。

ホテルや飲食店もたくさんある。しばらくご一緒に観光した。昼ごはんを食べていなかったの、ご一緒に屋外で食事をとる。ビールやソーセージを注文した。

ボッパルトの駅では日本語の堪能な若い青年がスマートフォンを使ってフランクフルト行きの列車時刻を調べてくれたのが、ありがたかった。

その後、ボッパルトからDBに乗りフランクフルトに午後7時過ぎ到着した。午後7時といっても、明るくて実感がわかない。疲れてしまったので、街に出かける気もしないので駅の構内で夕食を買う。有名なトルコ料理デナー・ケバブを食べよう。長いナイフで肉をそいでたっぷりと野菜を挟みこんだサンドイッチだ。店員さんがポーズを取ってくれた。

ホテルに戻り、早速夕食とする。ボリュームが多いので、満腹だ。ビールと思って買った缶ビールはなんとノンアルコールだった!