フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

旅発ち

2009-03-31 | 日記

今日は平成20年度最後の日。人事異動で明日から別の部署へ異動する人の歓送会に参加する。数年間一緒に仕事をしたものが職場を去っていく。いろいろのことが思い出されてくる。ややしんみりと、真面目に「お世話になりました」と言われると、その人の意外な面が見えてくる。

私たちの末娘も、就職先の新人研修のため、今日東京へ旅発った。やれやれである。写真は、その企業の東京本社。


モクレンの剪定

2009-03-29 | ガーデニング

今日は、冷え込んでいるものの、いい天気になった。午前中庭でガーデニングを楽しむ。庭は雪柳が満開、ヒヤシンスは既に終わりかけている。最初は、もう生えてきた雑草を刈る作業だ。中でもしつこいのがドクダミ。根を伸ばして増えるだけでなく、種が飛んでも増える。しかも、上部の茎がすぐに折れるので、なかなか根から抜けない。増えてしまうとなくしてしまうのに苦労する。

その後、花が散ってしまったモクレンを剪定する。モクレンが大きくなってしまって庇の瓦をゆすぶったため、瓦が落ちてしまった。とりあえず、今日は瓦に当たらないように、瓦の上で剪定する。同時に、移植を考えて根の周りも掘り起こし、太い根を鋸で切ることにした。


オーディション

2009-03-28 | フルート

今日は所属するフルートアンサンブルでオーディションがあった。曲はオペレッタ「こうもり」からの抜粋フレーズ。テンポは速いので簡単にはいかない。練習の時はそれなりにできたが、はやり本番は難しく、速いテンポンで吹いていると、ついつい間違ってしまう。

 


アンデルセンNO4終了

2009-03-25 | フルート

今日は3月最後のフルートレッスンの日だ。アンデルセンのNO4を吹くと、先生からなかなか良く出来ている、という声がかかり、今日でようやくNO4に○していただいた。ほぼ2カ月かかったが、このNO4は、旋律が美しく、変化に富んでいるので飽きることなく練習することができた。○をもらったからと言って、うまく吹けるというのではない。それどころか、いつもどこかで間違うので、これからもこの曲は吹き込んでいき、自分のレパートリーの一つにしたいと思う。

 


「桜と日本人」小川和佑著

2009-03-23 | 濫読

桜シーズンがきたので、書店で桜に関する本を読んでみた。「江戸後期の園芸文化の最盛期には約4百種類もの作品あったとも言われている。ーしかい、私たちは明治の文明開化以来、それらの多様な美しい桜の花のほとんどを忘れてすごしてきた。それでいながら、これほど春ごとに私たちの心を誘う桜とは、いったいなんであろうか」

「花の季節、私たちが桜と聞いて先ず思い浮かべるのは、ソメイヨシノというオオシマザクラとエドヒガンンの自然交配によって生まれた園芸品種である」

「花つき多さのため落花のさまは従来のヤマザクラなどの比ではなく、その霏々と散る感じが、歌舞伎の演出による散る桜によって増幅され、日本人特有の無常観をそそった。」「明治初頭のソメイヨシノの流行は日本の桜風景観を一変させ、凄惨なまでの落花の桜観に死の翳りをより深く忍び寄らせた。第二次大戦末期の『散華』の思想は、このソメイヨシノの落花によって発想された虚妄の思想といってもいいだろう。

「私たちはもうそろそろソメイヨシノの呪縛から解き放たれてもいいように思う。自然との優しい共生の中で、さまざまな桜を観、愛する、豊かな桜愛を育てていっても良いのではなかろうか。」

上野の桜